関西レインボーパレード応援記050●中之島公園の朝。まるで当たり前であるかのように。

現地に行ってみて走り回っている実行委員の姿を見るだけで、なぜか「初心」のようなものを思い起こさせられます。
関西レインボーパレード2009が行われる10月24日(土)の朝。中之島公園の女神像前で、午後からのパレードに向けて無心になって準備に奔走する実行委員と、いつものように練習にいそしむBrass MIX!の人たちを見て、「あ。いつもの光景だ。」・・・そう思えることの、なんと贅沢なことか。終わってみてこうして映像を見返すと改めて感じます。これは決して「当たり前の光景」なんかじゃないんだと。
01●中之島公園の朝
この日を迎えるに当たって、どれだけの時間が費やされたか。どれだけの交渉が行われたか。走り回っても報酬がもらえるわけでもなく、名誉や地位が上がるわけでもない。形に残る「見返り」など、何一つないというのに。
2006年の第一回関西レインボーパレードの準備段階から映像に記録させてもらうことで、僕のセクシャルマイノリティ当事者としての映像表現はスタートしました。あれから丸3年。さまざまな変化も目撃することになりました。
他の地域に転居したり、諸事情で関われなくなった人もいれば、新しく加わった人もいます。そして、あの当時とまったく同じ役回りで、同じように輝いた表情とテンションで動きまわっているメンバーもいます。すっかり、継続を支える重要な「柱」になっているわけです。そんな存在があるからこそ、こうした「場」が今年も「まるで当たり前であるかのように」クリエイトされて行くことの奇跡。
02●エイサー演武
03●エイサー演武
パレードの「顔」としての役割を担う「TOP☆STAR」。かつての呼称「共同代表」から含めて多くの人が、広報役としてそれぞれの個性で、各年度のパレードを彩ってきました。きっと、担った者にしかわからない重圧や、引き受ける時の葛藤などがあるのではないかと思います。一筋縄では行かない思いを乗り越えて迎えたパレード当日。襲い来る緊張と闘い、撥ね退けようと懸命になっている姿に、時に魅せられたりします。
04●TOP☆STAR・林もやしさんあいさつ
■林 もやしの セクシャルマイノリ茶(Tea)
05●大阪府知事・市長メッセージ
実は昨年から今年にかけて。実行委員で経験値の高いメンバーの転居が重なったことでスタッフ不足が深刻化し、一部のメンバーに多大な負担がかかっていたようです。しかし当日、転居したメンバーも含めて多くの人が遠方や近所から「当日ボランティア」として参加し、これまでの経験を生かしたり、初めてだけれども楽しみながらパレード運営をサポートしている姿がありました。
06●パレードスタート
■第4回関西レインボーパレード2009 PLAYLIST
数々の「支えたい」という思いが集結し、こうして形になって行く。パレードはいよいよ御堂筋へと歩き出しました。→FC2 同性愛 Blog Ranking
■関西レインボーパレード2009 映像掲載記事
050●中之島公園の朝。まるで当たり前であるかのように。
051●手を繋げば一人じゃない
052●「哀」
053●好きな人と歩ける御堂筋に
054●道頓堀MIX!
055●わざわざアイデンティティを言わなくてもいい空間
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