フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-06
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息子がゲイであることくらいでは動じない母親

 最近、父方の叔母が癌で亡くなり、その遺体がまだ自宅にあるということで対面してきました。

 子どものころから明るい笑顔と笑い声を、正月や盆に見せてくれていた叔母。残された従兄弟たちがその現実を受け止めきれていないようで、気丈に明るく振る舞う合間に見せる隠しようのない動揺が、まだ痛々しかったです。入院してから3カ月後に逝ってしまったわけですから。

 父と母とも久々に会い、母とはその後、お茶をしました。

 いつもの如く、「いい加減、いい人いないの?」と無邪気な笑顔で話してきたのですが、なぜだか知らないけれども「今日なら言える」と思ったんですね。自分がゲイであるということを。だから言ってみることにしました。 

 とりあえずは「そのことで話があるんだけど・・・何を言っても驚かないでね。」と前置きをしたのですが、母は「いいわよいいわよ。覚悟は出来てるわよ」とニコニコしています。

 たぶん母は、僕が「結婚したい人が居る」とか「付き合っている人に子どもが出来ちゃった」とか、そう言い出すことを期待しているかのような表情です。異常にニコニコしている理由は、そういうこと以外には考えられません。でも、いい加減そういう無駄な期待からこの人を解放してあげたいなぁという気持ちの方がやはり勝ったので、「たぶん、お母さんが今、思ってる想定をはるかに超えたことだと思うんだけども、大丈夫?」と念を押しました。

 「大丈夫よ。」と、やはり言うので、だったらということで言いました。「『ゲイ』って知ってるでしょ?僕は、アレなんだよね。女の人のことは好きにならなくて、男の人と一緒に居たいと思う種類の人間。」

 すると母の反応は。

 「あらそう。・・・そういえば最近、そういう人たちが居るということを新聞の記事で見たばかりよ」と、割とあっけらかんとしています。

 僕は、ここぞとばかりに「20人に1人はそうなんじゃないかと言われてるし、これは本人の意志ではどうにも変えられないことであり・・・」等々、この数年のブログ活動やその他で取り入れた、あらん限りの知識を畳み掛けてみました。しかも、自分でも驚くくらいに冷静に。

 さらには、初恋は小学生の頃に下級生の男の子に対してしたこととか、それから10年間は人を愛さなかったということとか。自分のこれまでの心理状態に関しても。

 うなずきながら聴いていた母は、「そういえばお父さんとも言ってたのよ~。高校生の頃、女の子が明らかに好意を持って近付いてきても、無反応だねぇって。」

 「じゃあ、わかってたの?」

 「いや、そうだと思ったことは無いけど、今聞いて、これまでのことを思い出してみたら『そうだったのか』って納得できる感じ。あと、お前は変わり者だから『やっぱり変わってたか』とも思うし。あとね。私とお父さんはこれまで、子ども達に関してはいろ~んなことを経験してきてるから、今更それくらいのことでは驚かないかも。」

 ・・・と、笑顔でのたまってくれました。(爆)

 ええ、そうなんです。うちには姉と弟が居るんですが、それぞれバツイチだったり、生死をさまようレベルでの事故を経験してたりとか修羅場をくぐり抜けて来てるんです。「親」としての人生経験がそういうレベルに到達してしまうと、たかだか息子がゲイであることくらいでは今更、動じない母親になるようです。

 ま、僕としても「きっとそうだろうな」と思ったから言えたんですけどね(笑)。30代も半ばになれば「孫が見たい」という期待も薄まって来るでしょうし、幸い、うちは姉と弟がその欲求には応じてくれたわけですし。

 ただ、僕としてはこれまで関係が疎遠になりがちだったこととか、自分なりに気まずく思い続けてきた気持なども説明しておきました。あと、父親に関しては、告げることでどの程度のショックを受けるかがまだ測りかねているので、もう少し様子を見ることに協力して欲しいとも伝えました。

 母はその辺に関しての呑み込みも異常に早く、「じゃあ、私の方からさりげなく布石は打っておくわね。」とまで言ってくれました。なんという動じなさっぷり・・・。

 帰途に着いたあと、ケータイにこんなメールが母から来ました。

 「よく話してくれたね。いろんな記事や報道などで、こういう人もいるんだな、と知ってた。それがたまたま、あなたもそうだったのか、という風に受けとめた感じ。お前らしく生活して行けばいいよ。」

 拍子抜けするくらいにサバサバと受け止めてくれたし、僕としてもこの一件を、「ま、そういうもんでしょ」と、割とサバサバと受け止めています。実は、もう少しドラマティックな展開も期待してたのになぁ~(爆)。

 ただ、僕がこの数年どういうことをやってきたのかを説明するために、ブログの名前も教えてしまったので、これからは「母も見ている」という前提で書かねばならないわけでして(苦笑)。

 まあでも、恥じることではないことをやっているつもりだから、それはそれでいっか。FC2 同性愛 Blog Ranking

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コメント

この記事へのコメント

わぁ、ちょっとびっくり (お母様の反応に ではなくて、、)。

でもなんだかすごく自然な感じがするし、なぜかちょっとうれしい気持ちになりました。

やさしい母親ですね!家族の愛を感じました。
僕もこんな感じて受け止められたいな!
お母さんも見てる前提はキツそう・・・(笑)

初めまして。いつも楽しく、時には興味深く拝見しております。
パフスペースにも過去に一度だけ行った事があり、それがキッカケでちょっと生き方が変わったりしてますwもちろんいい意味で☆

ところで、素敵なカミングアウトだった様で羨ましいです。
ウチは修羅場と化してます。今まで2度程母親にしてますが、一向に無かった事にされてますw まぁ、回を重ねる毎に母もだいぶ強くなってきてる気がしますが。
来年は大きな動きがあるので、その為にも再度母にカミングアウトしないといけないのがちょっと億劫ですが、、、将来の為です。 頑張ります!

これからも面白い記事、真面目な記事・・・色々よろしくです!!
楽しみにしてます^^

びっくりしました

ずっと前の記事で、「なぜ親に自分がこれまで抱えてきた苦しみを背負わせなくてはならないのか」と、カムアウトはできないというようなことを書かれいたと記憶していたので。

でも、良かったですね。親ってすごいものだなと思いました。
私はまだ話せていないし、彼女もやはり年老いた母にそんなことは…と言っているので、どうなるかわかりませんが。
なんだか勇気をいただけるお話でした。
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