やっぱ愛ダホ!53●「まつげは近すぎて見えない」

今回のメッセージ、鋭い。
★映像では、募集したメッセージのうち「メッセージ展やWebでの公開可」と明記されていたもののみを紹介しております。
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★IDAHO2009トークin中野「社会の中で、つながるということ」PLAYLIST
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39.IDAHOネーム:デイビッド
東京/学生
「まつげは近すぎて見えない」ということわざがあります。簡単に説明すると、自分より他人の失敗や悪いところのほうが批判しやすいということ。わたしたちは、自分自身についてふりかえることを忘れやすいみたいです。
今日のIDAHO(国際反ホモフォビアの日)では、LGBTのひとたちに関わる大切な話題についてお話させてください。
「まつげは近すぎて見えない」ということわざ、LGBTのひとたちにとってはどうあてはまるでしょうか??「内なる同性愛嫌悪」という、同性愛嫌悪のひとつのかたちが、それだと思います。
「内なる同性愛嫌悪」って、なんでしょう?「内なる同性愛嫌悪」とは、LGBTのひとたちが、自分が誰を好きになるかということを自分自身で認めたり、愛したりできないということです。
簡潔にいいます。同性愛を嫌悪する社会で育ってきた皆さんは、性的指向をとわず誰でも、そのメッセージを身につけてしまいます。LGBTだって例外じゃない、実は性的多数派のひとたちと違わない、LGBTのひとたちも「内なる同性愛嫌悪」のせいで、同性愛的なものを嫌悪している可能性がとても高いんです。
LGBTのひとたちは、他の多くのひとたちとは性的指向が違っていても、自分自身に対しての悪いメッセージを身につけて、やっぱり、自分自身に対しても、他のLGBTの人たちに対しても、同性愛嫌悪を表すのです。
内なる同性愛嫌悪があると、性的指向を理由に、自分自身を疎ましくおもいます。誰にもいえない状態にも繋がります。異性が好きなふりをして生活をして、LGBTのひとたちの悪口をいい、差別的な発言をしたり、自分の心を押さえつけたり・・これが「内なる同性愛嫌悪」です。
だから、今日はIDAHOだからこそ、もっと自分の命を認めて、愛して、自分や周りのLGBTの人たちについて、より良い言葉をつむいでいきましょう。「まつげは近すぎてみえない」、それよりも、自分の態度や考え方を、注意深く整理しましょう。一緒に、より精神的に豊かな、よりよい社会を作りましょう!
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