やっぱ愛ダホ!47●社会の中で、つながるということ08●行政と当事者団体とのネットワークを

前回に続いて、会場にいらした方の意見をもとに行われたパネルディスカッションの紹介です。
若者や大人などの世代を問わず、「セクシュアル・マイノリティである自分に気付いた人」が、家族や友人や先生に相談できず、孤独に苛まれた時。受け皿となれるような体制を、どのように築いておくべきなのか。
また、セクマイであることが関与した形での職場でのいじめや不安定な就労、あるいは家庭内でのDVをはじめ、生活上の切迫した問題が発生してしまった際。セクマイであることを隠さずに相談出来たり、シェルター的な緊急避難先として機能できる場所は、どのように確保できるのか。これって結構大切です。ただでさえ精神的に参っている時に「カミングアウト」のストレスを感じ、克服しなければならないというのは大変なエネルギーを割かれてしまいますから。
このほか会場からは切実な「当事者としての声」が出されましたし、この場で次々と提出されたことは今後、実際に取り組みを進めるべきことではないかと思われます。
13●「一緒だ」と思える場をどう作るか
14●緊急避難できる環境の必要性
15●行政と当事者団体とのネットワークを
■社会の中で、つながるということPLAYLIST
なにも問題がなく日常を過ごせているときには意識しませんが、なにか問題が発生したとき、そのための「サポート体制」が希薄であることに気づいた時には愕然としてしまうものです。そして、精神的に参っている中で、途方に暮れてしまう・・・。
特に、セクシュアル・マイノリティは家族との関係が希薄な人が多いという側面がありますし、「異性愛者であるのが当然」だとか「男性的/女性的であることほど素晴らしい」という情報が氾濫している環境で生きているうちに、知らず知らずのうちに抑うつ感を溜め込みやすい傾向にあります。メンタル面でのリスクを抱えやすいとも言えるでしょう。
大手メディアで描かれる「セクマイ像」は、そうした状況を跳ね除けることのできた人に偏りがちです。しかし、真にサポートが必要だったり目を向けられなければならないのは、「そうできない人たち」なのだということを忘れてはならないと思います。
そして、こうした「見えにくい問題」に取り組むことこそが、当事者団体と行政が手を結び合い、協働するための大事な「手段」にもなり得るのだと思います。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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