第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭2012アンコール上映トーク●『しみじみと歩いてる』トーク●「人権」「同性婚」「パートナー法」などの言葉を使う時に、ごまかされているものって何だろう?

2012年10月8日(祝)に開催しました「第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭2012アンコール」の模様をYouTube動画と共に紹介します。「部落」「女性」「ゲイ」さまざまなステレオタイプで眼差される機会の多い「マイノリティ当事者」としての立場を意識しながらドキュメンタリー映画を製作してきた監督3名で企画し、3本の作品の上映と、映画の主要登場人物をゲストにお呼びしてのトークを行いました。
2本目の『しみじみと歩いてる』上映後には、現在Which Comunicationsを主宰している、この映画の出演者である黒田綾さんが大阪から出演し、「自分の中の嫌悪感(フォビア)と向き合う」というテーマで、まずは一人で語り、その後、主催3監督を交えてトークを行いました。今回は途切れさせると話が繋がらなくなる恐れがあるので、一気に全てのトークを公開します。どうぞお時間のあるときにご覧ください。
『しみじみと歩いてる』アンコールトーク1●「人権」がごまかすもの
『しみじみと歩いてる』アンコールトーク2●自分の中の嫌悪感と向き合う
『しみじみと歩いてる』アンコールトーク3●セックス男女役割って結婚の義務?
■第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭2012アンコール PLAYLIST
第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭2012アンコール『しみじみと歩いてる』上映後トーク
・上映後トーク「自分の中の嫌悪感(フォビア)と向き合う」
●ゲスト:黒田綾さん(映画『しみじみと歩いてる』出演者。トランスカフェAYA主宰、Witch Communications)
●スピーカー:島田暁、根来祐、上川多実
●『しみじみと歩いてる』
(監督:島田暁 2010年/68分/DV)

◆第2回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞受賞。青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル、愛媛LGBT映画祭上映。
・YouTube予告編
http://www.youtube.com/watch?v=Ycq89fpNxKw
★監督プロフィール
●島田暁
・・・2007年『No Border~世界のLGBTからのメッセージ』(尾辻かな子さんと共同監督)、2009年『竜超の現代狂養講座 同性愛とテレビジョン』。共に東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映。2010年「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」共同呼びかけ人。翌年、集会やデモを行った後に改名した「レインボー・アクション」代表。2011年、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルで『しみじみと歩いてる』奨励賞受賞。最新作は『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』(2012年)
●根来祐(ねごろゆう)
・・・岡山県倉敷市生まれ。二十歳から十年近く摂食障害を経験。数年自助グループに参加。映画、テレビドキュメンタリーの仕事を経てフリーに。97年に依存症をテーマに短編を三本制作。01年に摂食障害を扱った長編ドキュメンタリーを制作。祖母、母、自分の世代の労働とライフスタイルを並べた「her stories」などがある。消費と依存、モラトリアムと成熟拒否、身体、サブカルチャーにおける女子文化、労働行政と移民政策など様々なテーマで作品制作を続けている。
●上川(長谷川)多実
・・・映画美学校在学中の2000年に「ふつうの家」を制作。現在は映画制作からは離れ、都内で子育て中。部落問題をはじめとするマイノリティについて生活者の視点から考え、動いていくことがライフワーク。部落問題の講演やブログ「いーこんこん あやこんこん」、ウェブサイト~「わたし」から始まる「部落」の情報発信サイト『BURAKU HERITAGE~』などでのんびり活動中。
http://www.burakuheritage.com/
★第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭2012開催時の上映後トークは、YouTubeにて公開しています。ぜひご覧ください。
http://www.youtube.com/playlist?list=PLFCD011351DEA22E2
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【動画公開】親子って何だろう? LGBTの親子関係を良くするレシピ集05●親子で一緒に「同性として温泉に入る」初体験

