尾辻かな子さんWe're OK!104●ゲイ・ペンギンが主人公の絵本「タンタンタンゴはパパふたり」出版

数々のLGBT関連書籍を発行してきたポット出版からこのたび、同社としても初となる「絵本」が出版されました。タイトルは『タンタンタンゴはパパふたり』
・・・ん?パパふたり?そう、この本は同性カップルとして卵をあたため、雛をかえしたペンギンが主人公なのだそうです。(しかもNYのセントラルパークにある動物園で実際にあった話なんだとか)。著者はジャスティン・リチャードソンさんとピーター・パーネルさん。イラストはヘンリー・コールさん。そして日本語版の翻訳を手がけたのが、尾辻かな子さんと前田和男さんです。
この本の出版を知り、僕はまずこう思ってしまいました「これって、今の日本で果たして売れるんだろうか?」。だって、絵本といえば「親が子どもに買い与えるもの」だというのが僕のイメージでしたから。今の日本に「同性愛」を描いた絵本をチビっ子に読み聞かせる親が、それほど居るようには思えないのです。(居たとしてもほんのごく少数では?同性パートナーとして子育てを実践している人も、まだごく少数だろうし。)
では、誰が買うのか?まずは「同性愛者」だと自認している当事者たちや、「同性愛」を理解している周囲の人々が物語に共感して買うということは、想像が付きます。あとは、「可視化のために」という、いわば社会運動的な目的で買う人たちも一定数はいることでしょう。それ以外には?・・・。とても「潜在的な市場」があるとは思えないところに、ポッとこういう本が出版されたわけなんですよね。(←だからポット出版!?爆)。
★「どう売るつもりなのか」など、疑問に思うことをぶつけるチャンス!(笑)絵本出版記念パーティーが東京と大阪で開催されるそうです。料金は絵本込みで3000円なので、パーティーに行くつもりの人は、当日まで買うのを我慢しましょう(爆)。
両会場とも、昨年選挙絡みのイベントが行われた懐かしい会場でもあるわけですね。それにしても・・・「絵本」という、今まで想定していなかったアイテムにおいて「同性愛モノ」が誕生したわけで。ある意味では、未来に対する想像力が試されているのかもしれませんね。→FC2 同性愛Blog Ranking【東京開催】2008年4月27日(日)17:00~19:00
会場:九州男(くすお) 新宿区新宿2-17-1サンフラワービル3F
電話 03-3354-5050
【大阪開催】2008年5月11日(日)15:00~17:00
会場:Village(ビレッジ) 大阪市北区神山町14-3アド神山2F
電話 06-6365-1151
会費:3,000円(絵本+1ドリンクつき)
主催:尾辻かな子とレインボーネットワーク
翻訳者の尾辻かな子さん、前田和男さんの挨拶の他、ゲストを交えてのトークショーを予定。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
久しぶりに!
丁度27日は上京しているのです。
という訳で、久しぶりにおっつんに会いに行きまーす!
akaboshiさんにも会えるのかなー?
(*^-^*)ノ
という訳で、久しぶりにおっつんに会いに行きまーす!
akaboshiさんにも会えるのかなー?
(*^-^*)ノ
コメントを投稿する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
⇒ http://akaboshi07.blog44.fc2.com/tb.php/1219-8c57b23e
この記事へのトラックバック