フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2011-01
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石原都知事の同性愛者差別発言を受けて18●デモの開催日と名称が決まりました #ishihara_kougi

 じゃじゃ~ん!!「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」主催で3月に行うデモですが、新宿区みどり公園課に問い合わせた結果、集合地として以下の公園が使えることになったので日程が確定しました!

3/12(土)13:00~13:30
新宿区立 西戸山公園
★この時間内で集合時間を設けます(未定)

Googleマップ
(集合地はこの野球場の北側の広場になります。)

 新宿区にはデモの集合地として使用可能な公園が4つあるのですが、想定される動員数などから、この公園が最も適しているということで決まりました。そしてもう一つ。デモのタイトルも決まりました!

『差別発言に「NO」と言える日本を!~石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する』

 まぁつまり、今回のアクションの発端となった発言をした方の有名な著書からインスパイアされたタイトルではあるわけですが、「有志の会」でタイトルを決める会議にいた人たちが皆、この言葉が出来た時に「うん、これで行こう!」と同意していた光景が印象的。ものすごくシンプルな動機でつながっている人たちなので、いろんなことを決めていくのもわりと早く回転してますよ。

 次はコースを決める段階になるわけですが、土曜のデモチームでのミーティングで、会としての「第一希望」は決めました。それを受けて月曜日に警視庁の担当者と会い、最終的な詰めに入ります。集合地が新大久保と高田馬場の中間地点にある公園なので、ちょっと歩く距離が長めになりそうではありますが、そのぶんアピールする時間も多くなるので、なるべくならアピール効果が最大限に出るようなコースに出来ればなぁと思い、交渉に出向こうと思います。 FC2 同性愛 Blog Ranking



ドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』


★座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル「コンペティション部門」に入賞しました。

2月13日(日)10:00よりコンペ部門4作品連続上映。(当作品は12:30より上映)前売1000円/当日1200円。
審査委員長:田原総一朗、審査委員:吉岡忍、森達也、岩井真木子、佐藤信、橋本佳子。当日19:00よりコンペティション部門公開審査会(Ustream中継あり)。
第2回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル公式サイト

★3月に東京で自主上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
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石原都知事の同性愛者差別発言を受けて17●石坂わたるさん●「足りない」と思うのであれば、行政のトップで立っているなら逆に「なにが足りないのか」ちゃんとやって行くべき #ishihara_kougi



 1月14日(金)開催「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」の映像公開第3弾は、中野区在住の石坂わたるさん(東京メトロポリタンゲイフォーラム)のお話です。

 東京都内の選挙立候補者に、ゲイに関する政策アンケートを実施したり、同性パートナーと公正証書を作成するなど「顔の出せる当事者」としての活動を活発に行ってきている石坂さんは、石原都知事発言をどう捉えたのでしょう。石原都知事と私たち両方に対して「足りなさ」を指摘し、会場からは拍手が起こりました。

(文字起こし作業協力 Very Thanks!:石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会メンバー)

石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?03●石坂わたるさん


YOUTUBE「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」PLAYLIST
 
島田暁(司会)

 続きまして、石坂わたるさんです。石坂さんは中野区に現在お住まいで、様々な活動をしていらっしゃるんですけれども、東京メトロポリタンゲイフォーラムという組織で、東京都内の選挙の立候補者に、ゲイに関する政策アンケートを送って、その回答をホームページに掲載したりですとか、現在同性のパートナーの方と同居をなさっておりまして、そのパートナーの方と公正証書を作成するなどもしております。その辺のお話を是非していただければと思います。お願いします。

石坂わたる(東京メトロポリタンゲイフォーラム)

 東京都中野区で東京メトロポリタンゲイフォーラムというグループに所属してます、石坂わたるです。お隣のLOUDさんを含め、中野区にはセクシャルマイノリティのグループがいくつかありまして、去年と一昨年、私が「顔が見えるセクシュアルマイノリティ」として、地域の福祉祭の実行委員などをしているんですけれども、そういった中でセクシュアルマイノリティの団体が、そうした地域のお祭りに協賛していくとかですね、そういった流れが出来てきていること、それがやはり「目に見えるセクシャルマイノリティの存在」という意味で、すごく重要な事だなぁと感じています。

