パフナイト131●「男子であること 胸があること」満員御礼で終了!

6月21日(日)に開催された半年ぶりのパフナイト「男子であること 胸があること」ですが、60名以上の参加で大盛況のうちに終了しました。(今回YouTube公開はありません。→イベント概要はこちら。)
この人数だとパフスペースって、はっきりいって「ぎゅうぎゅう」になってしまうんです。しかも雨上がりで湿気が多く、暑苦しい陽気だったということもあって、映画の上映中に気分が悪くなる人が出てしまったり。予想外の客入りの多さに運営側が対処し切れなかった面もありました。でも、翔子さんを始め、臨機応変に対応してサポートして下さった方が居たおかげで、なんとか事故にはならずに済みました。本当にありがとうございました。
90分間の上映後、休憩を取って空気を入れ替えてから、「アフタートーク」という形で遠藤まめた君(パフナイトスタッフ)、名古屋から参加のフレイザー真実さん、こうちゃん(パフナイトスタッフ)の3者で1時間ほど喋るつもりが、トークは白熱し、会場からもどんどん発言者が出て、あっという間に終了予定時刻に。このまま終わらせるのはもったいないので急遽、スペースのレンタル時間を1時間延長し、結果的に2時間以上みっちりとノンストップで語り合うことになりました。帰りたい観客は勝手に途中退席してもらいながら。
観客層としては、トランスについての映画だからトランス当事者に偏るかといえばそうでもなく、多種多様な人々が程よく同居して、「ごった煮感」がある様子が嬉しかったです。世代的にも幅広かったし、いい感じに混ざり合っていました。
そして、これこそ最も嬉しかったことなのですが、パネリストと観客の間に独特の「一体感」が生まれ、何か言いたくなったら観客が簡単にトークに「割り込むことができる」という、パフナイト独自のスタイルは相変わらず健在でした。「やる側」と「見る側」が対等なんですよ。しかも、それが「狙ったわけでもないのに」実現できているって、どういうことよ(笑)。

あの親密な雰囲気が実現できる原因は・・・。
きっと、パフスペースの床がフローリングであり、皆が「靴を脱いで床に座っているから」というのも、大きいのではないかと思います。靴を脱ぐと、人はリラックス出来るんだと思うんですよね。
個人的には、今回で観るのが2回目だった映画『男子であること』の、ほとんどの場面で語られていることについて、割とすんなりと「付いて行けるようになった」ことがうれしかったです。今回は消化不良にはなりませんでした。
そして、「あと数回は観ることが出来るかも」という位に、何度も見たくなる麻薬性を秘めた映画なのだということにも気が付きました。なかなかに刺激的であり、共感するところも反発するところも、やっぱり「わからない」と思う所もたくさん発見できる、いい意味での「他者」として屹立してくれる映画です。
だからこそ、その後のトークでは多くの人が、そこで得た刺激を元に「自分」について語りたくなる。そして、それだけでは飽き足らずに他人の「感じ方」について、興味を持つようになるのです。

きっと話は決して尽きないですよ。だって一人一人、各人各様に「トランス的」であることへの立ち位置や見解、感じ方、受け止め方は人生経験によって違うわけですから。それらを語り合うことって、世の中の摩訶不思議さとか人間存在というものの底知れぬ面白さを、えぐり出すことに繋がると思います。そして、一人の人の中でもどんどん変化し続けることでしょう。だから面白い。
今後はたとえば、トランス当事者でない人が、「トランス」について語ってみたっていいし。いかようにも組み合わせが考えられるし、アプローチの仕方が発明出来る、すごく面白いテーマなんですね。
今回、そのことを発見しました。「セクマイという窓」から世界を見ることって、やっぱり面白いですよ、ええ。これはやっぱり、やめられませんなぁ~(爆)。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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