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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-03
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LGBTの紙媒体★掲載チェック19●誰でも彼でもカミングアウトするアメリカ~週刊SPA!に日米の社会比較特集

 週刊SPA!の12月9日号(12月2日発売)の表紙に、「誰でも彼でもカミングアウトするアメリカ」という見出しがあったので覗いてみたところ、P123~127の5ページにわたって、なかなか面白い特集が組まれていました。記事のリード文を紹介します。

「政治家もスターも一般人も、アメリカ人はカミングアウトが大好きだ。なにせ、この国には「全米カミングアウト・デー」なる記念日まであるという。なぜ、アメリカ人はこうもしゃべりまくるのか?在米ライターによるカミングアウト現地リポート!」

 取材と文は柳田由紀子さん。最近では日本でも「カミングアウト」は、LGBTだけの用語ではなくなってきた感がありますが、この特集で触れられている「カミングアウト」も広義のもの。とはいえ、LGBTの権利獲得運動の歴史と切っても切り離せられないことにも丁寧に言及されていますし、日米を比較しての風土・社会分析が大胆になされていて面白い内容となっています。中見出しを列挙してみますね。

●アメリカとはしゃべり続ける国家である
●歴史ある告白の祭典。全米カミングアウト・デーは大盛況
●アメリカ人にとって秘密を持ち続けることは居心地が悪い
●YouTubeを賑わせたカムアウト・ビデオ・コンテスト
●カミングアウトが米社会で社会的評価に繋がる理由

 他に、日系人俳優でカリフォルニアで同性婚を挙行したジョージ・タケイさんやFtMトランスジェンダーで妊娠して「お母さんになったお父さん」として話題になったトーマス・ビューティさんについて触れているコラムもあります。

 なお、記事の中で出てくる日米の比較は部分的には「極論過ぎる」という感もあります。日本人とアメリカ人という区分けを短絡的に強調しすぎている面がありますし「日本社会には、カミングアウトの土壌がない」と、キッパリと言い切っていたりもしますから。

 しかし僕は概ね、この記事の主張には共感できる部分の方が多かったです。むしろ、とても示唆的で学ぶべきところの多い記事だと思いました。(★神経質な方には、耐えがたい記述も結構出てくるかとは思いますので御注意を。)

 「スパ!」は火曜発売なのでもう店頭で手に入れるのは難しいかもしれませんが、図書館などでぜひチェックしてみてください。なおこの記事の内容については後日、さらに突っ込んで考えてみようと思っています。FC2 同性愛 Blog Ranking
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コメント

この記事へのコメント

はじめまして。Moonshineといいます。実はかなり前からakaboshiさんのBLOGは読んでいましたが、コメントするのは初めてです。
そうですか。SPA!でそんな記事が。近くの本屋で読んでみます。しかし、akaboshiさんのブログはすごく充実していますね。また来ます。

記事は読んでいないのですが、土壌があろうとなかろうと、性的少数者が全うに生きていくためには、日本でも(性的少数者が社会へ)カミングアウトしくことが必要なことには変わりないですよね。
性的少数者の大多数は、今も精神的に辛い日々を送っていると思います。
不自由を感じていない人はほんの一部だと思います。
akaboshiさんがどのように考えておられるのかはあまり知りませんが。
失礼しました^^
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