薔薇族は生きている053●内藤ルネさんを偲ぶ02●銀座でお別れ会「アデュー内藤ルネさんの会」開催

日本の有名人で早い時期から「同性パートナーシップ」を実践しつつ、少女イラストの大ブームを巻き起こし「かわいい」という概念を世間に定着させた内藤ルネさん。80年代から90年代初頭にかけては『薔薇族』全盛期の表紙を担当され、多くのホモ(今で言うところのゲイ)達に親しまれたルネ・ボーイズをたくさん生み出しました。自力復刊薔薇族では、藤田竜さんとの半世紀以上にわたるパートナーシップと雑誌作りについてのお話を伺う計画を立てていたのですが、間に合いませんでした。「まだ大丈夫だろう」と思っていると、高齢の方々はいなくなってしまいます。聴いておくべき話、残しておくべきエピソードは、たくさんあるはずなのですから油断してはいられません。
後年は借金苦に見舞われたり、最晩年には「第3次ルネ・ブーム」が再来して大忙しになったりと文字通り波乱に満ちた生涯を過ごされた内藤ルネさんですが、この度、お別れ会が銀座で2日間にわたって開催されます。主催者はパートナーの本間真夫さん(薔薇族誌上における「藤田竜」さん)です。ご都合の付かれる方はぜひ、ルネさんを偲びに足をお運びください。
伊藤文学さんはルネさんの急死を受け、ご自身のブログに『薔薇族』の読者は、内藤ルネさんを忘れない!という記事をアップされています。また、自力復刊薔薇族ではルネさんの死を受けて急遽、予定を変更して2008年冬号(1月発行)にて、『薔薇族』における内藤ルネさんの足跡を特集するべく準備を進めています。世代や社会状況の問題もあって、語られることの少ないルネさんの「同性愛者としてのエピソード」ですが、きっちりとまとめておくことが必要であると考えています。→FC2 同性愛Blog Ranking「アデュー内藤ルネさんの会」
12月2日(日)14:00~19:00
12月3日(月)11:00~17:00
会場:スパンアートギャラリー
(東京都中央区銀座2-2-18 西欧ビル1F ※銀座プランタン並び)
主催者:本間真夫
(平服でお越しください。会費不要。)
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