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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-11
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フランスのパックス法(PACS)制定秘話08●質問の嵐!パクスが異性愛者にも支持された秘訣は?



 4月29日をもって閉鎖されてしまった尾辻かな子事務所(@新宿2丁目)で2月に開催され、告知がたった2日間だったにも関わらず奇跡のような大動員を記録したこのイベント。いよいよ(というか、やっとというか。笑)動画連載も最終回。

 質疑応答の様子を質問別にまとめてみました。かなりマニアックなものもありましたが、構わず一気に載せてしまいますので御覚悟を~っ!(笑)。

13●フランスのHIV/AIDSの状況に変化は?
  

14●法律の社会での適用について
  

15●ゲイに関する見方は変わったか?
  

16●異性愛者にも支持された秘訣は?
  

17●女性運動などとの連携・連帯は?
  

この映像シリーズはこちらのPLAYLISTにまとめてあります。
★マルテルさんの著書『超大国アメリカの文化力―仏文化外交官による全米踏査レポート』
★関連映像シリーズ「既婚者ゲイに聞く!『同性婚する』ってどんな感じ?」

 なるほどねぇ~。異性愛者にも「簡便さ」という恩恵をもたらしたからこそ、広く支持される結果になったわけですね。 「とりあえずパクスしとく?」というノリで、パートナーシップをある程度まで法律上、締結できてしまう。そして徐々に、パクスを結ぶことでの権利は拡大され、従来の「結婚」に近づいても来ているそうで。

 同性パートナーの権利保障を認めさせるために。実に巧妙かつ非戦闘的で、周囲に対しても友好的な進め方ではありませんか。日本とフランスでは社会背景がさまざまに違い、単純に移し替えるわけにはいきませんが、この話からうかがえる「思想性」とか「方法論」からは、大いに学べるものがあるように感じました。

 そんな法律の制定に関わったマルテルさんの実際の人柄は・・・やはり温厚かつ冷静で、内に秘めたる闘志を抱えながら、それを本当に「秘めている」人なんだと感じました。

 このイベントを開催した2月7日前後のマルテルさんは、短い来日期間中に寸暇を惜しんで日本のアクティビストなどとも貪欲に接触し、情報収集にいそしんでいたようです。そして、そんな隙間の無いスケジュールに無理やり押し込ませてもらい、急きょお願いしたこのイベントでも嫌な顔ひとつせず、疲労が蓄積している中だったはずなのに2時間近くも語り通してくれたのです。

 それもこれも、マルテルさんの人生をかけた「ミッション」がさせているのでしょう。彼のようなアクティビストの「人間性」を直に目撃できたというだけで、とても大きなお土産をもらった気がしたイベントでした。

 この一連の映像は、何年後かに見返したとき。もっと切実さをもって心に迫ってくるものに熟成されるんだろうなぁと思います。ノンフィクション映像は、時間の堆積によってワインのように「発酵」し、じわじわと味わい深くなるものですからね。FC2 同性愛 Blog Ranking
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