9月15日(土)に下北沢のライブハウス440で開催されたトークイベント『親子って何だろう? LGBTの親子関係を良くするレシピ集』の動画を数回に分けて紹介しています。
1つ目のお題「カミングアウトしたとき、されたとき」に続いて「ぶつかった事件」については2回にわたってご紹介しました。そして3つ目のお題は「親子の初体験」。子どもがカミングアウトしたことによって生まれた関係性によって、親子で初めて体験することになったことについて、お聞きしました。今回の映像はその2つ目。「ヘテロセクシュアル・シスジェンダーの男性」である父親と「FtM」である息子が、「同性の親子」としてお風呂に一緒に入るということを、してみたエピソードが語られます。
親子って何だろう?LGBTの親子関係を良くするレシピ集5●親子で一緒に「同性として温泉に入る」初体験
■親子って何だろう?LGBTの親子関係を良くするレシピ集PLAYLIST
トークイベント
『親子って何だろう?LGBTの親子関係を良くするレシピ集』

「LGBTである子ともっと話したいけど、何をどう話していいかわからない」
などなど―。普段、話したくても話せない「LGBT親子」をテーマに“親”と“子”が集まりクロストークをします。
出演はレズビアンの父であることをオープンにしている羽田区議と娘の知佳さん、ゲイであることをオープンにしている石坂区議と母親のモモさん、トランスジェンダー当事者でNHK教育テレビにも出演中の杉山文野さん、トランスジェンダーの父、小林ヒロシさん。カミングアウト、家族、恋人、将来、などについて熱く語ります。 MCはLGBTの生き方を鋭く切り撮る映像作家の島田暁さん。
きっと、アナタの親子関係を良くするレシピが見つかるはずです。 美味しい昼食ビュッフェ付き。クロストーク後は交流会も予定しています。ぜひ御来場ください。
2012年9月15日(土曜日)12:00 open/12:30 start
出演:
羽田圭二 (世田谷区議)
羽田治佳
石坂わたる (中野区議)
石坂モモ
杉山文野 (ハートをつなごう学校共同代表)
小林ヒロシ (NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会東京理事)
MC:
島田暁 (映像作家)ほか
会場:
下北沢ライブハウス440・・・世田谷区代沢5-29-15
http://www.club251.co.jp/440/
料金:2000円★ランチビュッフェ・ドリンク付き
主催:親子って何だろう?実行委員会 TEL:03-3946-0480(石川大我事務所)
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『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』と、今村彩子監督『音のない3.11~ 被災地にろう者もいた ~』●ビデオアクトで11/29(木)上映

3月に『しみじみと歩いてる』の上映機会をいただいた、10年以上の歴史ある自主制作映画の上映会「ビデオアクト!上映会」で、このたび11月29日(木)に『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』の上映機会をいただきました。
ろう者である今村彩子監督の『音のない3.11~被災地にろう者もいた~』とともに、「何が災害弱者をつくるのか」というテーマでの上映とトークになります。そして、今村監督の作品は東京初上映の機会でもあります。どちらの作品も日本語字幕付き、トークは手話通訳付きです。
東日本大震災の被災地で起きたことの総体は、まだまだ掴みきれてはいないし、語り尽くされてはいないと思います。特に、ろう者は「そのことを伝えなければ聞こえないことが周囲に理解されない、認知されていない状況」に置かれるわけで、そういった立場では緊急時に、どういった困難が生じるのか、僕も詳しく知りたいと思っていましたので、この機会はとても貴重だと思います。ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。
■ 第62回 VIDEO ACT! 上映会 ■
~何が災害弱者をつくるのか―3.11から見えたこと~
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
2012年11月29日(木)19時より
3.11降、マスメディアでは被災地の情報が全国に流れた。被災者の誰もが厳しい状況下で、ろう者や性同一性障害者には、どのような困難が起こっていたのだろうか。性同一性障害、ろう者の被災者を取材した2本を上映し、何が災害弱者をつくるのかを考える。
■上映2作品
◆『音のない3.11 ~ 被災地にろう者もいた ~』(2012年/23分)
制作・著作/CS放送「目で聴くテレビ」
企画・撮影・編集/今村彩子、MA/渋川和憲


