誰かの願いが叶うころ、あの子が泣いているよ

→FC2 同性愛Blog Ranking開票の途中経過では接戦だったので
「ひょっとしたら」という気持ちを残しながら経過を見守っていた
カリフォルニアでの「同性婚の禁止」をめぐる住民投票Prop8。
仕事を終え、Googleニュースで「同性婚」をチェックし、
続々と増えていた「禁止を可決」「非合法に」の見出しを辿り、
各メディアのWebニュースで事実を確認した直後。
・・・やっぱり来たよ正直。ぐわ〜っと、こみあげてくるものが。
そしてすぐに脳裏によぎった言葉が
「これが差別されるということなのか?」だった。
しかし、すぐに理性が
「そんなに熱く捉える事はないんじゃない?だって
自分は結婚には懐疑的なんじゃなかったの?」と呟き返したけど。
湧き上がってきた感情の炎はすぐには冷めなかった。
遠く海を隔てたところで、
「結婚」なんてあんまり考えたことのない僕ですら
こんな思いを掻き立てられるんだから。
6月に「合法化」した時に喜んだり、
長年の思いが実ったことを祝い合った人たちの落胆ぶりを想像すると
やっぱり胸が締め付けられる。
「結婚を望む同性愛者」という意味では僕は「当事者」ではないけれど。
人生における「選択肢」が減らされるという意味で
このことが明らかに差別的な出来事であり、
それによって悲しみに暮れる人々が出るだろうことは想像がつく。
反対に、この結果によって「喜び」を得る人たちには
そこのところが想像できないんだろうなぁと思う。
もし投票が逆の結果だったとして。
「同性婚反対派」の人たちは、そのことによって泣くのだろうか?
・・・その気持ちがあまり想像できないのは、僕の見識不足なのだろうか?
コメント
泣きました。
僕はLAに住んでるので、このProp8の否決を間近に見ました。僕は“No On Prop8”のプロテストをしました。
そして、即、LA郡、OC郡、SD郡などは、同性婚による、結婚証明書及び結婚式をサスペンドしました。でも、これは、違法なんです。許可なしにサスペンドする事は、CA州法で禁じられてます。Prop8が可決されたからって、サスペンドは出来ないんです。そして、CA州の弁護士は、11月5日まで同性婚した人達は、その効力は継続する。
しかしながら、あまりあてにはならないです。
さて、今回のProp8の可決は、あまりにもおかしな法案でした。名称は、“同性婚を法の下で排除しても良い法案”でした。
“同性婚賛成”が、NOで、“同性婚反対”がYESと言う投票でした。人間の心理、賛成がYES、反対がNOなんですね。そこをつついた法案だったので、接戦は要するに、間違った方へ投票した人が居る可能性を示唆してます。
同時にこれが、現実と思いましたが、でも、この法案は明らかに、“人権侵害”です。同性愛者にも結婚する権利があるはずです。なのに、それを、法律で禁じてしまうなんて、人権侵害の何者でもない。
昨日3件ほど、最高裁判所に提訴の書類を提出された弁護士が居ます。
記者会見を行ってました。そして、同性婚を勝ち取るまで、戦い抜くと宣言されてました。
記者会見で、“もし、同性カップルに結婚証明を出さないなら、異性カップルにも結婚証明を出す事が出来ない、それが、CA州法の何人も平等で無ければいけない項目に反する。
YES VS NOの間で永遠バトルを繰り返せればいいと思います。でも、絶対に、この差別法案をCA州法に記載させない。
皆で、絶対にこの同性婚を勝ち取り、そして、サスペンドされてる記録を復活させる。
これで終わりでは無い。これからもバトルは継続されます。
4年間戦って、勝ち取った同性婚をたった1日の投票で、可決されたからと言って、それを廃止し、違法にするなんて、どうかしてるよ。
絶対に、負けない。それが我々の使命です。
日本からも応援お願いします。
また、ここに最新情報をUpしますね。
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