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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-05
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関西レインボーパレード応援記045●出会いの宝庫よ、来年以降もどうか変わらずに



 アニメ「巨人の星」の星飛遊馬が投げたボールが放送時間いっぱい使ってもキャッチャーミットに届かないのと同じように、当ブログでの関西レインボーパレード参加者の映像も、なかなかクライマックスに到達しなくてイライラした方がいましたら御免なさい。今回で本当にフィナーレとなります。

 ゴール地点の公園でBrass MIX!の演奏を聴いた後は、滑り台の上が急ごしらえのステージとなり、クロージングセレモニーが始まりました。滑り台をステージにするのは一昨年の第1回パレードの時点では予定にはなく、砂場で小じんまりと行う予定でした。しかし当日、実行委員会の想定をはるかに超えた人数が集まったために司会を担当していたkkjkさんが機転を利かせて変更したもの。以来、ここで行うのがすっかり定番となったようですね。(当時の映像はこちら。

26●TOP★STARクロージングあいさつ
  

 さてこの直後に恒例の「風船飛ばし」が行われるわけですが、滑り台の上から見た光景はやはり壮観だし、カメラマンとしてそのポジションだけはゆずれないっ!。そう思った僕は早くから、撮影予定位置に自分の荷物を置いておき、タイミングになったら急いで移動しようと意気込んでいました。なぜなら、一昨年に先ほども紹介した映像を撮影した時には何人ものカメラマンが争うように滑り台の横に乗り、ちょっとした「バトル」が繰り広げられていたからです。

 しかし今年。その絶好の場所に乗って風船飛ばしを撮影したのは・・・なんと僕一人でした。ゲイ雑誌のカメラマンとか、取材に来てなかったってことなのでしょうかね?。ちょっと拍子抜け~(笑)。

27●風船飛ばしカウントダウン
  

 そう言いつつこの僕も、すでにこの景色は「見たことがある光景」の繰り返しに感じられてしまったことは確かであり、あまりドキドキせず予定通りの映像を、冷静に収めたという感じでした。きっと初参加の人にとっては「超感動」の瞬間なのでしょうけど、あちこちでパレードに参加してると、このように「スレた感覚」を持つようにもなっちゃうんですよ~。(←スミマセンねぇ嘘が付けなくて。)

 クロージング・セレモニーは、オープニングと同じく無駄を徹底的に省いて必要最小限のプログラムだけであり、ソツなくあっという間に終了したという感じでした。

 近隣住民の苦情を最小限に抑えたいという事情もあったようではありますが、「第3回目の開催」となると、いわゆる安定期に入るわけですから、こういうものなのかもしれませんね~。このまま「大いなるマンネリズム」を極める路線に進むのか。それとも「新たな挑戦」を選ぶのか。それは今後、実行委員会に名乗り出て実務を引き受ける人たちが選びとることなんですけどね。僕は・・・別にどっちでもいいと思います。スタイルが云々ということよりも、開催され続けているということだけで、本当にスゴイことだし価値のあることだと思いますから。

28●松本タクミさんインタビュー(TOP★STAR)
  

 松本タクミさんとは、昨年の尾辻かな子さんの選挙の頃から大阪に行けば会える顔馴染みでした。でも、まさか翌年にこんな風に「パレードの顔」を自ら引き受けるようになるとは思わなかったので、今年の彼の行動には「すごい~」と驚かされてばかりでした。特に、当日の髪型や格好がコンセプトに則って演出されており、こうしたことからも今年の関西レインボーパレードの広報には戦略性を感じましたね。コーディネートを担当していたのは「相方さん」だったそうですよ。(アテられちゃった。笑)

29●キタグチアサミさんインタビュー+Junchan
  

 キタグチアサミさんは、こういう活動は「ベテランなんじゃないか」と思うほどの風格を感じさせられるTOP☆STARぶりでしたが、なんと今年になってからレズビアン・コミュニティに接触をはじめたばかり(いわゆる「デビュー」と呼ばれるやつ)なのだそうで・・・。信じられません(笑)。ものすごいタレント性を持った人ですね~。話していると自然にこちらを笑顔にさせてくれる。そんなパワーを持った人でした。

 そして映像の後半に突如登場し、キタグチさんのコメントを一緒に取材していたJunchanは、この秋からAll about同性愛のガイド役を、前任の歌川泰司さんから引き継いで担当することになったそうです。All aboutは、自分がゲイだということを認めた初期の頃にネット検索で知り、エロ情報だけではなく様々な知識も得られるサイトとして、ゲイ雑誌を買う勇気が無い頃に本当に助けられた憶えがあります。今でもそういう人、たくさん居ることでしょう。これからもサイトが継続すると知ってホッとしています。

