akaboshiコラム024●厚顔無恥!?それとも立派!?インターネット時代を象徴する「映像戦」
ネットの市民メディア系のサイトを久々にいろいろ見てみたら、こんな動画が話題になってました。ニュースサイト等でも取り上げられ、無視できないレベルの反響を呼び起こしているようです。現在、この映像は488,495viewを記録。(8月2日10:00現在)
その後、冷静になって見返してみたところ、彼の支援者の側からするとこの映像は「一貫性があって立派な態度」にも見えるのだろうと思いました。相手に媚びずに戦っている姿勢を、支援者の前に示していることにもなるわけですから。実際の本人のことは知らないので、この映像だけで人間性を判断するのは危険なのではないかと思い直しました。
こういう映像に接するときは、タイトルにも印象が大きく左右されますから直情的には受け取らず、冷静に捉えることが大事だと思います。2007年の尾辻かな子さんの選挙を取材していた時に見ていた実際の現場では、「相手候補に挨拶をする」人もいれば「まったく無視をすることを徹底している政党」もあって、いろいろだなぁと感じましたから。小泉進次郎氏だけが特別、厚顔無恥なわけではないわけです。しかもこれは5月の映像であって、選挙期間中ではないわけですし。
ただ、インターネットっていうのは構造的に「権威・権力」的なものを表面上は無化して「フラット」にしているかのような感覚をユーザーに与えますから、こういう行状の場面のみをピックアップして載せられた際には、最も「叩かれるネタ」になるわけで、そこが従来のマスメディアとは違う、インターネットの可能性でもあり限界でもあるわけです。そういった側面を狡猾に「戦いの道具」として利用する人たちも、今回のようにこれからたくさん出てくることでしょうから、ユーザーとしては警戒心と冷静な判断力が必要でしょう。
また、各候補者には従来のマスメディア対策だけではなく「ネット報道」への気配りも、本気で必要な時代になってきていることが象徴された騒動でもあります。すでに「報道」は、ある限られた特権的な人たちのみが担う時代ではなくなっています。誰がいつ、影響力のあるメディアになるのかもわかりません。・・・報じられる側としては、気が抜けないでしょうね~。→FC2 同性愛 Blog Ranking
僕は神奈川11区の有権者ではないので、どちらの候補にも特別な思い入れはないのですが、最初に『小泉進次郎 vs よこくめ勝仁 対面でも完全無視 in 横須賀』という賑々しいタイトル付きでこの映像を見たときには、小泉進次郎氏の態度からは「おぼっちゃま」に特有の、世間知らずであるが故の厚顔無恥な側面を感じてしまいました。この動画を報じたニュースサイト
●小泉元首相次男に非難殺到 対立候補のあいさつ「無視した」?(J‐CASTニュース 7/6)
●小泉進次郎氏、YouTube「握手無視」動画で初めて釈明 「有権者とふれ合いたかった」(MSN産経ニュース 7/26)
●小泉息子・進次郎が握手ガン無視 / ネット動画に苦しい釈明(まぐまぐニュース 7/27)
その後、冷静になって見返してみたところ、彼の支援者の側からするとこの映像は「一貫性があって立派な態度」にも見えるのだろうと思いました。相手に媚びずに戦っている姿勢を、支援者の前に示していることにもなるわけですから。実際の本人のことは知らないので、この映像だけで人間性を判断するのは危険なのではないかと思い直しました。
こういう映像に接するときは、タイトルにも印象が大きく左右されますから直情的には受け取らず、冷静に捉えることが大事だと思います。2007年の尾辻かな子さんの選挙を取材していた時に見ていた実際の現場では、「相手候補に挨拶をする」人もいれば「まったく無視をすることを徹底している政党」もあって、いろいろだなぁと感じましたから。小泉進次郎氏だけが特別、厚顔無恥なわけではないわけです。しかもこれは5月の映像であって、選挙期間中ではないわけですし。
ただ、インターネットっていうのは構造的に「権威・権力」的なものを表面上は無化して「フラット」にしているかのような感覚をユーザーに与えますから、こういう行状の場面のみをピックアップして載せられた際には、最も「叩かれるネタ」になるわけで、そこが従来のマスメディアとは違う、インターネットの可能性でもあり限界でもあるわけです。そういった側面を狡猾に「戦いの道具」として利用する人たちも、今回のようにこれからたくさん出てくることでしょうから、ユーザーとしては警戒心と冷静な判断力が必要でしょう。
また、各候補者には従来のマスメディア対策だけではなく「ネット報道」への気配りも、本気で必要な時代になってきていることが象徴された騒動でもあります。すでに「報道」は、ある限られた特権的な人たちのみが担う時代ではなくなっています。誰がいつ、影響力のあるメディアになるのかもわかりません。・・・報じられる側としては、気が抜けないでしょうね~。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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コメント
この記事へのコメント
いつもブログを拝見させていただいています。
私はバイセクシャルの女子ですがいまだにカミングアウトできていません。。
でもakaboshiさんのブログを読んでいろんなことを知り、勇気をもらっています。
まずは妹にカミングアウトしようかなと(笑)
これだけすばらしい記事を書き、続けていくのは大変だと思いますがそっと応援しています(笑)
また遊びに来ます。
私はバイセクシャルの女子ですがいまだにカミングアウトできていません。。
でもakaboshiさんのブログを読んでいろんなことを知り、勇気をもらっています。
まずは妹にカミングアウトしようかなと(笑)
これだけすばらしい記事を書き、続けていくのは大変だと思いますがそっと応援しています(笑)
また遊びに来ます。
はじめまして。
akaboshiさんは優しい視点を持とうとなさっていらっしゃいますね・・・。
でも、私は正直、この動画を見て寒々しい気持ちになりましたよ。
私は優しい気持にはなれませんでした・・・。
小泉さんのよこくめさんに対する態度は
小泉さんの「自分以外を支持する国民への態度」であると
私には感じられました。
中学校の派閥争いじゃあるまいし・・・・呆れます。
小泉さんの支持者の態度にも寒いものを感じます。
挨拶をしようとしている、よこくめさんを制して
何を考えているんでしょう。
子供じみていています。
「自分を支持するなら口をきいてやる」というメッセージを感じます。
せっかくakaboshiさんが優しいことおっしゃってるのにごめんなさい。
画像に影響されている危険性よりも
画像により浮き彫りにされた人間性を有権者として知ることができるメリットととらえました。
面白い記事をありがとうございました。
akaboshiさんは優しい視点を持とうとなさっていらっしゃいますね・・・。
でも、私は正直、この動画を見て寒々しい気持ちになりましたよ。
私は優しい気持にはなれませんでした・・・。
小泉さんのよこくめさんに対する態度は
小泉さんの「自分以外を支持する国民への態度」であると
私には感じられました。
中学校の派閥争いじゃあるまいし・・・・呆れます。
小泉さんの支持者の態度にも寒いものを感じます。
挨拶をしようとしている、よこくめさんを制して
何を考えているんでしょう。
子供じみていています。
「自分を支持するなら口をきいてやる」というメッセージを感じます。
せっかくakaboshiさんが優しいことおっしゃってるのにごめんなさい。
画像に影響されている危険性よりも
画像により浮き彫りにされた人間性を有権者として知ることができるメリットととらえました。
面白い記事をありがとうございました。
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