フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-08
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PLuS+2008見聞録03●いまだに足がすくむこと。

 ←東京では見かけることの無いこういう広告を見かけると、「あぁ、大阪に来たんだなぁ」と感じます。あと、原色バリバリの超カラフルなセンスで上から下までキメているオバちゃんを見かけた時とか。その、「ドラァグ・クイーンも真っ青」の自己主張と毒々しさの強度には、クラクラさせられます。

 さてさて、昭和ホモ・エロティックな立て看板を通り過ぎ、近くにあるサウナ大東洋(注:残念ながらゲイ専用ではありません。笑)の予約を取って荷物を置き、いざ扇町公園へ!・・・と勇んで向かったわけではありません。実は僕、ここ数年けっこうこういう「コミュニティ・イベント」とされるものに出てきてるにも関わらず、今でも相変わらず現地に着くまでに1度や2度、「やっぱ引き返そうか」という感覚に襲われるんです。

 今回も堂山の商店街を抜けて、会場が実際に見え始めた時にその感覚に襲われました。目の前に、明らかにどう考えても「ゲイカップルでしょう」と断言できるガチムチ2人組が、お揃いで色違いのボーダーシャツを着て短パン姿で楽しげに会場に向かう姿を見かけた時に、その思いを強く感じました。要するに「足がすくむ」のです。

 この感覚はなんなんだろうと考えてみたら、たぶん「慣れない環境」に入って行く時に独特のものなのではないかと思い当りました。「コミュニティ・イベントの場」というのは要するに、「セクシュアル・マイノリティ」であることが「マジョリティ」になっている場のことなんです。しかもかなり大勢の集団の中の一員として、そのことが意識させられます。それは明らかに日常、慣れ親しんでいる環境とは異質のものです。

 そこで飛び交う視線は、世で一般的に言うところの「異性に対する視線」と同じ種類のものが「同性に対して」向けられていたりします。

 つまり、僕の場合は「男からの視線をやたら意識せざるを得ない状況」に置かれるわけで、実際そういう種類の浮足立った独特の、キラキラしてんだか野心満々なんだかわからないような「下心剥き出し」な視線が飛び交っているのを、意識したくなくても意識してしまう状況に置かれるんですね。(←それ自体が自意識過剰でもあるんだけど。爆)

 ・・・これは、はっきり言って疲れます。単純に、慣れないものだから疲れます。日常の公の場でそういう視線を大っぴらに交わしあうことが抑圧されているからでしょうか。とても過剰なエネルギーを伴って飛び交っているように感じられるので疲れるのです。「あぁ・・・またあの視線の中に身を晒すことになるのか」と思うだけで、「正直しんどい」気持ちに襲われるんです。「マイノリティ」で居ることに慣れ、ちょっと異質な存在として世の中を斜めから観察することに慣れていると、そうでない環境ではどうしていのかわからない感覚に襲われてしまうんですね。

 でもそこで「帰ろっかな」という思いを踏みとどまらせたのは、「大好きな知り合い達に久々に会える」という理由でした。でもこれがもし、こういうイベントに行っても隅っこで臆してしまうような「引っ込み思案なタイプの人」だったら、きっと帰ってしまうんだろうなぁ。ちょっと敷居が高いかもしれないなぁ。そう感じたのも事実。

 いろんな娯楽的なショーや、楽しむことのできる展示方法などで「足を運ばせやすい雰囲気」を主催者側は用意しているわけですが、基本的に「マイノリティがマジョリティになる空間」というのは非日常な空間であることは変わらないわけで。「足がすくむ」「気が引ける」タイプの人も、少なからずずっといつまでも居続けるんだろうなぁということも、意識し続けなくてはいけないなぁと思いました。

 そういう人たちに「ちゃんと届けなきゃいけない情報」を、どうやって届けることが出来るのか。発信する側の試行錯誤は続いているのですね。FC2 同性愛Blog Ranking
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コメント

この記事へのコメント

分かる~!

「やっぱ引き返そうか」という感覚、分かります。
と言っても、わたしの場合、楽器持ってる場合はもう吹くことだけで頭いっぱいなので、パレードの時なんかはあまり感じないんだけど、純粋に「見に行く」とき(例えばNLGRなんか)はそう思ったりします。まー、ただ、こういうイベントってゲイの人が多くて、レズビアンは少なかったりするんだけど。。

そういう意味では、一番「引き返そうか」って思うのは、レズビアンのオフ会かも知れません(爆)すげー怖いのよ、、女ばっかりのところって。

苦手ですか・・。

(挨拶略)大阪らしいノリのイベントですねー。

楽しいのか楽しくないのか、よくわからないみたいで、お疲れ様です。おまけに使命感に溢れた取材なら、もう仕事ですね。

「気が引ける」のなら参加しないという選択肢があるのですから、わざわざ気が引けた取材に意味があるのか、という気もしますが・・(言い過ぎか?)

慣れの問題だと思いますが、明るいところで視線が気になるのなら、サングラスでもかけて、面の皮を保護されたらどうでしょう。

なんかそういう視線って、新入社したときの独男たちの視線みたいですね。
ある意味必死(笑)
確かに、うざいなぁ、しんどーってなるけど、それもまた慣れか避けるかですね。
平たく言えば、自分に関係ない必要ないものは、気にしないってところでしょうか。

こういうコミュニティーだけじゃなく、オフ会なども
ヘタすりゃどんな面子が集まるかわからないから、
正直帰りたくなることありますよ。

本当に「○○が好きで集まってるのか?」「異性漁りに来てるのか?」
大半は○○が好きっていう趣味の話で花を咲かせますが、
ごくまれに漁色がいることもたびたびあります。
迷惑なんですけどね。


●ronさん。

僕もすげー怖い、男だらけの空間って。
特にゲイだらけの空間。

●nobaraさん。

あ、べつに「使命感」だけで行っているわけではないですよ。
個人的に、一度じっくりとこのイベントを見てみたかったんです。
ただ、なにもしないと手持ち無沙汰なので「撮影してますっ!」っていう役割を
自分に与えた方が安心してその空間に居られるのでそうしたまでで。

サングラスなんかかけたら余計に自意識過剰ぶりが際立つじゃないですか・・・(爆)。

●とっぴぃさん。

え~でも「漁りに来てる」ことを隠せない人って、素直だと思いますよ~。
そういう下心付きでオフ会のような場所に行く人って、実際いるわけですし
そのことをもし「禁止」でもしたら、こういうイベントの集客はガタ落ちするでしょうね(笑)。
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