フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-05
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三島由紀夫とつきあってみる016●資格があるのは本人のみ。



 三島由紀夫について久しぶりに読みたくなった。読書というものは快楽だ。我を忘れて熱中した。

 「三島はラッキョの皮をむくように、真の自分を見定めるため、一枚一枚はぎとりつつ、同時に、衣裳をまとっていた。」

 野坂昭如が「赫やくたる逆光 ~私説・三島由紀夫」で記した三島評。人間存在のある一面の真実を、端的に言い表している。

 自分を曝け出して表現する。しかしその表現によって新たな衣裳が纏わり付く。身軽になりたくて始めたことなのに、身重になって行く矛盾。他者の瞳に映る自己が、自らを縛って行く。あの鋭い眼光で、あの尖った感性で、三島は矛盾をとことん意識し、考え続けた。

 そして、ついにはラッキョの皮を、最後まで剥いてしまったのだろうか。野坂氏は三島の人生を次のように言い表している。

「そこには結局、なにもなかった。あるのはただ、厚塗りの化粧。薄っぺらい虚飾。人工的な作り笑い。必死で作り上げてきた自らの物語。その嘘。」

 ・・・嘘?

 ・・・。

 たとえ人工的な物語でもいいじゃない。嘘は真実、真実は嘘。すべて物事には両面がある。他人に誰かの人生を「嘘」と決め付ける資格はない。資格があるのは本人のみ。ラッキョの中には「無」しかなくても、そこに三島は自らの、希望をみつけていたかもしれない。誰にもそれを「絶望」と名づける資格はない。

 自己の存在を肯定するために、誰かの存在や生き方を否定することほど単純で貧しい思考はない。その愚を、決して犯さぬように。そう誓った新年の読書だった。FC2 同性愛Blog Ranking



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コメント

この記事へのコメント

ラッキョウの中心には、

あけましておめでとうございます。今年も時々お邪魔します。

 ラッキョウの中心には、やっぱ、中心となる細胞(成長点、apex細胞)があります、生物学的には。それが肉眼的に認識できないから何もない、というのは三島の言語的認識の限界かもしれません。無と思えるものの中には、必ず何かあると思った方がいいと思います。無限の可能性と言ってもいいかと思います。
 一つ言えるのは、それらを鳥瞰できる視座を、今の時代はすでに手に入れているということです。私はそれが希望だと思っています。

新年早々の戯言でした。お邪魔しました。

●nobaraさん。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

ラッキョウの中心には、そうですか。細胞があるんですね~。
三島由紀夫氏のことを「ラッキョ」に譬えたのは野坂昭如氏なのですが、
この譬えにも両義的な意味は含まれているのかもしれませんね。

無と思えるものの中には、必ず何かある。
反対に、有と思えるものの中には、
それほどのものは無いのかもしれない。

何事もちょっとばかり「ヒネた視線で」みつめることを忘れずにいたいです。

三島由紀夫は”禁色”でしょう!

先週一親等が消滅し、数日後にブログをここに始めました。
ずいぶん沢山の記事を、しかも尾辻さんなどを取り上げてるので認めました(偉そうですが)
まだ、自分のブログは、ぐちゃぐちゃですが、「ゲイの人生」としてはあなたの数倍blacksSide
を見尽くして、『見るべきほどのものは、全て見つ』の心境の三好といいます。
もし、よければ多忙でしょうが、情報量だけは多いハズ。
P.S.伊藤文学さんはTVで何度も見ましたが「あなたはゲイですか?」のQにいつも
「そういう問題では無い」とはぐらかしているので”嫌いです!”
自分のように”化け顔を晒す覚悟”が欠けている人でしょう。違うならなぜ、
『自分もゲイだ!』と公然と言わないのか?
そんなんだから「薔薇族」は結局ポシャるんだと、情報不足ながら、関心外の人です。
あなたは、なぜ「顔を隠しているのですか?」
素顔を隠していいる人は「ハンサムが多い」と経験上予測出来ますが、
「覚悟がたりないでしょう?これだけ立派な記事を書き、活動してきたのに!」
P.S.自分は人を傷つけるのが一番イヤです。
このコメントも、あなたを傷つけた事を謝ります。
目に留まったら、何か反応を下されば幸いです。


わたしが答えるべきではないと思ったのですが

>FelisCutusverXさま
初めまして。このブログにしばしばコメントを付けさせていただいています、Ronと申します。
本来はakaboshiさんが答えるべきでしょうし(あなたはakaboshiさんに聞いていますので)、わたしが答えるべきではないと思ったのですが、

一つ、
人の性的指向を聞かれたとき、その本人がどう答えようが自由だと思います。何もこれは性的指向だけの質問でなくとも、他の質問でもそうでしょう。なので、伊藤文学氏がどう答えようと、それは本人の自由です。それによって他の人がどう思おうが、その人の自由であるように。

