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フツーに生きてるGAYの日常

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2023-05
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ペガーさん強制送還反対・続報●27日、外務省とイギリス大使館に要請文を提出へ

 前回ご紹介したイラン人のレズビアン、ぺガーさんがイギリスからイランに送還されそうになっている件ですが、日本のアクションが活発になってきました。27日(月)に外務省・イギリス大使館に要請文が提出される予定です。

 ことの経緯がわかりやすく書かれているため、ぺガーさん強制送還反対ブログより、イギリス大使館に提出される予定の文面を転載させていただきます。



駐日英国大使館 御中
駐日英国大使 グレアム・ホルブルック・フライ 様
〒102-8381
東京都千代田区一番町1
Tel: 03-5211-1100(代表)
Fax:03-5275-3164(代表)

 イランは同性愛者を死刑にする国です。イギリスはこのことを知りながら、レズビアンのペガー・エマンバクシュさんをイランに強制送還すると決定しました(決行に関しては現在保留中)。この決定は国際人権規約を蹂躙するものです。

 ペガー・エマンバクシュさんは、40歳のイラン人のレズビアンです。若い頃、家族に強制的に結婚させられましたが、女性との恋愛関係がありました。2005年に、イランの迫害を逃れるべく命の危険を冒しながらも、難民申請をするためにイギリスにやってきました。

 イギリスは、同性愛者の難民を出身国の迫害の危険から保護するとの規約に署名しているにもかかわらず、彼女の難民申請は却下されました。しかも、今や彼女は収監され、強制送還されようとしています。単に国境を越えて強制移送されるのではありません。「死」へと送られるのです。

 私たちは人権保護のための請願を働きかけてきました。ペガーさんの生存のため、難民の権利を守るため、国内だけでなく、国外でも人々の大きなムーブメントが生まれました。何千という抗議の手紙や、イタリアを始めとするヨーロッパの政治家、知識人、世界中のアクティビスト、人権の専門家、国内の多くの人たちからの非難にも関わらず、ペガーさんの難民申請は認められていません。こうしている間にも、ペガーさんの強制送還反対と難民申請の受理を求める人たちの動きはどんどん大きくなり、さまざまな抗議活動も拡大しています。

 ペガー・エマンバクシュさんは今、シェフィールド近郊のヤールズウッドの収容センターにいます。過去に彼女の難民申請は「申請の動機に一貫性がない」ということで却下されています。その理由のひとつは「彼女が同性愛者である証拠がない」ということでした。

 ドイツでも似たようなケースがありました。若いレズビアン、ジャスミンKさんが亡命を申請したとき、「彼女がレズビアンであることを証明できない」という、イギリス同様に、不十分な論理で却下されました。

 世界人権宣言も、国連難民条約も、レズビアンであることの「証明」をするまでもなく、人は保護されるべきであると謳っています。同性愛は性的指向であり、現在のところ個人によって自己申請したり、自分を定義したりすることで語られる概念です。こういう「指向」に対して証拠を求めること自体が人権侵害であります。イスラエルはホロコーストの時に、ユダヤ人の難民を彼らの自己申告に基づいて受け入れました。当時、難民の多くは身分を証明する書類すらもっていませんでした。

 人権を尊重するためには、こういった行動が必要です。個人の性行動を他人の目にさらすことを強要すること、また、セクシュアリティを証明するために行われる治療的、心理的診断のプロセスは個人のプライバシーと尊厳を傷つけるものです。

 私たちはペガー・エマンバクシュ、ジャスミンK、そして同性愛者であるということで迫害を受けているすべての人々が、文明国であり、非寛容を認めないと自認する国々で、難民として亡命申請を認められることを強く求めます。

 特にイギリスは多様性を尊重し、人権を守る国であり、国連の人権理事国の一員であること。さらに、世界でも有数の同性愛者に対する敏感さをもちあわせている国です。いったん決定し、現在決行保留になっている強制送還をただちに却下し、ペガー・エマンバクシュの難民としての亡命申請を認めるよう、イギリス政府に強く要請します。

★要請文の賛同人募集中! 27日(月)朝9時まで
…もしも上記の要請文に名を連ねることを希望なさる方がいらっしゃいましたら、以下のメールアドレスまで、名前と肩書きを記してお送りください。
pega_must_stay@yahoo.co.jp

★オンライン署名もまだまだ受付中!最新情報はぺガーさん強制送還反対ブログを参照してください。

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