 東京メトロポリタンゲイフォーラムでは選挙の度にアンケート調査を行って、その結果を公開するという事を行っています。特にどこの候補者を応援するですとか、そういう事よりも、皆さんに見て頂いて判断して頂きたいという形で今まで行ってきました。その時その時で回答して下さる方、してくれない方、してくださる政党、してくださらない政党がありますが、東京メトロポリタンゲイフォーラム、TMGFで検索かけて頂くとホームページも出て来ると思いますけれども、これまで石原慎太郎都知事も回答をくれています。又、政党についても、自民党、民主党、共産党、公明党、社民党、その他の政党等も含めて、アンケートの結果をくださっています。直近の物でアンケート書いてなかったとしても、過去の物を遡って頂くと、それぞれどんな考え方を持っているのかなというのは参考にしていただけるのではないかなと思っています。

 そうした中で、実際に投票に行かない方がこれまた多いという問題がありまして。石原慎太郎都知事の支持率、特に前回の選挙でどれだけ投票された、他の候補よりたくさん票を取ったという事を言われますけども、一方で投票に行かない方があまりにも多いという現状があります。前回の都知事選挙でも4割以上の方が投票に行ってません。「自分は投票に行ったよ」という方はこの中にも多くいらっしゃると思いますけれども、自分が行くのはもちろんの事、他の人も投票に行ってくださいという事は、もっと私達出来るんじゃないのかなという事を感じています。

 それで本当に色々な事をしていただく、それこそ石原慎太郎都知事の今回の発言に関しても、今回の発言が突然起こったのかと言えば、それまでも女性をめぐる発言、外国人をめぐる発言、あとは障害者に関する発言等、遡って見て行けば、「あ、この人であれば、ついにこの発言をする時が来たか」という事は、想像がつく事が簡単に出来ることだと思うんです。なので、やはり今皆さんが感じた今回の発言に関して、ここだけで終わらせるのでなくて、この後どう考えて行くのか、どう行動して行くのかという事に繋げて行く事が必要だなと感じています。

 中には、色々な問題があるけれども、石原慎太郎都知事にそれでも他の政策で一致するから入れるという人もいるかもしれませんし、他の対立候補の中で納得する候補がいないから票が入れられないという方もいるかもしれませんけれども、その場合でもちゃんと自分がどう思っているのか、自分の投票に対して責任を持つですとか、あるいは自分が応援する候補がいないのであれば、投票所に行って、白票を入れて来る。それだけで、白票という物がこれだけあったんだ、眠っている票がこれだけあるんだという事を見せつけるという事にも繋がっていくと思うんですね。やはりそういう事をしていかないと、自分達の存在というものは「無いもの」とされてしまうという危険性が常にあります。

 私達、先ほどakaboshiさんからのお話もありましたが、(公正証書を客席に見せて)―すみません、皆さんの所に回せないのですが、興味のある方は終わった後にでも声かけてくだされば見せられますけども公正証書という形でですね、私と相方の間で「(私と相方の事ですけど)は愛情と信頼に基づいて共同生活を営んでいる所、両名がの共同の生活の維持、相互の療養看護、及び相互の財産管理等を目的として、別紙に代理権の自分を委任し云々」というような物なのですけれども、こうした形で自分とパートナーの間では自分の権利に関して相手に委任する、代理をしてもらう、という事を希望しますよと意思表示をするという形で作っています。

 ただ、じゃあこういう形で作っておけば、すぐに役に立つのか、使えるのかという話になりますけども、それに関しましても、やはり自分の周りの人に対して「自分達これ作ってるんですよ」と言えなければ何の効力もないんですね。親や兄弟、友達、あるいは職場、行った時の病院等でこれが出せないと、やはり作っても効力を発揮しない。それこそ将来的に、今も同性のパートナーシップなんかも世界各国で話題になっていますけど、そうした下地を作っておくことがやはり必要なんじゃないのかなぁ、という事を強く感じているというところであります。