二つ、
akaboshiさんが顔を隠している理由はわたしには分かりませんが、ブログやウェブサイトの管理人はすべて顔を出さなければならないのでしょうか?わたしが思うに、性的少数者のみならず、一般のブログやウェブサイトでも自分の顔を出している人はごく少数だと思われます。顔を出している=覚悟がある、顔を出していない=覚悟がない、ではないとわたしは思います。わたしも自分の画像を自分のブログに載せていますが、特に覚悟をしているというわけでなく、ただあの画像が好きだからです。これも一つめと同じように(顔を出す、出さないは)個人の自由、としか言いようがありません。

では。

●FelisCutusverXさん。

文学さんの「ゲイ説」、しゅっちゅう出ますけれどもなんなんでしょうね~。実際に会って喋ってみるとバリバリのノンケさんだし、現に奥さんも子どもさんもいますしねぇ。不思議~。なんでそうやって「ゲイ」にしたがる人が多いのか。そこらへんの心理に興味アリ。

あと、顔の件ですが・・・出してますよ僕(笑)。べつに「覚悟」とか大それたことではありませんけども。

ブログのトップ画像は、ブログをはじめたときの「初心」が詰まっていて思い入れがあるので使い続けてるだけです。

でもさぁ

このブログのトップ画像見たら「akaboshiさんってどんな人だろう(わくわく)」って思いますよねー。実際は、、、あはは。←失礼

この画像、どうやって撮ったのか、教えて欲しい~。
ってわたしは最近「ナルちゃん」なので、顔出ししちゃってます(苦笑)

確かに&同感&言い過ぎ謝罪

Ron様&akaboshi様へ。
たしかに「自分でも顔を出せないときがありました。」それに、よく考えると
『顔を出しても何もしてなければ(自分です)、顔を隠して行動している人のほうがずっとすぐれている!!!』
ここで、ブログを始めて、akaboshi様のブログが”一番素晴らしい”と思ったので、冒頭の顔をかくしていいるのが余計に不思議で、失礼なことを書いてしまいました。
顔をだしていることも、勉強不足?で失礼の2乗です。
あと、「ブログをはじめたときの「初心」が詰まっていて思い入れがあるので使い続けてるだけです。

この言葉だけでも、十分納得出来ました。
過去の経緯とか知らずにまずは、「ゴメンナサイ。」
言い訳を敢えてすると、ここのくだらないブログ(自分のも含んで)にあるような、「思わせぶりの写真」のように見えた(自分がくだらない人格だからだ!)ので、わざわざコメントをしました。
これからも、頑張って続けられる限り買いて下さい。応援しています。
P.S.自分のブログは”決して読まないで下さい!”akaboshiさんのと比較すると『余りにくだらないし、恥ずかしくなるので。』
「顔をさらせば良いという問題では無い」という悪例の見本です。
GJNというところに、ブログ開始後参加しましたが、そこのプロフィール欄でも『偉そうなコメントと面の皮の厚い醜い顔』晒してしまい、今この文章を書きながら後悔&恥&反省&落ち込みetcの気分です。
以上、悪文乱文で申し訳ありませんが、言い訳染みた謝罪コメントととお許しを!
では~♪

●Ronさん。

幻想は幻想のまま、美しくしときたかったのに・・・
僕らは出会ってしまったんだねぇ(爆)

●FeliscutusverX様(←笑)

白状してしまえば・・・あの画像を使ってブログをはじめた「初心」には、実は「思わせぶり」な下心も少なからず入っております(笑)。

あのですね。
このブログ、開設当初は今みたいな路線では全く無くてですね・・・このブログを通して知り合った人と付き合ってデートする様子をレポートしたりとか、かなり自意識過剰なナルシストぶりを発揮した路線だったんですよ(←その記事は消しましたけど。笑)。その思い出を消したくないから残しているというのが真相。

ごめんなさ~い。あんまり高尚な理由ではないんです。だからあの画像が「思わせぶり」と思われるのも、ある意味では「当たり前」なんです~(笑)。

こんにちは、はじめまして。 三島由紀夫氏についてあちこちサイトを飛び回っておりましたら、akaboshiさんのところにたどりつきました。

三島由紀夫とつきあってみる。は大変興味深く読ませていただきました。

三島氏が自決した時、私は、8歳でしたが、新聞の一面の三島氏の演説している姿を

よくおぼえています。

なぜか彼の作品は読んだ記憶がなく、高校生の時は太宰や芥川(誕生日が同じ)は

かなり読みましたが。

三島由紀夫の自決時の年齢を2つすぎましたけれども、同じ年代になり今なら
読める気がすのです。

実は、鬱で仕事が出来ず家出して実家にいるのですが、先日主治医の先生に
今三島由紀夫興味があるというと、先生は驚かれていました。

仮面の告白を読もうかなと思っています、まず最初に。

akaboshiさんのこのブログは参考になりました、ありがとうございます。

ゲイなんて珍しくもない!
三島はバイセクシュアルだから、正確に言えば三島はゲイではないのだよ!
三島の作中に自己をみつけることはよくあることさ。
ゲイでなくてもね!
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