フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-08
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薔薇族なんて無かった時代を描く『ALL DAYS 二丁目の朝日』 新宿で上映中

 ノスタルジック・パロディームービーなんだとか。新宿で2月2日から上映が始まった『ALL DAYS 二丁目の朝日』 。かの有名映画が描いた時代と同じ昭和33年に物語を設定し、「新宿二丁目」の歴史が垣間見れる面白そうな映画です。

 昭和31年に売春防止法が施行される前までは、あの辺一体には遊郭とか売春宿があったらしいのですが、法律が出来た影響でノンケ用風俗が撤退。なんとその空き家に、ホモバーやゲイクラブが出来はじめ、現在の「新宿2丁目」へと変貌して行ったようです。

 いまや性的マイノリティーの集まる街として全国的に知名度は抜群ですが、行ってみちゃえば単なる狭い街角(笑)。でもその街角に付与された様々なイメージだとか、出入りした人々の物語を紡ぐと、歴史や世の中の縮図を描くことが出来るわけで。この映画には結構、期待しています。

(MOVIE) ALLDAYS 二丁目の朝日 - Trailer
  

 この時代の二丁目のことを本で読むには、原吾一著『愛と哀しみの街 新宿二丁目物語』がオススメです。戦後の遊郭、赤線時代に関する聞き書きとか、ゲイバー第1号が生まれるまでの物語とかが、まるでドラマを見ているかのように映像が浮かびやすい文体で描かれていて、とても惹き込まれました。文章が「物語調」になっている分、事実・史実としては信憑性が若干薄そうな部分も見受けられますが、薔薇族が発行された1971年以前の新宿二丁目のことを知るには、なかなか資料が無いのが現実です。つまり、当時、生きていた人に直接会って「記憶を集積する」しかないのです。日本の同性愛史の「記録の散逸」そして「消え行く記憶」という現在進行形の問題についても考えさせられた一冊でした。

 また、伏見憲明著『ゲイという「経験」』 の中にも「ゲイの考古学」という100ページ以上に渡るゲイの歴史についての論考があり、著者が国会図書館の資料の山から発掘した貴重な文献や、高齢の同性愛者への聞き書きを基にした「二丁目の歴史」についての記述が載っています。他にも、ゲイメディアの変遷、三島由紀夫の死の意味、ゲイ年表などなど、すごく面白かったです。

 「日本の性的マイノリティーの歴史」は教科書にも載っていませんし、メディアが無かった時代の出来事はまだまだ発掘され始めたばかり。記録されずに時の経過と共に消え行く個人史も、無数に存在しています。FC2同性愛 Blog Ranking
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