島田暁

 石原都知事の発言について石坂さんは正直どう思われました?最初に聞いた時。

石坂わたる

 そうですね。石原慎太郎都知事の発言があった時に、やはりこういう知事を選んでしまった有権者として、私達はどう自分達の行動を振り返って行くのかというのは、やはり考えていかなければいけないな、ということを感じています。特に問題発言があった時に「ワッ」と盛り上がるけれども、そこがなかなか長続きをしないという・・・のが、やはり私達同性愛者、あるいはその他のセクシュアルマイノリティ、あるいはもっと幅広い社会的なマイノリティという観点で考えても、その場その場で「ワッ」と盛り上がるだけじゃなくて、もっと根強く、継続的な活動をしていかなければ、これは「そうした発言を許している社会」という現状もありますので、そこに対して、協力してなんとかこの状況を打破して行く、変えて行く為には、もっと長期的な視点に立って考えて行く、対応して行くという事が、私達にもっと足りなかったのではないかなという事を感じています。

 「足りない」物という事ですけれども、石原慎太郎都知事の発言で「足りない」「気の毒だと思う」という発言が、色んな意味が入ってますが、そういった言葉が出て来てますよね。でもこれっていうのが、本当に「足りない」とか「気の毒」だとか思うのであれば、行政のトップで立っている人間の発言である以上、逆に当事者の声を聞いて、そこの当事者が何を必要としていて、どういう対応が必要なのかという事を、逆にむしろちゃんとやって行かなければいけないのに、そういった発想に立てない石原都知事の「足りなさ」という所がひとつの「足りなさ」でありますし、そこを打ち出して行くという事が十分に出来ていない私達の課題でもあるかなと感じています。

会場

(拍手)

島田暁

 石坂さん、ありがとうございました。FC2 同性愛 Blog Ranking





当ブログ内 石坂わたるさん関連映像

パフシネマ「一緒ネ!」同性カップルと家族
 

2006年
  ■これからの多様な性&家族&ライフスタイ
2007年
  ■石坂わたるさんの語る母へのカミングアウト
  ■石坂モモさんの語る息子からのカミングアウト
  ■老年期の心身の健康について
  ■セクシュアリティと政
  ■川田龍平さんと石坂わたるさんトーク
  ■石坂わたるさん街頭活動
  ■石坂わたるさんTALK「教育・保育における特別なニーズ」
2008年
  ■Youth Talk 性的マイノリティと教育
2009年
  ■社会の中で、つながるということ ~IDAHO2009
  ■パフシネマ「一緒ネ!」同性カップルと家族
2010年
  ■上川あやさんとBreak the Barrier!!トークPLAYLIST
  ■「やっぱ愛ダホ!2010」新宿アクション PLAYLIST


ドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』

3月に東京で上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20
(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

石原都知事の同性愛者差別発言を受けて16●LOUDの大江千束さん、小川葉子さん●同性カップルとして「襟を正す」とは、近所と断絶しないでコミュニケーションを積極的に取ること #ishihara_kougi



 1月14日(金)開催「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」の映像公開第二弾は、中野区にあるレズビアンとバイセクシュアル女性のためのコミュニティセンター「LOUD」の代表・大江千束さんと、副代表の小川葉子さんのお話です。

 この日の会場には、性的マイノリティのことにそれほど詳しくない方々も大勢いらっしゃることを事前に想定しておりまして、お2人には性的マイノリティに関する基礎知識的な事柄から、わかりやすく丁寧に語っていただきました。

(文字起こし作業協力 Very Thanks!:石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会メンバー)

石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?02●大江さん、小川さん
 

YOUTUBE「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」PLAYLIST

島田暁(司会)

 続きまして。ここは中野区にある、なかのZERO小ホールですけれども、すぐ近く、中野駅の南口にありまして、レズビアンやバイセクシュアル女性のためのコミュ二ティスペースとして長い歴史のある「LOUD」の代表と副代表の方においでいただいてます。大江さんと小川さんです。各々自己紹介をしていただいた上で、お話いただければと思います。よろしくお願いします。

大江千束(LOUD代表)

 よろしくお願いします。ただいま御紹介にあずかりました、LOUDの代表をしております、大江千束(おおえ ちづか)と申します。今日はよろしくお願いいたします。LOUDの説明は副代表の小川の方にしてもらおうと思いますので、よろしくお願いいたします。

小川葉子(LOUD副代表)

