フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-06
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パフナイト117★テレビに“虹”はどこまで映る?NHK「ハートをつなごう」ディレクターと話そう19●もう人柱は要りません



 いよいよ最終回です。今回の映像の冒頭では、客席に居たヘテロの橋本やすよさんが発言しているのですが、これがきっかけとなって12月のパフナイト「レインボーはセクマイだけのもの?」が開催されることになりました。

21●もう人柱は要りません
  

 今回の映像で僕は、拍手が起きた竜超氏の発言が最も大事だと感じています。

 「セクマイ当事者」として社会に何かを訴えようとするとき。特にマスメディアに出る時にはどうしても、表現上のインパクトを付けるために「ある一側面」が強調されがちです。その場合、大体において「良いセクマイ像」だとか「モデルケース」だとか「ロールモデル」を模範的に演じがちです。

 しかし人間存在というのは本来、心の中に善も悪も併せ持っている複雑なものではないでしょうか?。対外的に「善」の部分ばかりを露出して演じると、自己の本来の姿と対外イメージとの間でバランスが取れなくなり、疲労困憊したり精神を病むケースが、これまでにも無数に起きているのです。

 これを「バーンアウト問題」と言うのですが、歴代のLGBTの活動家や「メディアに出た人たち」の多くが、そうして疲れきってコミュニティ活動から離れて行ったそうです。(実際に当事者の話を聞いたことがあります。)かつて「90年代ゲイ・ブーム」の頃、多くの当事者がテレビや雑誌に顔を出してアピールした頃の知識や体験談が、現代の「活動の場」に全くと言っていいほど継承されていない理由には、そういう原因があるのです。

 無理はしない。
 作り笑顔をメディアに晒さない。
 自分に嘘をついて「善人」のみを演じない。
 疲れたら休む。

 自分の身の丈に合ったテンションでマスメディアと付き合わないと、またしても「人柱」が出る危険があります。どうか「活動」の目的のために自分を犠牲にしないように・・・。個人が無理して焦らなくとも世の中は確実に、歩みは遅くとも変化しているのですから。

 この点に関しては、出演者側だけではなくNHKの制作者側にも警鐘を鳴らしたいです。出演者を必要以上に美化したり、無邪気に「応援一辺倒」で持ち上げるスタイルでの表現ではなく、冷静で多義的な印象を喚起できるような表現を追求してほしいのです。

 繰り返しますが、人間は複雑な感情を抱えている生き物です。一面的で「善」的な知識やイメージを押しつける表現は、素直な視聴者には受け入れられても、素直ではない視聴者には全く逆の印象を喚起します。そして、出演者に対する「周囲からの視線」に、悪意が発生する可能性が高まります。

 僕がこれまで、ディレクターに対して「無邪気」という言葉で再三再四伝えているのは、そういう意味です。出演者を「無邪気に持ち上げること」による躁状態がもたらすバーンアウトを、どうかこれ以上、起こさないような形で、長期的な取材に取り組んで欲しいです。

 『ハートをつなごう』で描く人々はタレントではなく、市井の人々ですよね?。そして、「かわいそうな人々」ではなく対等な目線から描きたいんですよね?。だったら「美化」は要りません。リアルが欲しいのです。FC2 同性愛 Blog Ranking

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