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フツーに生きてるGAYの日常

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2013-12
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『震災から1年被災地いわきからのメッセージ』上映情報:12/8(日)14時から。大井町きゅりあん7階イベントホール



 ☆レインボー・アクションブログからの転載です。

 レインボー・アクションでは、今日から始まった品川区の人権週間記念イベント「しながわ人権のひろば2013」に展示参加しています。品川区の人権尊重都市品川宣言20周年を記念して行われるもので、セクシュアル・マイノリティ関連に特化した展示として参加するのは初めてのことになります。(写真:左からRAの三上かおりさん、以前レインボー・アクションシアターにも出演してくださったレイプクライシス・ネットワークの宇佐美翔子さん、RAの藤田裕喜さん)

 会場となります大井町きゅりあん7Fイベントホールの一角にこのような展示コーナーを設け、そのすぐそばには映像を視聴できるコーナーがあり、6種類の「人権問題に関連した映像作品」の上映が繰り返し行われています。

 その中の一つとして、東日本大震災と性同一性障害、セクシュアル・マイノリティについて考察する『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』(gid.jp製作/監督:島田暁)も入り、期間中何度か上映されることになります。また、8日(日)には14時から、映像上映コーナーにおいて同作品の上映会と、監督の島田暁(レインボー・アクション代表)のトークが行われます。入場無料となっておりますので、ぜひご関心のある方はお出かけください。

 上映&トーク終了後、品川区近辺での地元密着型の活動を行うネットワークづくりを今後行うべく、「品川プロジェクト準備会お茶会」も開催。場所を移して、お茶を飲みながら気軽にお話できればと思います。

 以下、以前の告知でも発表したものですが、再掲させていただきます。↓



品川区の人権週間イベント「しながわ人権のひろば2013」にレインボー・アクション参加。 『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』連続上映。8日(日)14時トークイベント開催

 今年も12月恒例「人権週間」がさまざまな自治体によって開催されますが、レインボー・アクションでは品川区の人権週間行事である「しながわ人権のひろば2013」に参加することになりました。

 会期中、会場では人権をテーマにした様々なパネル展示が行われますが、当会では「セクシュアル・マイノリティ」に関するパネル展示を担当します。また、会場内のモニターでは様々なDVD上映が行われるのですが、その連続再生プログラムの一つとして、『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』(制作:gid.jp、監督:島田 暁)が組み込まれ、何度も上映されることになります。

 また、12月8日(日)14時からは同作品の上映会と監督トークを開催。質疑なども予定されていますので、ぜひ、「震災とセクシュアル・マイノリティ、性同一性障害」のテーマに興味・ご関心のある方はお誘い合わせの上、ご来場ください。



★「品川プロジェクト」準備会も同日開催!

 レインボー・アクション請願・陳情チームでは、今回のイベント参加を契機に「品川プロジェクト」の発足を目指します。品川区に在住あるいは在勤の方で、「セクシュアル・マイノリティの社会的可視化」に関する活動を、地元密着型で行うことに興味がある方、ぜひつながりませんか?

 行政や議員への働きかけ、交流会の開催など、地元に根ざした形で様々な活動を展開できるプロジェクトとしての活動を行う担い手を募集しています。12月8日(日)14時からの『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』上映&トークの終了後、集まったメンバーで近場のお店で気軽な感じで「お茶会」をしながら、今後の構想を練りますので、ぜひ15時頃までに「きゅりあん7F イベントホール」の「レインボー・アクションパネル」の近辺までお越しください。当日の移動先につきましては、Twitterの「@Rainbow_Action」アカウントでお知らせしますので、途中参加の方はご参照ください。

 なお、参加は「品川在住・在勤」の方には限りません。今後、自分の地元で同じようなことができないかどうか?と思われている方もぜひ、この機会に参加してみてください。お待ちしています!



<以下、品川区ホームページより転載>
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000021100/hpg000021013.htm

『人権尊重都市品川宣言制定20周年 しながわ人権のひろば2013』

 平成5年に制定した「人権尊重都市品川宣言」20周年を記念し、区民の人権尊重思想の普及高揚を図り、平和で心ゆたかな人間尊重社会の実現をめざす取組みとして、人権週間(12月4日から10日)事業を開催します。

●日時:12月7日(土)~9日(月)
午前9時30分~午後4時45分(9日は午後3時まで)
●場所:きゅりあん7F イベントホール
 品川区東大井5-18-1、電話:03-5479-4100
http://www.shinagawa-culture.or.jp/hp/page000000300/hpg000000268.htm
JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線の大井町駅徒歩1分
●内容
・小中学生人権標語/ポスター展
・人権啓発パネル展(人権擁護委員の活動紹介など)
・人権をテーマにした啓発ブース など

