akaboshiコラム028●自民党とのりピー

そもそも「権力」を持つ側になると、どんな人でも初心を忘れて偉ぶるようになるというのが人の常。人間ってのはそんなに出来がよく作られてはいませんから、今回、新鮮な思いで国政に参画し始める新人たちも、そのうち大体の人が「権力者が陥るパターン」を踏襲し、腐敗したり初心を忘れて行くことでしょう。
しかも、ここまで集団として「力のある」状態で行くことですから、慢心が生まれ始めるのは時間の問題でしょう。
ここ最近、日本の社会風俗面でセンセーショナルに騒がれた大きな事件って実は、権力を握る側にいた人の「奢り」や「慢心」の隙が見え、メッキがはがれて崩壊する様子を皆で楽しむという共通点があるように思います。たとえば「草なぎ」さんの件。SMAPという日本の芸能界の「頂点に立っているというブランディング」がなされていたアイドルグループのメッキを、見事にはがしてしまいました。
あの事件以降、「トップブランド」を保つために本人たちが狡猾に振る舞っている嘘っぽさが鼻につくようになってしまい、レギュラー番組の視聴率は目に見えて下がり続けており、痛々しさが目立つようになりました。

なんでそんなにこのネタが求められるのか。要するに「スカッと」するんですよね、メッキのはがれっぷりと崩壊していく様が、爽快感をもたらしてくれるんです。どこまで落ちっぷりをあからさまにしてくれるんだろうという好奇心を刺激してくれるんです。
現在そういう方面にエスカレートしている大衆心理の矛先が、今回の選挙における自民党にも向けられたわけです。「自民党ブランド」が崩壊し、偉そうにふんぞり返っていた人たちの「メッキ」がはがれて下野する姿を、心の奥深いところでは見たがっている。つまり、のりピーネタの週刊誌を覗き見る感覚と似ているような気がします。

この大きなパラダイムシフトに気付けない旧態依然とした「大物」たちは、これからどんな分野においても駆逐され、生き残っては行けなくなることでしょう。
次の選挙で今度は民主党が、こうした大衆心理の餌食にならないように、どうか奢り高ぶらず謙虚な姿勢で難局を乗り切ってほしいのですが・・・たぶん難しいだろうなぁ。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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