fc2ブログ

フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-06
« 123456789101112131415161718192021222324252627282930 »

三島由紀夫とつきあってみる。008●死後設計の行方


テレビで彼が特集された。
騒々しい音楽と大げさなナレーションが
彼の人生を、さらにドラマティックに
異常で激しく数奇なイメージに塗り固め、誇張していた。
「天才」という形容詞が
なんのてらいもなく何度も何度も使われた。

「作品をまったく読んだことがない」というアイドルと
「『潮騒』しか読んだことがない」という44歳の俳優が
安っぽい再現VTRを
小さな窓から口を開けて覗き込んでいた。

死人に口なし。

35年後に
こんなにも世のメインストリームから忘れ去られ
新奇の眼差しで見つめ返されることになることを
彼は予測できただろうか。

その周到な人生設計と同じように
組み立てていたであろう「死後設計」は
彼の思惑通りに
進んでいるのだろうか。

FC2 同性愛Blog Ranking



スポンサーサイト



コメント

この記事へのコメント

そうだったんですか?見なくて正解でしたか?
「死後設計」って考えた事もありませんでした。
自分ならどんな設計をするんでしょう…。考えさせられます。

確かに日本に来る外国人はみんな金閣寺を読む、といったナレーションがいやでしたね。ただ自決前の演説シーンを動画で見たのは初めてだったので、そこは興味深かったです。三島のすごいと思うところはすべてを冷徹に分析するところだから、こんな取りあげられ方も極めて冷静に受け止めるのではないかと思います。
市ヶ谷の写真、美しいですね。

●jyubonさん。
僕は、見てよかったと思いましたよ。
あの番組をちゃんと見たのが始めてだったので、
うるさいナレーションには正直びっくりしましたけど(笑)。
幼い頃から「広辞苑」を読んでいたというエピソードには笑いました。
おばあさんの過保護の下で「女の子」として育てられた屈折が
とてもわかりやすく説明されていました。

●naoccoさん。
演説シーンの記録映像はよかったですね。
せっかく叫んでいるのにテレビ局のヘリコプターのせいで声が掻き消され、
下にいる人たちには、何を言ってるんだかわからなかったというのが可愛そうだった。
彼も「メディアスクラム」の犠牲者なのかも。

どうもです。
自分は最近橋本治の「三島由紀夫論」<正式タイトルは違いますが・・・。>読んでいます。
なかなか、他人の批評もないし・・・。
年末に向けて、いろいろ三島勉強しましょうね!

私も観ました。
三島初心者なので、いろんなエピソードは興味深かったです。
幼少の頃、祖母の溺愛のもと、外に出してもらえずに育ったそうですが、
もしそうでなく、普通の男の子のように
外で泥んこになるまで遊ぶような生活をしていたら
もしかしたら『三島由紀夫』は存在しなかったのかも。。。
と思ったりもしました。

●LARKさん。
それは『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』のことですか?
僕もだいぶ前に読みましたよ。
けっこう的確な分析がいっぱいあって刺激的でした。

●kajukajuさん。
おばあさんに、ほぼ「幽閉」されて育ったなんて、
現代でも問題になっている「過保護の子どもの屈折」のハシリですよね。
作家になることで毒を吐き出さなければ生きていかれない種類の人だったのでしょう。
それを「天才」という言葉で簡単に語ってしまうのは短絡的だなぁと
テレビを見ていて改めて感じてしまいました(笑)。

そうそう、それです!
年末に向け、他にもムックが出ていたり、結構年末向け
三島本読めそうです!
akaboshiさんは
劇団四季の「鹿鳴館」は見に行きますか?

●LARKさん。
ムックとか、めぼしいものは買ったかも(笑)。
「鹿鳴館」どうしよっかな~。

なんか、急に三島さん本が本屋の平棚に多くなって・・・。
良かったら、一緒に行きませんか?「鹿鳴館」
実は、行くきっかけを探しておりまして・・・。

おひさしぶりです。
三島さんの関連多いですね。『近代能楽集』の“卒塔婆小町”読みましたよ。まだ自分の血肉になっていないので、ノーコメント(笑)。
しばらく休業していた拙ブログをseesaaにて再開しました。お暇なときお立ち寄りください。あまり書いてませんが。。。

●LARKさん。
誘われちゃったけど、どうしよう~(笑)。
「四季」じゃなければ行くんだけどなぁ~
(↑偏見持ちすぎ!?・・・highlight君ゴメンっ!)

●cafenoir さん。
「卒塔婆小町」読んだんですか?
ぜひぜひ、僕の以前の記事にツッコミを入れてください。
待ってま~す。
(新ブログ開設おめでとうございます。)

自分が悩んでいるのは
料金かな?
四季は比較的差別ないんで・・・。
今度、非公開コメントでアドレス教えますので・・・。
相談しましょう・・・。

●LARKさん。
一緒に・・・見に行っちゃいますか?

了解です!
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

⇒ http://akaboshi07.blog44.fc2.com/tb.php/193-a8669ff4

この記事へのトラックバック

HOME |

無料ホームページ ブログ(blog)