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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2011-05
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『しみじみと歩いてる』トランスカフェAYAオープニングトーク01●S監督とM女優、許容範囲超えることが悦び



 さてさて北海道の新得空想の森映画祭(こちらこちら)の〆切に間に合わせる形でなんとか完成させた『しみじみと歩いてる』。その2週間後には、大阪で開催されたトランスカフェAYAオープニングイベント(2010年10月11日)にて上映し、映画の主要登場人物の黒田綾さんとのハイテンション・トークが繰り広げられたのでした・・・(まるでSM)w。

『しみじみと歩いてる』トランスカフェAYA01●S監督とM女優


『しみじみと歩いてる』トランスカフェAYA02●許容範囲超えることが悦び


『しみじみと歩いてる』大阪初上映後トーク PLAYLIST

 なにが起きるかわかることを撮ることには、ぜんぜん興味がないんですー!FC2 同性愛 Blog Ranking


黒田綾さんのトーク映像の歴史
もっと!関パレ!2009
パフナイト☆『心と体のオモロイ関係~MtFレズビアン綾さんの人生トラの巻!』
綾さんに聞く!MtFレズビアンな恋バナ&SEX
『しみじみと歩いてる』トランスカフェAYA(2011年2月)



『しみじみと歩いてる』
GW東京上映会


2011年5月3日(祝)
13:20~/15:20~

(2回上映:入替制)1200円

会場:なかのZERO視聴覚ホール
・・・中野駅南口徒歩8分

監督:島田 暁/2010年制作 77分

■2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

■監督プロフィール:2005年より「akaboshi」名義でブログ『フツーに生きてるGAYの日常』を開始。YouTubeと連動しながら主に日本のセクシュアルマイノリティに関する情報を発信。2007年『No Border~世界のLGBTからのメッセージ』(尾辻かな子さんと共同監督)、2009年『竜超の現代狂養講座 同性愛とテレビジョン』監督。共に東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映。

■上映歴:2010年
9月20日 shintoku空想の森映画祭セクシャルマイノリティDAY
10月10日 トランスカフェAYA
11月3日 なかのZERO視聴覚ホールにて自主上映会
11月23日 なかのZERO視聴覚ホールにて自主上映会

■上映歴:2011年
1月10日 パフ★シネマ
2月13日 第2回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル◆奨励賞受賞
2月20日 トランスカフェAYA
3月21日 なかのZERO視聴覚ホールにて自主上映会

■今後の上映予定
7月3日 第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル
9月22日 PARC自由学校・社会を知る学校「抵抗」の文化―近未来のためのアクティヴィズム

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セクマイ系★紙媒体掲載チェック058●被災地で「おかまバーの名物ママの消息」を探すエピソードあり●講談社MOOK「g2」掲載『ルポ大津波と日本人』(佐野眞一)

 現在「講談社MOOOK」として発売中のノンフィクション新機軸メディア『g2』に、東日本大震災の直後に作家の佐野眞一さんが現地に入って記した渾身の『ルポ大津波と日本人』が掲載されています。

 人間洞察と状況描写に優れた読み応えのあるルポであり、惹き込まれながら読み進んでいたら、被災地で暮らすセクシュアル・マイノリティに関する描写が出てきたのでご紹介します。

 佐野さんがこのルポを書く目的は、被災地に住む友人・知人の消息を探すことにあったわけですが、そのエピソードの一つとして「おかまバーの名物ママの消息探し」が描かれているのです。

『g2 ( ジーツー ) vol. 7 』 (講談社MOOK)

 10年ほど前に新宿ゴールデン街にあった『ルル』という「おかまバー」をやっていた「キン子」と自称する名物ママが、東北地方の太平洋側に田舎があり、「うちの実家はホタテ貝の養殖をやっているの」と、ホタテ貝をお土産にもらった記憶が蘇った佐野さん。

 「ホタテ貝の養殖をやっていたのなら津波に巻き込まれた公算が高い」とは思いつつも、消息を探ろうと決意します。しかし、よく考えてみると「キン子」という通称名しか知らないことに気付くのです。本名を知らなければ緊急時の消息を探ることなど、到底難しいという問題にぶつかります。

 そこで、当時の店の常連客ネットワークを辿り、なんとか「本名らしきもの」を突き止めたものの、現地に問い合わせても「該当人物はいない」と言われるばかり。やはり本名ではなかったのかと更に別の知人に探ってみたら、ようやく新たに「別の名前」が浮かび上がります。ただ、それも正しいのかどうかはわからない。

 不確定要素ばかりで情報が無いけれど、とにかくルポを書くために気仙沼に向かってみる佐野さん。果たして「キン子」とは再会できるのか?というのが、このルポを読み進む上で、いくつかある物語の一つの重要な軸になっています。

『g2 ( ジーツー ) vol. 7 』 (講談社MOOK)

 なるほどセクシュアル・マイノリティって、その人間関係の中で「通称名」を使っている人が多いわけで、平時には不便は生じないし関係が疎遠と感じることもないけれども、緊急時等に消息を探りにくく、連絡を取りにくくなってしまうのだということを、あまり意識していませんよね。そのことに気付かされました。

 ルポの後半では、なんとか「キン子」と再会して会話する場面が出て来るわけですが、それがいかに奇跡的なことであり偶然の産物だったかということも、詳細に書かれています。