 皆さんこんばんは。LOUDの小川と申します。今日はよろしくお願いいたします。LOUDは1995年に創立されました。私たちが初代のメンバーでは無いんですけれども、溝口彰子さん、関口としこさん、掛札悠子さん、この3名が創立をされました。それから長い年月が経っているわけなんですけれども、私たちのスペースというのは、レズビアン女性やバイセクシュアル女性が主体的に、なにか利用できるスペースでありたいという思いから設立されました。自分らしく過ごせる場であればいい、そういう、当事者がみんなと交流できる場、そういう場がないんじゃないかという思いがいろいろとありましたので、そこからずっと今に至るまで続いております。

 長い間の中には、つい約1年半前なんですけれども、引越しを重ねましたりとか、今までは中野の北口にあったところから今は南口の方に、手狭になりましたが、LOUDはまだ存在しております。皆様ぜひぜひ、なかのZEROにも近いので、なにか機会がありましたら、お立ち寄りいただければと思います。

 もちろん私たちは当事者のスペースなんですけれども、当事者をサポートしてくださる方々、最近は「アライさん」とかおっしゃることも多いようですけれども、そういった方々によってサポートされています。LOUDに来た方はよく御存知かもしれませんけども、LOUDの中には、セクシュアリティに関する関連書籍などがたくさんございまして、いろいろな関連のリーフレット、チラシ類などもたくさん用意してございます。なので、もしお友達とかに、同性愛で悩んでいるとか、自分はバイセクシュアルなのかもしれないといった、「性の揺らぎがあって悩んでいる」なんていうお友達がもしいらっしゃいましたら、ぜひぜひLOUDのことを御紹介いただいて、「ちょっと遊びに行ってみたらいいんじゃない?」なんてことを御紹介いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

大江千束

 LOUDは1995年に創設して約15年になるんですけど、LOUDの枕詞として「レズビアンとバイセクシュアル女性のためのスペース」あるいは「センター」ということだったんですけど、その当時、バイセクシュアルということを言うだけで「画期的」と言われたんですね。今でこそ、セクシュアリティ全般ものすごく多様化していて、言葉もたくさん出てきていますよね。そういう中で、まだ、かれこれ15年前というのは、バイセクシュアルに対する理解もなかなか少なかったと言えたのかもしれません。

 今からここでですね、一般的に言って性同一性障害と同性愛と、一体なにが違うのか、どういう風に説明されるのかということで、ちょっと簡単に私の方からご説明させていただきます。

 なにも知らない人に「私、女性同性愛者です。レズビアンです」と言うと、「あぁ、じゃあ大江さんは男になりたかったんですか?」なんていう風に言われることがよくあるんですね。そこで説明が始まるんですけれども。性同一性障害、総称してトランスジェンダーと言われる方々が、何を持ってして、考え方の一つのポイントとしては、「自分自身の性別を、どうありたいか、どう見られたいか、どう生きたいか」ということ。自分自身に関してのこととして捉えることが出来るんじゃないかと思います。すごく今、ざっくばらんに話してますけれども。

 それに対して同性愛は、じゃあ一体何かということなんですけど。自分以外の他者との関係性においてどういう関係性を創りたいか、どうありたいかという様に考えれば良いかなという風に、長い年月を経て私も思ったりしております。そういう事から言いますと、私自身は、自分自身は女性で生まれて、今女性という性別に指して違和感はないんですね。まぁ「女って損だなぁ」って思う事は人生多々ありましたけども、そんなに性別に対して揺らぎがない。なおかつ誰と恋愛、性愛を含めた密接な関係を結んで行きたいかと思った時に、やはり同性である女性がいいかなっていうのが、私のスタンスです。

 よく聞かれることで、「なぜ同性がいいんですか」っていう風に聞かれるんですね。なぜかというと、私は色々な大学等で授業をしたりとか、話す機会があるんですけれども、学生達の質問の中に、「大江さんは、なぜ同性愛者なのでしょうか」という問いをされることがあって、非常に難しいんですけれど、一言では答えられないんですけど、まぁ私に関して言うと、やっぱり同質な物に対しての安心感があるのかなっていう風に思っております。

