尾辻かな子さんWe're OK!119●本当に!日本にもようやくレズビアンであることを公言した国会議員が誕生することになりました。尾辻さんおめでとう!

NHKや時事通信、産経新聞が本日、正式に尾辻かな子さんの繰り上げ当選を報道しました。これで正式に、日本で初めて「レズビアンであること」を公言している人が、国会議員になることになります。
左の画像は2007年の参議院選挙に尾辻さんが民主党全国比例から立候補した際に、選挙運動で使われていたフライヤーです。なつかしい・・・。当時は残念ながら落選という結果だったわけですが、まさか約6年後に、このようなサプライズが起きるとは!。想像すらしていなかったので本当に驚きました。世の中、何が起こるかわかりませんね~。

そして僕は、この雑誌を読んだことで初めて、日本に「同性愛者であると公言している大阪府議会議員がいる」ということを知ります。なんとこの時、すでに尾辻さんのカミングアウトから半年が経過していたというのに、僕はまったく知らなかったのですね、しかもこの『フツーに生きてるGAYの日常』を書き始めていたにもかかわらずですよ!。セクシュアル・マイノリティの情報が当時、いかに世間に広まりにくく、インターネットでも「興味を持って調べなければ知り得ない」種類のものだったのかがわかります。
このNewsweekを読んだことで僕は一挙に「日本のセクシュアル・マイノリティ関連の『活動』」に興味が湧き始めたわけですが、まだ自分が「ゲイである」ということを、このブログで書いて読者と会ったりするだけの範囲に開示しているのみだったため、なかなか一歩を踏み出す勇気が踏み出せずにいました。
その4ヶ月後に尾辻さんらが中心となって起こしたアクション「Act Against Homophobia」(今の『やっぱ愛ダホ!』が生まれるきっかけとなる活動)の新宿街頭での活動の様子を見に行ったことから、一気に僕は多くの人と出会い、行動し始めるようになります。まさに、一冊の雑誌が引き金となったわけですねーおそろしいw。
そこから翌年の2007年7月の参議院選挙まで、ひたすら僕は尾辻さんの行動を追いかけながら、ドキュメンタリーを撮影し始め、全国をまわりながらいろんな人や活動と出会い、その忙しい日々の中で、自然と「ゲイである自分」のことを受容できるようになり、自分の名前で映像作品を発表することに繋げることができました。
●尾辻かな子「Running to the rainbow」PV
僕の人生において、尾辻かな子さんとの出会いがなかったら、今頃なにをしているのか、どういうことにライフワークを見いだせているのか見当がつきません。照れくさくて直接は言えませんが、ここではこっそり書かせてください。
尾辻さん。今は素直に言えます。本当に、本当にありがとうございます。そして、悲願だった大きな夢の実現が、こうした形で訪れたことを嬉しく思います。
おめでとうございます!
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