東日本大震災が起きた日から毎日のようにテレビや新聞で、被災地の情報が全国に流れた。しかし、東北にいる聞こえない人たちの情報は、ほとんどない。被災ろう者の状況を取材するために大震災から11日後に宮城を訪れた。そこで菊地さん夫婦に出会う。菊地さんは津波で家を流されたが、地元の人に津波警報があることを教えてもらい、一緒に避難したために命は助かった。

『珈琲とエンピツ』の今村彩子監督最新作。
音のない3.11予告編
◆『震災から1年 被災地 いわきからのメッセージ』(2012年/18分)
製作/山本 蘭
監督・撮影・編集・インタビュー/島田 暁
出演/gid.jp南東北支部のみなさん
ナレーション/山本ひとみ

2011年の3月11日以降、津波による甚大な被害と福島第一原子力発電所の事故により、大混乱に陥った福島県いわき市。同市を拠点に活動を続ける「gid.jp-日本性同一性障害と共に生きる人々の会」南東北支部の人々が直面する現実を、交流会やインタビュー取材を通して記録。
GID(性同一性障害)学会第14回研究大会で参考上映。長編製作に向け撮影続行中。『しみじみと歩いてる』島田暁監督最新作。
18時30分 開場
19時 開始
上映後、監督の今村彩子さん、島田暁さんを交えてのトーク&ディスカッション有り。
*上映作品は日本語字幕付。トーク&ディスカッションは手話通訳付。
終了予定時刻 20時50分
■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)
■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(電話:045-228-7996 FAX:045-228-7976 [ローポジション気付] )
3月6日にビデオアクトで『しみじみと歩いてる』を上映していただいた際の上映後トークです。実はこの当時、『震災から1年~』の撮影を行っている真っ最中で〆切に追われており、この日も北関東で撮影を行ってから東京に戻った足で上映会に参加したのでした。僕にとっては〆切前の切迫感を思い出す映像です(笑)。
VIDEO ACT! 『しみじみと歩いてる』上映後/島田暁トーク
上映後の報告記事。ビデオアクトのスタッフをされている本田孝義監督によるものです。
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『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』『僕らの未来』●11月24日(土)に名古屋で上映会があります。

「gid.jp-日本性同一性障害と共に生きる人々の会」の企画で製作し、3月に岡山で行われたGID学会で初上映、5月4日(金)に第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭で東京初上映した『震災から1年 被災地 いわきからのメッセージ』が、大阪で上映されることになりました。以下、ご案内を転載いたします。
【 2012年 10月 東海交流会 のお知らせ 】
「震災から1年 被災地いわきからのメッセージ」
「僕らの未来」
~ 性同一性障害関連映画上映会 ~
今回の交流会は映画鑑賞会です。
第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞受賞作品「僕らの未来」と、gid.jpが製作し、島田暁さんが監督・撮影・編集を担当された「震災から1年、被災地いわきからのメッセージ」を上映いたします。
「僕らの未来」は当事者でもある飯塚監督の自伝でもあり、「今まさに受け入れられない現実に直面している人へ、そして15歳だった自分に贈りたい」と監督自らが言うように自分でありたいと思う若い当事者の苦悩を上手く表現した作品です。
また「震災から1年 被災地いわきからのメッセージ」は、昨年発生した東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県いわきし市で活動を続ける gid.jp南東北支部のみなさんを中心に、震災後の被災地を巡りながら当事者の声を伝えた作品です。震災からは1年半、復興にはまだまだ遠い被災地のことを考える機会になればと思います。
これら、2本の映画を観るチャンスはなかなかありません。ぜひご覧ください。映画の後は、感想を語り合ったり、自己紹介をしたりと交流会を行います。また、懇親会もあります。みなさまのご参加を、お待ちしております。
日時:2012年11月24日(土)
13:30~16:15
13:15 開場
13:30 開会・諸注意
13:35 「震災から1年 被災地いわきからのメッセージ」上映
13:55 「僕らの未来」上映
15:15 感想・自己紹介・全体交流会
16:15 閉会
17:00 懇親会
会場:名古屋市内の会議室
※ ご予約いただきますと、詳しい場所をご連絡いたします。
参加費 会員:1000円(会員のご家族・パートナーも含む)
非会員:1500円(当日入会も可能です)
高校生以下(同等年齢含む):無料学生証か年齢を確認できる公的証明書をご提示ください)
懇親会:交流会終了後、会場を変えて懇親会を行います。参加費用は、別途になります(3000円程度)。場所は、当日ご案内いたします。懇親会だけの参加も可能ですので、お問い合わせください。
参加対象:gid.jp会員の方、性同一性障害当事者の方、およびそのご家族、ご友人の方、支援者の方、研究者の方など性同一性障害に理解のある方であればどなたでもご参加いただけます。また、性同一性障害に関して相談したい方、gid.jpの活動に興味のある方などもどうぞご参加ください。初めての方でも、歓迎致します。
※ 取材や研究目的の方は、必ず事前にお問い合わせください。
参加申込:参加される方のお名前(通称可)と、参加人数をお書きになり、gid.jpの公式サイトの「11月 東海交流会のお知らせ」のページに明記されているメールアドレスまでお申し込みください。折り返し、開催場所と詳しい案内をお知らせ致します。
※ 携帯メールをご利用の方は、「gid.jp」からのメールを受取許可に設定してください。
※ Yahoo!やhotmailなどのフリーメールをご利用の方は、迷惑メールに仕分けされてしまうことがありますので、ご注意ください。<上映作品>
●『震災から1年 被災地 いわきからのメッセージ』

