fc2ブログ

フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-10
« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 »

akaboshiコラム025●「男のコになりたい」は遥か昔。虚像は実像。実像は虚像。

 のりピー出頭!とりあえず良かった~(っていうのもなんだけど。)自分や子どもの将来等を考えた時には、この状況下ではそれがベストでしょ~。周囲も「罪を憎んで人を憎まず」の精神で、社会的な制裁が済んだら必要以上に騒ぐのはやめ、お子さんにこれ以上のトラウマを生じさせないような配慮を最優先にすべきだと思います。

 ところで、のりピーのデビュー曲といえば「男のコになりたい」だったことを思い出し、タイトルがセクマイ的にも気になるので(笑)どんな歌だっけとYouTubeで聴きなおしてみたら・・・

  

 ・・・性別違和とは関係なかったみたいですねぇ~(爆)。片思いの人のことを深く知りたいがあまりに、「男のコ」になって接近してみたいぃ~♪という、つまりは乙女心を歌っているわけで、まさかあの『嵐の素顔』と同じ三浦徳子さんの作詞とは思えないファンシーな世界観には仰天!(当時の職業作詞家の仕事って幅広っ。)

 映像は『ザ・ベストテン』に初登場したときのものですが、歌詞のテロップが自筆のようで、「のりピー文字」は「ケータイ絵文字の元祖」だったんだと気づきました(爆)。

 番組初登場が浅香唯さんと同じタイミングだったんですねぇ。当時はランキングのほとんどをアイドルが占めてましたっけ。学校でも「アイドルファン」であることを公言しても白い目では見られなかった牧歌的な時代だったなぁ。(それが一般的だったから。)ちなみに工藤姉さんはこの半年後に、おニャン子クラブの解散に合わせて「最後の切り札」として華々しくソロデビューすることになるわけですが、のりピーとは同期だったんですね。

 酒井法子さんのデビュー当時、僕は中学生だったのですが、当時すごく仲の良かった友人(←男)が大の「のりピーファン」でファンクラブにも入っていて、その子の家にファミコンをやりに行くと、うるさいくらいに聴かされてましたっけ。特にたくさん聴かされた憶えがあるのが「のりピー音頭」。・・・彼には悪いけど、ちょっとしたトラウマになってるかも(笑)。

  

 たしかこれ、カセット限定発売の企画モノでした。当時はCDの普及がようやく本格化し始めた頃。レコードもまだまだ主役として流通してました。映像は「夜ヒット」なわけですが、よくもまあ他の歌手の方々、顔が引きつりながらも一緒に踊ってくれてますねぇ。こんなことが義務として強いられていたから、ロック系・ニューミュージック系の「アーティスト」たちはテレビ出演を敬遠してたんだろうなぁ。

 僕は酒井法子さんに関しては、「嫌いではないけど積極的に好きでもない」という感じでしたが、歌唱力がイマイチだからこそ醸し出される(?)親しみやすいキャラクターには惹かれてましたし、まるで「同級生」に感じるのと同じような感覚を勝手に抱いてました。

 だから今回の騒動はショックだったけど、ある意味では意外ではなかったです。デビュー当時の素朴な田舎娘っぽい路線とは違い、近年の彼女が醸し出していた「セレブ系好感度ママタレント」路線のキャラクターからは、かなり背伸びした感じが漂っていましたし、相当にストレスが溜まる役回りだろうなぁと思っていましたから。いろいろ大きくなりすぎちゃったような気がします。権力者になっちゃった。

 人間ってのは良い面も悪い面も、しっかりした面もだらしない面も、一人の人格の中に「共存」しているものだと思うので、対外的に無理やり「模範生・優等生」である自分の一側面を強調して出し過ぎると、バランスを取るために自身の内面に歪みや闇が生じるのは必然。よっぽど強くて鈍感な人間でなければ、その重圧に押しつぶされないように、なんらかの逃げ場を求めることでしょう。

 なにが実像でなにが虚像なのか。いろんな矛盾が感じられて、「わからない」と感じがちではありますが。どの顔の彼女もまぎれもなく彼女そのもの。人間というものは根源的に矛盾を孕んだ複雑な生き物なのではないでしょうか。FC2 同性愛 Blog Ranking
スポンサーサイト



コメント

この記事へのコメント
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

⇒ http://akaboshi07.blog44.fc2.com/tb.php/1790-b02c603d

この記事へのトラックバック

HOME |

無料ホームページ ブログ(blog)