フランスのパックス法(PACS)制定秘話07●日本のギャップは逆説的

前回の映像では、同性婚に関するカリフォルニア「Prop8」に関して、戦いになってしまったのは間違いだったが、長期的に見れば歴史は進むだろうと述べたフレデリック・マルテルさん(仏社会学者)。かつて、「戦い」を回避する形でPACSを成立させるのに尽力した彼の目には、現代の日本の状況はどのように映るのでしょうか。
12●日本のギャップは逆説的
★マルテルさんの著書・・・『超大国アメリカの文化力―仏文化外交官による全米踏査レポート』
★関連映像シリーズ「既婚者ゲイに聞く!『同性婚する』ってどんな感じ?」
世界の中で「同性愛」に関して序列ができているというマルテルさんの分析をまとめると・・・
①権利があり、平等が達成されている国(西欧諸国)
②沈黙しているが、それほど状況が悪いわけではない国(日本などアジア諸国)
③存在しないことにされているが、表面化しなければ許される国(元共産圏など)
④刑罰に処せられる国(アラブ圏など)
近代化が進み、経済大国で「先進国」のイメージが独り歩きしている日本。しかし、こと「同性愛」に関しては、法制度上は無視され続けている。そんな状況はまさに逆説的。
そういえば2007年の尾辻かな子さんの選挙の時。海外メディアが多数、尾辻さんのインタビューを収録しに事務所へ来ていたのですが。国政政党が初めて公言同性愛者の候補を公認したということについて、「日本ではまだこの段階のことがニュースになるのですね。そのこと自体が驚きです」と、複数の記者が述べていたのが印象的でした。つまり、逆の意味でのカルチャーショックを受けたようでしたよ。→FC2 同性愛 Blog Ranking
フランスのPACS法制定秘話INDEX
●フランスでPACS法を作ったゲイ・ジャーナリストと語る会、急きょ開催!
01●告知2日で75人。真剣な眼差しと熱気に満ちたトークイベント開催!
02●マジョリティの支持をどう議会で集めるか
03●政治と解放運動とは違う
04●何度も「これは負け戦だ」と思った
05●マジョリティが受け入れた要因は?
06●カリフォルニアProp8について~「戦い」になってしまったのは間違いだけど。
07●日本のギャップは逆説的
●フランスでPACS法を作ったゲイ・ジャーナリストと語る会、急きょ開催!
01●告知2日で75人。真剣な眼差しと熱気に満ちたトークイベント開催!
02●マジョリティの支持をどう議会で集めるか
03●政治と解放運動とは違う
04●何度も「これは負け戦だ」と思った
05●マジョリティが受け入れた要因は?
06●カリフォルニアProp8について~「戦い」になってしまったのは間違いだけど。
07●日本のギャップは逆説的
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