神戸LGBTIQプライドマーチ参加記19●祭は終わり、日常へ。

神戸まつりのパレードは、歩き出すまでの待ち時間は長いですが歩いてしまえばあっという間。約25分程度の長さです。前回紹介したパレード前半から、今回は後半へ。そして、歩き終えたばかりの参加者の表情を御覧ください。
05●祭は終わり、日常へ。
記念撮影が終わった途端にかつらを脱ぎ捨てたドラァグ・クイーンの方々の変貌ぶりが面白いですね(笑)。待ち時間から合わせると2~3時間、炎天下でかつらを被りっぱなしだったわけで、暑かったみたいです。

こうした地域密着型で少人数のパレードだとかえって「地元」の人々が参加し辛いという側面もあり、今年も行進に参加した半数以上の人々は県外からの遠征組だったという現実もあります。パレードは地元テレビ局「サンテレビ」で生中継されますし、沿道で座って見ている観客も地元率が高いでしょうから、よほどの覚悟と条件が揃っていないと「当事者」は参加し辛いわけです。あるいは「自衛のために」ドラァグの格好や仮装をしたりして参加することを選択する人々もいます。そうしたシビアな現実も念頭に置きながら、実行委員会の人々は今年も人集めに奔走し、結果的に昨年並みの100名前後の人数が歩くことにつながりました。

06●エディさん(レインボープライド愛媛)の感想
映像でも語られていますが、エディさんたちは松山で毎月「れいんぼ~ティーサロン」を開催し、セクシュアル・マイノリティー当事者で語り合う機会を作り続けてきました。また、行政に対する働きかけも活発に行い続けています。そして、その活動ぶりを丁寧にわかりやすく、全国に向けて発信し続けています。いろいろ壁にぶつかることもあるようですが、ぜひこれからも「長く続けること」を最優先に、ゆっくりと歩みを進めて欲しいです。

07●石坂わたるさん、中田たか志さん、赤杉康伸さんの感想
この映像、実は僕は爆笑しながら撮っているのですがスミマセン、笑いのツボが変なところにあるもので(笑)。家で見返してみてもこの映像を見るたびに笑いをこらえることが出来ません。なんなんでしょう、場に漂っている空気感とか独特の「間」が僕にとってのツボなんです。

08●尾辻かな子さん、元満真紀さん(クィアレインボーパレード福岡)の感想
「祭」の開放感にあふれた参加者たちの表情。いかがでしたか?しかし「祭」はやがて必ず終わります。弾ければ弾けるほどに、日常の場に戻った時のギャップが辛く思えたりもしますが、もし「祭」が日常になってしまったらそれはそれで、ありがたみを感じられなくもなるのでしょう。「祭=ハレ」と「ケ=日常」の両方を、バランスよく体験できる環境が整っていること。そのことの大切さを感じた神戸での一日でした。
さて次回は・・・これも神戸コミュニティーならではの開放感が成せる業(笑)。アフターイベントの映画祭で、今年のパレードには参加しなかったケンゾヲさんが、その思いを語る場面を紹介します。→FC2 同性愛Blog Ranking
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コメント
この記事へのコメント
通りすがりのものですが
元満という名前が珍しいのでびっくりしました
主人も福岡県出身です
24年前から神戸市在住です
主人も福岡県出身です
24年前から神戸市在住です
●元満もとこ さん。
そうですか「元満」姓は福岡に多いのですか。
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