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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-09
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日英LGBTユースエクスチェンジプロジェクト01●LGBTユースと仲間たちの“希望”宣言☆●あいさつ・プロジェクト紹介



 8月20日~31日まで。イギリスのブリストル市からLGBTの若者たちが来日し、日本の若者と交流するという「LGBTユースエクスチェンジプロジェクト」が行われました。カンパを募って前半4日間はワークショップが行われ、後半は京都、奈良旅行などが行われたようですが、その中日である24日(日)。ワークショップの成果を発表する公開イベントが東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。その模様を映像で紹介します。まずはオープニングの主催者挨拶、プロジェクトの説明から。

01●主催者他あいさつ
  

02●プロジェクト紹介
  

 この日の入場者は100名以上(主催者発表)。定員250名ということで用意された広い会場としては、ちょっと寂しい客入りだったような印象もありますが、こうしたいわゆる「完全に真面目系な(ことが事前告知で想定できてしまう)」イベントとしては、「入った方だったのではないか」という見方もあるようです。事前に新聞数紙に予告記事が掲載され、それを見て会場に足を運んだという方も数名いたようではありますが、こうした活動の関係者の顔を大体知っている僕の正直な印象としては、「いつもあちこちで会うメンバーが多いなぁ」という方が強かったです。

 また、この公開イベントは若者向けには「LGBTユースと仲間たちの“希望”宣言☆」そして大人向けには「公開イベントfor Adult 孤独は国境を越える」という2つのタイトルを使い分けて告知・宣伝が行われていたようですが・・・「孤独は国境を越える」というタイトルに、かなり「ひっかかり」というか違和感を持ちました。

 LGBT=まず「孤独」ありきという一面的な現実認識を強調してこうした活動への賛同を得ようとする戦略に、最近の僕が懐疑的になってきたということがあるのかもしれません。あんまり強く前面に押し出されると、そのメッセージを受ける側に「本当にそうか?」「そんなに断言してしまっていいのか?」という気持ちが生まれたりします。実際に「孤独」や「孤絶感」に苛まれる若者が居るだろうことは現実ではあるのですが、そういう若者ばかりではありません。また、インターネットの急速に発達した現代では、数年前に比べて日常の生活環境で、LGBTに関する情報に身近に触れられる機会は飛躍的に向上していますし、仲間と出会う方法も自分で作り出せるようになりました。

 いわゆる「活動」を推し進めたいという目的意識ばかりが先に立ち、リアルな日常感覚から乖離した強度で一面的な現実認識を強調し過ぎると「嘘くさく」なってしまって、アピールの仕方としては損なのではないでしょうか。こうした活動を「他人事」だと捉えて興味を持たない大勢の人たちが、いったいなにに「引いてしまう」のか。そろそろシビアに現実分析をする必要があるのではないかと感じるきっかけになりました。

 また、この日は、NHK『ハートをつなごう』の新シリーズ「LGBT」(10月1・2日放送)のスタッフがテレビカメラを廻しており、映像や写真で撮影されることに躊躇する場合は入り口でリボンをもらって首からかけ、「後姿ならOK」あるいは「完全NG」の意思表示を、色によって示すことが出来るような仕組みになっていました。

 そうした、ちょっと浮き足立った状況で行われた公開イベントでは、主に日英の若者たちが互いの国の現状を紹介し、ワークショップで話されたことを発表しました。FC2 同性愛Blog Ranking
LGBTユースと仲間たちの“希望”宣言☆INDEX
01●あいさつ・プロジェクト紹介
02●イギリスでLGBTであるということ
03●Rainbow Collegeの発表「日本の状況について」
04●ディスクジョッキーVS歌での日英パフォーマンス合戦
05●だってREALに「居る」んだから。
06●カミングアウトについて/ケータイ・フィルタリング「同性愛」カテゴリー削除のグッジョブ
07●トランスジェンダーの可視化をめぐる日英の逆転現象
08●「個性」で一括りにされて見えなくなるもの
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