 なので性同一性障害、トランスジェンダーは自分自身の性別(ジェンダーをも含めて)をどう捉えていきたいのかっていうことに対して、同性愛というのは自分と他者の関係性において同性がいいのか異性がいいのか、あるいは同性であっても異性であっても構わない、そういう事に全くこだわらないのであるとか、というような事で性的指向という物を捉えれば良いと思いますね。

島田暁

 今、「性同一性障害」という言葉はかなりの認知度が高いですけれども、「性的指向」とか「セクシュアリティ」が異性に向かない人達の事が、「性的指向」が同性に向くという事の意味っていうのが伝わっていないから石原都知事の発言等に出て来ているという気がするんですけども。


大江千束

 はい。

島田暁

 その石原都知事は「男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」っていう風に発言していますが、今おっしゃった様な捉え方で、自らのライフスタイルを構築されている大江さんとしましては、この発言を聞かれてどういう感じがしましたか?

大江千束

 はい。えーと、あの別に隠してるわけじゃないんですけれども、隣の小川さんと私は同性同士のパートナーシップ、いわゆるレズビアンカップルとして17年くらい、パートナーシップを営んでおります。一緒に暮らして16年くらいになるかと思います。それで私達は普段ですね、集合住宅に住んでいるんですけれども、こう言っては何ですけれども、すごく「襟を正して」生活していると思うんですね。そうですね、小川さん?


会場

 (笑)

島田暁

 「襟を正す」?

大江千束

 ゴミの出し方とかね?

小川葉子

 そうですね。

島田暁

 あの、「襟を正す」とはどういった事なのですか?

大江千束

 はい。「女同士で、なんか仲良く暮らしているみたいだけど、一体何だ」っていう周りの目が常にあるわけですね。何も知らない人からすると、「姉妹でも親戚でもない女同士がただルームシェアをしている」という見方でしかないわけですね。私達の中では家族としてのパートナーシップを営んでいるという意識があっても、周りから見たらそういった目なんですけれども。それでもやはり「何年も何年もずっと一緒に住んでいて時折楽しそうだし、何なのかしら」というような好奇の目に晒された時に、やっぱり集合住宅ですから、ゴミをきちんと正しく出すとか、挨拶をきちんとするとか、そういうように、断絶しないで、コミュニケーションを積極的に取って、とにかく変な事を言われないようにしようというような心がけはしているよ、という事なので、「足りない」とか言われちゃうと、とっても憤慨です。

島田暁

 小川さんはいかがですか?

小川葉子

 そうですね。私達は確かに集合住宅に一緒に住んでおりまして、年配の女性等もいらっしゃるんですけれども、「あなた達いいわね、二人で楽しそうにやってて。それが一番いいのよね。私なんか旦那が亡くなっちゃって、独りなんだけど、女同士のカップルって良いわね。」ってそんな風に言って下さる方がいて、そのおばあちゃまに、「実は私達レズビアンカップルなんです」って言っても、たぶんおわかりにならないんではないかと思うのですね(笑)。

 なのでまぁ「楽しくやってます~」くらいなんですけど、もしご質問あれば、そういう事もお話しできるんですけれども、ご質問がなかったんでそのままなんですけれども。そんな感じで私達も楽しくやってるんですけど、でも確かに石原都知事のそういう発言を聞きますと、きちっと生きている、市井の私達の事を「足りない」と言われるのはどういう事か。普通に社会人として生活し、税金を納め、社会に貢献している人間の一人であるとは思うのですが、それを「足りない」と言われてしまうのは、あまりにもちょっと憤慨というか、悲しいと言うか、何とも言えない気持ちになりました。

島田暁

 はい。それでその「足りない」という言葉をじゃあ組み替えて、自分達が使う言葉として使った場合、何が足りないという風に言い返したくなりますか?