★啓発ブースでは、「地域における人権のヒント」「人権教育」「同和問題」「拉致問題」「ハンセン病」、そして「セクシュアル・マイノリティ」などに関するDVDの上映なども行います。

★また、8日(日)午後2時から、セクシュアル・マイノリティ関連の映画DVD「震災から1年 被災地いわきからのメッセージ」上映及び監督の島田暁さん他によるトークイベントを行います。(入場無料)

●お問い合わせ:人権啓発課 電話:03-3763-5391

<上映作品紹介>
「震災から1年 被災地いわきからのメッセージ」
2012年/HDDV作品/カラー/20分



製作/山本 蘭
監督・撮影・編集・インタビュー/島田 暁
出演/gid.jp南東北支部のみなさん他
ナレーション/山本ひとみ

 2011年の3月11日に発生した東日本大震災により、津波による甚大な被害と福島第一原子力発電所の事故により、大混乱に陥った福島県いわき市。同市を拠点に活動を続ける「gid.jp 日本性同一性障害と共に生きる人々の会」南東北支部の人々が直面する現実を、交流会やインタビュー取材を通して記録。



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
公式サイト
http://www.rainbowaction.net/
Twitter
https://twitter.com/#!/Rainbow_Action
Facebook
http://www.facebook.com/RainbowAction

◆レインボー・アクションの活動はカンパで運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。
カンパに関する詳細はこちら。
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「女性」の性欲、「男性」の沽券、双方に関するジェンダー抑圧を表す物語●中国インディペンデント映画祭『春夢』



 中国インディペンデント映画祭で『春夢』(楊荔鈉監督)を観ました。タワーマンションに住み、男性の配偶者は会社の重役。娘が一人いる都会暮らしの富裕層のヘテロ女性の「性欲」を描いた作品。理想の男性とセックスする夢に取り憑かれ、日常を空虚に感じ占いや宗教に救いを求める。女性監督が撮った作品でした。
http://cifft.net/chm.htm

 『春夢』のような女性の性欲を描く物語は、60年代の三島由紀夫の小説にあったと思いますが、それは当時女性読者たちに大人気だったようです。上映後の監督と出演者トークで監督が「中国では女性の性欲を語ったり描くことはまだタブー」だと語っていました。日本でもまだその風潮は根強いですね。

 日本では最近は篠原涼子さんが演じた連ドラで女性の性欲が描かれ話題になってましたが、『春夢』のようにオナニーや「激しいセックス夢」の描写はなく綺麗に終始してたかと。また、男性配偶者が主人公の女性の内面を理解できず、キレてしまうなど『春夢』は男性ジェンダー批判の視点も感じました。

 男性ジェンダーに対する批判的視点と、女性ジェンダーにがんじがらめにされ、「性欲に向き合う自分を自己肯定できにくい女性」の葛藤を『春夢』は描き得てました。ただ、ヘテロ女性、ヘテロ男性どちらとも距離を置く視点からすると、「ヘテロ男性」の内面葛藤の描写が薄かったようにも感じました。

 「ジェンダー」にがんじがらめにされる「ヘテロ男性」「ヘテロ女性」の葛藤を描く作品は、世に溢れている表現が男性視点であることに対抗したい欲求が製作者に強く、女性の内面への踏み込みは深くなり、逆に男性がペラペラになりがち。どちらも成立した作品をまだ僕は観たことがないと気付きました。

☆☆☆

 主人公は、いわゆる「富裕層の専業主婦」と呼ばれるような立場のヘテロセクシュアル女性だったわけですが、「家事をこなす」「子どもの世話をする」という役割が彼女の日常を精神的に満たすわけではなく、しかし男性配偶者は「それで満たされているはずだ」と思い込み向き合わない。

 主人公は「満たされていないこと」を男性配偶者に気付いてほしくて様々なサインを送り、やがて男性配偶者も少しだけ気付いて彼なりの行動を示すのですが、結局、その「満たされなさ」を乗り越える術を二人は見出し得ずに、ある事件が起きて関係性は破綻してしまいます。

 男性は「男性としての沽券」のようなものを傷つけられたら対話が出来ずにキレてしまう。女性はそこが理解できない。女性は「性欲が自分にあること」に根源的な自己嫌悪を抱かされる抑圧下に生きている。男性はそこが理解できない。「男女」双方のジェンダー抑圧を描いてる映画としても受け取れました。

★あとは12月13日(金)19時〜上映有り。
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