第6回東京プライドパレード16●クロージングは、まさかの政治家スピーチ5連続!

Brass MIX!による「エルザの大聖堂の行列」が終わるやいなや、ステージではクロージングイベントが開始されました。あまりにも間髪入れずにスタートしたものでカメラの移動が間に合わず、はじまりの部分は撮りそこねてしまいましたが…(笑)。
それにしても、なかなか見応えのあるステージでした。何度も何度も投げキッスをして会場を盛り上げた福島みずほさんをはじめ、次から次へと政治家の方々が登場して力強いスピーチを繰り広げたのです。炎天下を歩いた直後で疲れていたけれど、ステージ上から発せられる言葉にエネルギーを与えられたのは、僕だけではなかったはずです。興奮のステージをぜひ、5人連続で御覧ください!
●福島みずほさん(社民党党首)スピーチ
●川田龍平さん(参議院議員)スピーチ
●尾辻かな子さん(前大阪府議会議員)スピーチ
●上川あやさん(世田谷区議会議員)スピーチ
●谷川智行さん(日本共産党)スピーチ
どうでしたか。まさかの「政治家5連発」に、大いに盛り上がった今年のクロージングイベントでした。
さて。今年のパレードの大きなトピックの一つとして、社民党の党首が、はじめてパレードに参加して一緒に歩いたことが挙げられるでしょう。つまり「党を挙げて」LGBTフレンドリーであることをアピールして来たわけです。彼女がステージ上から僕らにアピールした政策を、文字に起こしてみました。
よく、「パレードの場を政治宣伝に使うな」とか言う人がいるらしいのですが、的外れもいいところ。むしろ「政治宣伝に使われる位の影響力のあるイベント」であるべきではないかと僕は思います。LGBTの抱える課題は「政治の場でこそ」解決して行くべき、社会の構造の問題です。政治家に関心を持ってもらうことは、とても大事なことなんです。「皆さんこんにちは。紹介していただきました、社民党党首、福島みずほです。今日のパレード、とっても楽しかったです。ありがと うございます。皆さん、国会の中で、参議院は与野党逆転をしました。民主党だけでは逆転ではなく、社民党が入らないと、野党が結束しないと逆転にはなりません。私は、長いこと取り組んで来た「選択的夫婦別姓」、両親が結婚届けを出していない子どもたちの「 婚外子差別撤廃」の民法改正案を、参議院で可決、成立させて衆議院に送って、国会の中で公明党も説得して、なんとか成立させたい 。そう思っています。そして、その次はPACS法。ゲイ・レズビアンの人たちが、昔から多くの多くの友達、やっぱりすごい苦労を しています。友情婚、たとえば表面上結婚届を出す、あるいは恋人が亡くなって相続権もらえない。家から追い出される。たくさん苦 労をしています。皆さん、日本でPACS法、外国のように同性婚、パートナーシップの法律も、ぜひ作ろうではありませんか。皆さ んいろんな生き方があっていい。ゲイ、レズビアンや性同一性障害、いろんな人たちがそのままで肯定され、法律もそれを保障する。 自分のいろんなことで差別されたり、えっらい苦労をしたりしないで済む、そのこともやって行きたいと思います。性同一性障害の法 律も出来ましたが、パパ、ママになってしまうと、性の転換が戸籍上できない。これも、もう一度法律改正をしたい。そう思っています。どうか、当事者の皆さんと、元気に、法律と制度を変えて行きましょう。行きます!。そしてやっぱり、多元的な、みんなが元気 で生きられるためには平和が必要です。戦争しない。みんな仲良く。そのためにも社民党は頑張って行きます。社民党党首・福島みず ほです。党を代表して皆さんに、心からのエールを送ります。がんばりまーす。ありがとうございまーす。」
今後もますます、さまざまな政治家の方々が「アピールの場」として火花を散らすようなイベントで、あり続けて欲しいです。→FC2 同性愛Blog Ranking
コメント
質問させてください。
政治家や政治団体からのメッセージを身近に聞けるよい機会じゃないでしょうか?
