フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-08
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17本

 今日(9/21)は、午前中はラテンビート映画祭でクラシック映画の「スペイン狂騒曲」を見た後、アジアンクィア映画祭で4プログラムを見たので、数えてみたら合計で17本の映画を見たことに!!(そのうち1本は見た記憶が無い=寝てしまったけれどもね。)

 ほとんどは短編映画だけど、今日という日はおそらく、僕の生涯のうちで最も映画をたくさん見た日として記録されることでしょう(←何に?爆)

 その中で一番印象に残ったのは、AQFFの「ドキュメンタリー・プログラム」で上映されたタイ映画『モーケン、だよね?』。

 これは、おネエ版「世界ウルルン滞在記」とでも言うような内容で、おネエキャラのゲイが、華のバカンスを楽しもうと「裸で暮らす民族がいる=イイ男と楽しめる」という下心で離島に行ったところ、村の暮らしは近代化されつつあり、誰も裸なんかじゃ暮らさなくなっているモーケン族の地味~な村で、10日間過ごすことになってしまって巻き起こる出会いと別れが描かれます。

 おネエはガッカリしながらも、一週間は迎えの船が来ないため、仕方なく村の人たちと触れ合い始めるのです。

 こういった最初の設定は「フィクション」なんだけど、村の人々と交流して仲良くなって行くまでの様子は、撮影隊と村の人々が仲良くなって行く過程をそのまま映しているわけで、「ドキュメンタリー」とも言えるわけです。

 ただ、「世界ウルルン」との一番の違いは、設定が「フィクション」であることをきちんと作品の中で明示しているところ。モーケン族の人たちに「モーケン族らしさ」を強要して演じさせることはしていないこと。つまり、最初に思い描いたシナリオの展開通りに「狙い撮り」して行くのではなく、撮影を通して出会った現実をきちんと撮り込み、「ウルルン」ではお決まりのパターンだった「お涙頂戴モノ」にはしていないところでしょうか。

(「世界ウルルン」の場合、そのほとんどの回において高額なギャラを払う代わりに現地の人たちに、撮影期間中だけ「その民族らしい格好」をさせて演じさせていたというのは有名な話。撮影クルーが帰った途端に普段着ている洋服を着る生活に戻っていたケースも多いのだとか。要するに「ドラマ撮り」と同じなんだよね・・・。)

 そして、おネエキャラの親しみやすさが人々から人気の的になるというのはタイでも例外では無いようで、村の人々とどんどん打ち解け、しまいには意中の彼に告白めいたことまでしてしまったりします。

 そうした彼の振る舞いが、別に嫌がられるわけでも気持ち悪がられるわけでもなく親しまれて行く。村の老婆と語り合う場面などでは、「マイノリティ」としての誇りとか、マジョリティから勝手な烙印を押されることへの反骨心とか、セクシュアル・マイノリティであることと、少数民族であることとの間で分かち合える「共通の心性」を発見し合って通じ合っている様子が、とても自然なやりとりとして記録されていました。この場面が、シナリオ通りでは無く「自然な成り行きとして」撮影出来たというところに、この映画の成功があるんだと思います。

 よくあるテレビの「秘境探検」のようなノリでエンターテインメントとして楽しみながら見ているうちに、おネエ=ゲイの明るさや愛嬌の裏に潜む孤独だとか、消え行く少数民族の文化の儚さ、寂しさが理屈を超えて「実感」できたりするのです。

 明るくて軽い意匠をまといつつ、とっても深い映画。これは今後も上映機会がたくさん出来るべきだし、多くの人に見てほしい映画だと思いました。他にもいい映画とたくさん出会っていますので、そのうち書こうと思います。FC2 同性愛 Blog Ranking
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