30●綾さんインタビュー
  

 そして最後はこれまで、関西に行くとしょっちゅう顔を合わせてきた綾さんにインタビューしました。たぶん最初に会ったのは昨年1月に大阪・堺の尾辻かな子事務所で開かれたLGBTの家族と友人をつなぐ会の時だったと思います。当時はけっこう切羽詰まった尖ったオーラを発している人という印象で、「週末に女装をすることで、なんとか生きていくことが出来ている」と、激しい口調で語っていたのが印象的でした。

 その後、神戸パレードや今年5月の愛ダホKOBEでも会い続けているのですが、昨年に比べると会う度にキャラクターがどんどん柔らかくなり、ファッションの色柄やセンスが、だんだん明るくなってきているという変化を感じていました。

 そして今年はなんと、関西レインボーパレードの先頭で緑色のカラフルな着物を着て、「垂れ幕」を持って歩いているではありませんか!。これまでの経過を見ている者としては、とても気持ちよく清々しい驚きを感じました。ありがとう綾さん。

 僕がこうしたパレードに、今年またどうしてこんなにたくさん参加するようになったのか。それはきっと、このような友人が増えたことも確実に影響しています。「あの人どうしているだろう」「どんな気持ちでこの間、過ごしたんだろう」。そのことが確認できる貴重な機会になっているんです。会って顔を見さえすれば多くを語らずともわかりますし、生き生きとパレード運営に奔走している仲間の姿を見るだけで、理屈を超えた部分でのエネルギーが、自分にたくさん注入されるのです。

 つまり、自分のために行っているんですね~。映像を撮ってこのブログに載せるなんてことは、そこに副次的に付いてくるものにすぎません。

 こういうきっかけでもないと、なかなか顔を合わせられない仲間がいます。たしかに、インターネットやSNSで繋がり合ったりしているけれど、リアルで交流する豊かさにはかないません。だからどうかこれからも新たな出会いの宝庫として、そして大勢の仲間と白昼堂々、楽しく場を共有できる機会として。ぜひパレードには継続し続けてほしいです。そのためには現実問題、運営するスタッフが必要なんですよね。

 今年の実行委員の皆さん、本当に本当にお疲れ様でした!そして、話しかけてくださった皆さん、どうもありがとうございました。僕はこれからもこんな感じで「ゆる~く」好き勝手な感じのレポートを、このブログに載せ続けようと思います。「大いなるマンネリズム」として。(爆)FC2 同性愛 Blog Ranking
関西レインボーパレード応援記 2008INDEX

034●19日は御堂筋を虹色に!TOP☆STARインタビュー
035●中之島線開通に沸く公園で、まずはエイサ―祭りから
036●オープニングセレモニーはシンプルに。出発も粛々と。
037●ブラジルin御堂筋
038●ゆったりたっぷりの~んびり♪
039●30人に1人は居ます。
040●GOGOBOYも御堂筋を大横断
041●日々の生活にこそ自由を!
042●ありふれた光景をクリエイト
043●日常におかえりなさい
044●Brass MIX!渾身の演奏!
045●出会いの宝庫よ、来年以降もどうか変わらずに
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コメント

この記事へのコメント

編集お疲れ様でした

akaboshiさん、編集お疲れ様でした。
クロージングセレモニーが必要最低限にソツなくやった理由は「撤収作業」に時間的制約があるという現実的な理由も関パレにはあるんですけどねw

最後の元町中公園での風船飛ばしは地域住民の方がBrass Mixの演奏を聴いて、ベランダに出てきて風船飛ばしの瞬間をデジカメに収めて、わざわざ関パレHPを検索して画像を送ってくれた方がいました。
とてもキレイな写真なので来年以降なんらかの形で発表できるかもしれません。

関西レインボーパレード実行委員会の特徴は比較的『女子』や『ヘテロ』の方の参加者が多いこと、キタグチアサミさんのように長年コミュニティに参加している人がどちらかというと少ないという、誰でも参加しやすい実行委員会だと思います。

それと5月の神戸パレードに参加していた方が、それ以降関パレの実行委員になってくれたり、綾さんも「募金担当者が居ないのなら手伝おうか?」といって参加してくれたり、関西方面で暮らす方で少しでもパレードに興味がある方は来年の実行委員会(4月予定)に奮って参加してほしいですね。

「大いなるマンネリズム」といえば来年度以降も毎年変わらないことは中ノ島公園~元町中公園というパレードルートぐらいなんですかね。(大阪ではこのルート以外でパレードの許可が下りないようです)
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