その政治家や政党がどれだけ真剣にLGBTのために働こうとしているのかを見るためにも良いチャンスだと思います。
すぐオランダとか他のヨーロッパのプライドの様子を引き合いに出すのが俺の悪い癖ですが(笑)、こちらでも政党がパレードに参加してくるのはごく当たり前のことです。主張はそれぞれ。誰もが思いを主張できる場なのですから、政治家がその思いを主張したって何も悪いことはないでしょう。
エロと政治
>政治に対してアレルギーを持つLGBTI
はじめまして、わしも同感です。
これなんなんでしょう?事実あるアレルギー、積極的ではないが消極的な政治フォビア、無関心。LGBTIに限らず、友人が「無力感からくる不安かの逃げ姿勢」のようなことを言っていてなるほどな、と思いました。結局は自分たちで変えられるという意識が持てていないということかと思われます。政治家は自分たち当事者が使う人(公僕?)ですから、本来は嫌悪感を出す必要はなく、今回出てきた人たちの誰がたよりになりそうかな、実践的に動いてくれる人かな、とチョイスする場をパレードがもうけてくれただけのような気がします。あれだけの数の政治屋が当事者に向けてメッセージをまとめて向けたのはたぶん初めてなのである意味画期的だと思います。
>どのように納得してもらえる形を提示
やっぱり、政治家もエロを提示できるってことでしょうか?うふ。それも楽しいし、ありかもしれません。
話し方の問題とかもあるかもしれませんが、尾辻さんくらいまでは結構集中して聞けましたよ。
ぷぅ。さんの
>「パレードの場を政治宣伝に使うな」という意見にも納得感がある
は特に「政治の宣伝」なのか他一般の「宣伝」でもあるのか理解できません。単なる宣伝であれば、むしろわしはゲイエロス関係の宣伝がパレードの公式ガイドブックにどかどか入ってるところが気になりますがw
>「あぁ私はこの輪の中にも入れないマイノリティなのね」
マイノリティという事実に疎外感をくっつけているのはあくまでも個人の勝手ですが、是非ご自分でがっかりしないブログや場作りをなさってはどうでしょう?
これが、私のコメントへではなく、メールへの返事であることくらいわかっています。
無理して「わし」などと頑張っていただかなくて結構です。
言ったでしょ?同感できる相手には切々と同感できる旨を語り、
反論する相手は冷たく突き放すのがあなた方のやりかただ、と。
可哀想なくらい一生懸命反論されていますが、私はエロのことなど一言も語っておりませんし
あなた方に反論するためにわざわざブログを開設するほど暇ではありませんので。
どうしてわからないのですか?
私のように少なからずリブ・フォビアを抱えている人間に対し、
理解を求め、または救い出し、輪を広げるのがあたたたちの活動なのでしょ?違うのですか?
ここで心からの対応をいただけて、納得出来るご説明をいただければ
それだけですんなり自分の中のリブ・フォビアを解消出来る層は数多くいるのですよ。私だってその一人です。
なのにあなた方はわざわざ敵を増やすようなことしか出来なくて、それが残念だと私は言っているのです。
輪の中に入らないとわからないことは沢山あるのだろうと思います。
でも、輪の中にいるあなた方は、あまりにも輪の外を見ようとしなさすぎる。
そのど真ん中にいるakaboshiさん、あなたは特にそうですよ。
選挙の時だけ輪を広げようなんて、虫が良すぎます。そうではありませんか?
自分達が正しいと思うのであれば、寄せられる反論にいちいちヒステリックにならず、
そういう可哀想な人たちを救い出すようしっかり理解を求めなさい。
多様性が聞いて呆れます。
こちらのブログは結局
akaboshiさん凄いですね!立派ですね!と、
信者さんたちから持ち上げられて気分良くなりたいだけのものだったでしょうか?
だとしたらごめんなさい、無理なことをお願いしてしまったと反省します。
どうせまたこれは削除されるのでしょうけど、
どうしましょう?また皆さんに送ったほうがよろしいですか?
では、今後とも頑張ってください。
うーん、確かに
多少わたしも違和感を感じましたよ。
まあ言葉のあやだと思うんだけど、そういう細かいところに
拘るのってゲイやビアンのいいところでもあり、ちょっと困ったところでもあると思う。
akaboshiさんの真意はそのあとの文章にあるわけで、リブフォビアを疎外しようっていう
意思はない・・・・と思います。
パレードに対しても色んな意見があってしかるべきだと思います。
まあ、正直わたしもリブにものすごく熱心な人たちにはついていけない部分があります。
リブに熱心になれない人たちを置き去りにしている印象も否めません。
でも、「あなたたちはすぐそうやって人を突き放して」と責めるようなことにしても、
結局お互い気分悪いままだと思うんですが・・・・。
わたしはリブゲイについていけないと同時に、これまた頑ななリブフォビアにも
違和感は感じています。
・・・・と、まあまとまりのないわけのわからん文章になりましたが、
落ち着いてみるようにしたら、色んなものが見えてくるのにな・・・・と思ったわけです。
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