フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-11
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LGBTの紙媒体★掲載チェック18●オバマ勝利演説における「同性愛者言及」の翻訳チェック!

 アメリカ大統領選を制したオバマ氏。その勝利演説の冒頭において、「gay, straight, 」(同性愛者も、そうでない人も)という文言が含まれていたことに驚いた方も多いのではないでしょうか。

 性的指向以外にも様々な「マイノリティ性」の存在について言及し、世界中の聴衆に意識させたわけですから、とても素敵で意義深い演説だと感じました。贅沢を言えば、どうせなら「同性愛者」のみならず「セクシュアル・マイノリティ」と広げて言及して欲しかったところではありますけどもね(爆)。

 さてこの演説。日本のマスメディアの報道においては「gay, straight, 」の部分まで含めて意識的に訳して報じたところと、そうでないところとでバラ付きがあったようです。なんでも当日夜のNHKの7時のニュースでは、映像では「gay,straight,」の部分が使われていたにも関わらず、画面下のテロップで見事に省略されていたのだとか(笑)。mixiの一部コミュでは「NHKに抗議しよう!」というトピックが挙げられたりしています。

 それを見ながら思いました。「新聞はどうだったんだろう」と。そこで、「オバマ氏勝利演説」を「要旨」として掲載していた11月6日付の主要各紙をチェックしてみました。結果は・・・やっぱり見事にバラついてましたね~。もうっ!。こんな歴史的な演説なんだから、ちゃんと略さずに載せて下さいよぉ~。僕が編集委員だったら、なにがなんでも「gay~」の部分は捻じ込んでしまうところなんですがねぇ。(爆)

★各紙の掲載状況★(11月6日付朝刊)

■朝日新聞
 もし、建国者の夢が現代にもまだ生きているのか疑問に思ったり、米国の民主主義の力を疑ったりする人がいたら、こう言いたい。今夜が答えだと。若者と労働者、富める者と貧しい者、民主党員と共和党員、黒人と白人、ヒスパニック、アジア系、アメリカ先住民、同性愛者とそうでない人、障害者とそうでない人が出した答えだ。この国が寄せ集めでなく、合衆国だというメッセージを世界に伝えた。

■毎日新聞
 アメリカでは、すべてが可能であることを疑い、民主主義の力に疑問を呈する人がまだいるなら、今夜がその答えだ。今度の選挙は違うと信じて、投票所に並んだ人々の列が答えだ。老いも若きも、共和党支持者も民主党支持者も、黒人も白人も、同性愛者もそうでない人も、健常者も障害者も、すべてが出した答えだ。我々はアメリカ合衆国(の一員)なのだ。【訳・佐藤賢二郎】

■読売新聞
 米国にあらゆる可能性があることを疑い、建国の父の夢が生き続けていることを信じず、民主主義の力を疑う者がいるとすれば、今晩(の勝利)こそが、その答えとなった。今回こそ違いを実現できると信じ、(投票するために)並んだ人たちの、この国が目にしたことがない規模の列が、その答えを示したのだ。答えとは、我々は民主党や共和党、黒人や白人、そしてラテン系、アジア系といった州や個人の寄せ集めではなく、アメリカ合衆国であり、これからもそうだということだ。今、米国に変革の時が訪れたのだ。

■日本経済新聞
 米国はすべてが可能な場なのだということを、世の中にまだ疑っている人がいるだろうか。民主主義の力に疑問を抱いている人がまだいるとしたら、今夜が君たちへの答えだ。我々は単なる個人の集合でも、赤い州(共和党)と青い州(民主党)の集合でもなく、今でもいつまでも合衆国なのだ。米国に変革(change)の時が到来した。(ワシントン支局)

■産経新聞
 ハロー、シカゴ。もしこの中に、米国はすべてが可能な場所であるということにまだ疑いをもっている人がいるとすれば、米国建設の祖の夢に懐疑的な人がいるとすれば、民主主義の力に疑問を抱く人がいるとすれば、今夜がその答えだ。これが、若者と年配の人、豊かな人と貧しい人、民主党支持者と共和党支持者、黒人、白人、ヒスパニック、アジア系、先住民族、同性愛者、非同性愛者、身障者と健常者が出した答えだ。われわれは、(共和党が強い)赤い州と、(民主党が強い)青い州の寄せ集めではなく、アメリカ合衆国であったし、これからもそうあり続ける。(シカゴ・長戸雅子)

■東京新聞
 米国にあらゆる可能性と夢が残っていることや、民主主義の力を疑う人がいるなら、今夜(の勝利)がその答えだ。若者や年配者、富める者や貧しい者、民主党支持者や共和党支持者、黒人や白人。米国人は世界に向けて、この国が寄せ集めではなく、一つの米国(アメリカ合衆国)だとメッセージを送った。(シカゴ・共同)

・・・と、いうわけで、略さずにちゃんと載せていたのは、朝日・毎日・産経の3紙のみという微妙な結果が判明したのでした。う~む。「要旨」という名の省略の犠牲になってしまったわけだねぇ。まぁ・・・こんなもんでしょ。(←弱気。)

 それでは最後に、演説の同じ箇所の原文を載せておきます。

Hello, Chicago.

If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our founders is alive in our time, who still questions the power of our democracy, tonight is your answer.

It's the answer told by lines that stretched around schools and churches in numbers this nation has never seen, by people who waited three hours and four hours, many for the first time in their lives, because they believed that this time must be different, that their voices could be that difference.

It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled. Americans who sent a message to the world that we have never been just a collection of individuals or a collection of red states and blue states.

 同じ英文なのに。
 訳し方と省略の仕方によって、上記のように様々な印象をもたらす結果になるんですねぇ。マスメディアの記者はもちろんのこと、翻訳者っていうのも情報の伝達において権力を握ってるんだなぁと、改めて感じさせられたリサーチ結果でした。FC2 同性愛 Blog Ranking
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