 5月5日のレインボー・アクション主催イベント『被災とセクシュアル・マイノリティ』、そしてJAPANレインボー・エイドといった活動において、災害時のセクシュアル・マイノリティがどのような状況に置かれやすいかを考え、想定と知識共有をしておく際に、示唆的なルポの一つではないかと思いました。FC2 同性愛 Blog Ranking



座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞ありがとうございます。
コンペティション部門公開審査会映像

映画『しみじみと歩いてる』 
★5月に東京で自主上映会を開催します。
5月3日(祝)13:20/15:20(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

★第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバルでの上映も決まりました。(7月3日です。)
★『しみじみと歩いてる』を、あなたの街で上映してみませんか?上映についてのお問い合わせは、akaboshi07@gmail.comまで。

『しみじみと歩いてる』初上映後トーク●新得空想の森映画祭セクシャルマイノリティDAY02●「わからなきゃ」の強迫観念を捨てて「違い」を確認することから始まる



 『しみじみと歩いてる』が初めて人前で上映された直後だったもので、興奮状態でバーっと暴走喋りをしてしまった前回の映像部分でしたが、無事に付いて来られましたか?(無理っ!w)。今思えば、客席の半分以上は「セクシュアル・マイノリティ」っていう言葉自体にも初めて出会うような人たちだったわけですから、丁寧に基礎知識的なことを説明するべきだったんですよね、この場では。僕としたことが(?w)いわば人生で初めて「心身を本気で削りまくって作った感覚」を味わった作品の初上映だったもので、冷静さはどこかへぶっ飛んでしまっていました。

 後半では、あまりにも暴走するトークっぷりに見かねたお客さん(知り合いです。w)が「質問してもいい?」と、その流れを遮ってくれたので、ようやくお客さんとの対話も生まれますので御安心あれ。

『しみじみと歩いてる』新得空想の森映画祭02●わからなきゃの強迫観念


『しみじみと歩いてる』新得空想の森映画祭03●「違い」を確認することから始まる


 このトークは2010年9月20日(祝)に北海道新得町にある「新内ホール」で開かれた第15回shintoku空想の森映画祭セクシャルマイノリティDAYでの『しみじみと歩いてる』初上映を記録したものですが、上映できたことはもちろんのこと、この映画祭という場に居られたこと自体が、ものすごく幸せな体験でした。

 会場は、廃校となった「新内小学校」の校舎を借り切っており、実行委員の人達が内部をさまざまに装飾し、手作りで映画祭の場が「創造」されているのです。

 屋外ではバーベキュー形式でお肉が焼かれ、テントで泊まる人もいます。中の教室でも手作りのお料理を食べたりお酒を飲んだりしながら、観たばかりの映画について話に花を咲かせることが出来ます。上映される映画も、プログラマーの「映画愛」に溢れた視点から選ばれており見ごたえがあります。上映の合間には映画関係者のトークや出演者のライブが行われたりします。温かく純粋な気持ちで場を楽しもうとする人達の人間味にあふれ、これぞ真の意味での「映画祭」だなぁと、その光景に感動しました。



 この映画祭で「セクシャルマイノリティDAY」が設けられたのは初めてということで、わざわざ手作りでレインボーの絵柄のマッチが作られていたり、優しい色合いのレインボーをモチーフにした飾り付けがしてあったり。セクシュアル・マイノリティへの歓迎の意思表示を、そんな風にさり気なくしてくださっていたことも嬉しかったです。

 映画祭の最終日には、スタッフの方々と映画の関係者が一堂に会しての交流会があり、特に15年間この映画祭を続けてきたスタッフの方々の近況報告が盛り上がります。子どもの頃に親に連れられて来ていた人が、すっかり大きくなっていたり。映画祭に年に一度、この「祭り」を作り上げるという共通項で結ばれあった人たちの、家族のような絆の深さを感じる素敵な場になっていました。

 まだ足を運んだことのない方は、ぜひ一度行ってみて下さい。人と人とが「ある共通点の下に関わり合う場=コミュニティ」とは、こうあるべきなんじゃないかという、まさに「理想郷」のような時空間が、そこにあるはずです。FC2 同性愛 Blog Ranking




『しみじみと歩いてる』
GW東京上映会


2011年5月3日(祝)
13:20~/15:20~

(2回上映:入替制)1200円

会場:なかのZERO視聴覚ホール
・・・中野駅南口徒歩8分

監督:島田 暁/2010年制作 77分

■2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

■監督プロフィール:2005年より「akaboshi」名義でブログ『フツーに生きてるGAYの日常』を開始。YouTubeと連動しながら主に日本のセクシュアルマイノリティに関する情報を発信。2007年『No Border~世界のLGBTからのメッセージ』(尾辻かな子さんと共同監督)、2009年『竜超の現代狂養講座 同性愛とテレビジョン』監督。共に東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映。

■上映歴:2010年
9月20日 shintoku空想の森映画祭セクシャルマイノリティDAY
10月10日 トランスカフェAYA
11月3日 なかのZERO視聴覚ホールにて自主上映会
11月23日 なかのZERO視聴覚ホールにて自主上映会

■上映歴:2011年
1月10日 パフ★シネマ
2月13日 第2回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル◆奨励賞受賞
2月20日 トランスカフェAYA
3月21日 なかのZERO視聴覚ホールにて自主上映会

■今後の上映予定
7月3日 第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル
9月22日 PARC自由学校・社会を知る学校「抵抗」の文化―近未来のためのアクティヴィズム

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