・・・2011年の3月11日以降、津波による甚大な被害と福島第一原子力発電所の事故により、大混乱に陥った福島県いわき市。同市を拠点に活動を続ける「gid.jp-日本性同一性障害と共に生きる人々の会」南東北支部の人々が直面する現実を、交流会やインタビュー取材を通して記録。
【上映歴】
2012年
3月17日(土) GID(性同一性障害)学会第14回研究大会
4月30日(月) gid.jp南東北支部交流会
5月4日(金) 第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭
5月19日(土) gid.jp北陸(金沢)交流会
5月26日(土) gid.jp中国(広島)交流会
6月10日(日) gid.jpフォーラム22nd 2012in沖縄
7月5日(木) 早稲田大学学術院 東日本大震災復興支援情報コーナー(ERESUS)運営委員会主催上映会「セクシュアリティと、震災」
9月24日(月) 国際基督教大学ジェンダー研究センター「震災・原発問題をジェンダー・セクシュアリティの視点から考える」
10月17日(月) 福島大学大学院東京サテライト特別講義「災害とジェンダー」
【今後の上映予定】
11月29日(木) 第62回VIDEO ACT!上映会~何が災害弱者をつくるのか―3.11から見えたこと~
●『僕らの未来』
2011年/ビデオ/カラー/75分

・・・私が私であることの勇気と光明。性同一性障害に苦しむ優はどう現実を生きる?その切実な悩みが心を強く揺さぶる。
ぴあフィルムフェスティバル2011 審査員特別賞受賞
バンクーバー国際映画祭出品
http://pff.jp/33rd/lineup_award15.html
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パフスクール・クロージング講演会「ホモフォビアと心の健康」●12/8(土)パフスペースにて

クロージング講演会
「ホモフォビアと心の健康」
知っているようで知らないホモフォビア(同性愛への嫌悪・恐怖)の実態。ホモフォビアは日常生活にどんな姿形で現れ、どんな影響を与えるのか。
わたしたちのメンタルヘルス(心の健康)を保つために、どう対処すればいいのか。不安の正体や疑問をはっきりさせて、フォビアを勇気に変える時間にしていきましょう。今年最後の講座です。
●講師:金城理枝(精神科カウンセラー)
1990年より約10年間、米国留学。帰国後、精神科病院勤務を経て、現在
カウンセリング・オフィス勤務。パフスクールでのおなじみ人気講師。
●日程:12/8(土)18:30-20:30 (開場18時)
●定員:30名
●受講料:2000円(学生・失業中の方1000円)
●申込受付期間:12/3まで(定員に達し次第、締め切ります)
●申込フォームURL:https://ssl.form-mailer.jp/fms/b6e380f2145107
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