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2023-11
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J-POP勝手に★レビュー002●西城秀樹が「ヤングマン(Y.M.C.A)」原曲秘話を、あっけらかんとテレビで語れる時代

 もう、これは超~有名な話なのでご存知の方が多いでしょうが、西城秀樹の1979年の大ヒット曲『ヤングマン(Y.M.C.A)』の原曲は・・・ホモセクシャル賛美(?)な歌なのだそうで。

 

 ・・・と、突然言い出してなにかとお思いでしょうが(笑)、実は今日、夕飯食べながら録画していたテレビ番組をテキトーに見てたら、このことが取り上げられてまして。

 フジテレビで8月11日に放送された「カスぺ!芸能界の告白」という番組であり、森昌子、加藤登紀子、アグネス・チャン、南こうせつ、平松愛理ら、かつて大活躍したスターが「今だから語れる裏話」を次々と語り、スタジオで歌を披露するという企画だったわけですが、西城秀樹氏自らも当時のエピソードを語っていました。(番組HP

 なんでも、『YOUNG MAN』発売当時の女性週刊誌に「西城秀樹の新曲はホモの歌!」とスッパ抜かれて、しかも扇情的に大きく書かれたことにより、周囲からかなりのバッシングがあったとのこと。特に、ある歌番組のディレクターからは楽屋で「西城君!とんでもない曲を出してくれるねぇ~」と責められ、ショックを受けたとか。

 しかし発売してみたら大反響を巻き起こし、あっという間に1位を獲得。「Y.M.C .A」の文字を身体であらわす振り付けも含めて国民的な大ヒットになります。そしたらそのディレクター、人が変ったように手のひらを返して「いやぁ、いい曲だねぇ~」と言ってきたのだとか。西城さんは「人間不信になりました」と当時の心境を振り返っていました。

 さて、日本で西城さんが大ヒットを飛ばす前年に、原曲をアメリカでヒットさせていた「ヴィレッジ・ピープル(Village People)」は、「ゲイ」をコンセプトにメンバーが集められ、ゲイ・マーケットを意識して売り出され、しかもメンバーそれぞれが「ゲイ受けをする扮装」をあえてすることでアーティスト・イメージを作り上げた最初のグループなんだとか。

 しかも曲のタイトルである「YMCA」とは、キリスト教青年会による若者のための宿泊施設のことを指すそうで、その宿泊部屋が「ゲイの巣窟」と言われていたことを、こうしてコミカルに歌いあげているんだそうで。そんでもって「Y.M.C.A.」とはゲイを指すスラングでもあるんだって。(Wikipedia情報です~。)つまりこの歌、「YMCAに行けば男とハッテンしまくれるぜぇ~っ!」ってことを高らかに歌いあげてるようなものなんですよ(爆)。

 これを無邪気にNHK紅白歌合戦で大人から子どもまでが揃って振り付けをやっていたわけですから・・・1979年の日本って開放的だったんですねぇ~(←んなわけないだろっ!)。まあ実際には、ほとんどの人が原曲の意味をあまり意識せず、純粋に「超人気アイドルの歌」として親しんでいたわけですが、アメリカのこうした文化的背景を知っている人たちが見たら、さぞや奇異な光景に映ったのではないかとも思います。

●YouTubeより~Original YMCA Music Video 1978
 

 「ヴィレッジ・ピープル(Village People)」は、リードボーカルの人以外は皆ゲイだったと言われているそうです。プロテスト魂を前面に出さずに、いわばガテン系脱力エンターテインメントとして実現したこのセンスって本当にスゴイし後世への影響力も絶大ですね。日本でそのカバー曲をヒットさせた西城秀樹さんも、原曲の意味合いを「タブー視」する当時の風潮には「嫌な思い」をしたのかもしれませんが、今ではあっけらかんと「あれはもともとホモセクシャルの歌なんですよ」とテレビで喋ることが出来るようになったわけでして。

 いい時代になったんだなぁと、この30年の日本社会のゆっくりとだけど確実に起きている変化を実感して嬉しくなったひとときでした。FC2 同性愛 Blog Ranking
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コメント

この記事へのコメント

マジ!?(笑)あっしも全く知らんかったデスわぁ(笑)
今でもこの曲は中学生とかも吹奏楽で(ミュージック〇イトw)演奏したりしてるし、この曲の原曲の意味を知ったらビックリだろね(笑)
でも、日本語詞は若者賛歌みたいなんだし全く別物と考えていいのかもね。
いや~・・・ビックリ(笑)

●SHIN’YAっち。

日本語詞は見事に、まるで文部省唱歌のように当たり障りのないものになってるよね(爆)。
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