大江千束

 はい。足りないという部分、これは今日のトピックであると思うんですけれども、色々な考え方があると思うんですよね。私の「何が足りないのかなぁ」という考え方の一つとして、あえて申し上げますけど。やはり日本において圧倒的に同性カップルの、同性間の関係性を保護するような制度や法律が足りないかな、と私はまず、ひしと思いました。

 欧米圏を中心とした諸外国では、皆さんもご存知の通り、同性婚であるとか、パートナーシップ制度であるとか、あるいは事実婚のような内縁関係を保護したような、様々な同性関係を保護する法律や制度が次々と制定されている時代でございます。そういった中で、日本には何ひとつない状況ですよね。

 確かに日本において同性同士のパートナーシップの法律を作る動きに対して、抵抗を感じていらっしゃる方がいるというのは、すごくよく分かる事実なんですけれども、考え方の一つとしてあえて言えば、これはやはり同性愛者の権利獲得運動のひとつの到達点でもあると思いますし、やはりこういった事で、しっかり同性パートナーシップというものが社会で認知されている、顕在化されているというような事実の元で、果たして石原慎太郎はこのような発言をしたのか。でも、言っても、あの人は何に対しても口さが無く言うので、これが出来たから言わないだろうという事にはならないかもしれませんけれども、まず「足りない」のうちの一つには、日本ではこういう法整備ができていないという事を、私自身はとても感じました。

島田暁

 小川さん、いかがですか?

小川葉子

 私も「足りない」という事に関しては、色々疑問にも思うんですけれども、やっぱり社会に認知されていない。それが足りない、社会の認知が足りないんだと思います。と言いますのは、LOUDにいらっしゃる当事者の方々というのは、大概が非常にクローゼットです。クローゼットというのは、おわかりかもしれませんが、一般の社会の中では、仕事場や学校の中では、自分が同性愛者であるという事、あるいはバイセクシャルであるという事を隠して生きていらっしゃる方がほとんどです。ですからLOUDなんかに来た時には、とても開放された気持ちになるとおっしゃいます。でもじゃあ何故隠さなきゃいけないのかと言ったらば、それは私達同性愛者が社会に実際はたくさんいるという事が、社会に認知されていない。その欠けている物が、足りないという事だと私は思います。

島田暁

 はい、ありがとうございます。大江さん、あと何かございますか。

大江千束

 日本ってすごく色々な人権問題に関して、その感覚も含めていろいろ足りなくって、諸外国からもやっぱり「何とかせい!」っていう風に言われてるのですね。国連の関連機関である規約人権委員会に2008年に言われている事なのですけれども、同性パートナーに対して公営住宅への入居を認めるよう要望とかが出ているのですね。どういう事かと言うと、結婚していない異性カップルに提供されている利益が、結婚していない同性カップルにも提供されるよう保証すべきというような勧告も出ていますし。

 これはどういう事かと言うと、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル及び性同一性障害の人達に対して、雇用であるとか、住居、それから社会保険、健康保険、教育の及ぶ場によって、規制されたその他の領域における差別がある事に懸念があるというようなお達しがされているわけですね。なので、やはり諸外国から見ても、人権感覚にまだまだなんだなと。その延長線でやっぱり、首長ともあろう人が、ああいう発言をするんだな、と尚更思いました。

島田暁

 ありがとうございました。東京都が姉妹都市提携をしているベルリンとかパリの首長は性的マイノリティの当事者、同性愛者の当事者という事をカミングアウトしている人達であるにも関わらず、東京都の首長は、この様な発言を出来てしまうという現実もありますね。ありがとうございました。FC2 同性愛 Blog Ranking





当ブログ内 大江千束さん、小川葉子さん関連映像(2009年12月)

パフナイト★二人で生きる/生きてきた技術
 
<イベント概要>新宿のゲイバー「タックスノット」のマスター・大塚隆史さんは、店を訪れるカップルの「長い付き合いを応援」しながら、自身の同性パートナーとの生活体験を、『二人で生きる技術~幸せになるためのパートナーシップ』に執筆。このたびポット出版から発売されました。 12月のパフナイトはゲストに大塚隆史さんをお迎えし、 出版に至るまでの経緯や執筆時のエピソード、 同書に込めた思いをたっぷりと語っていただきます。【ゲスト】大塚隆史さん(タックスノット)、大江千束さん、小川葉子さん(共にLOUDスタッフ)【聴き手】遠藤まめた、akaboshi
パフナイト★二人で生きる/生きてきた技術PLAYLIST


ドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』

3月に東京で上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20
(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

石原都知事の同性愛者差別発言を受けて15●デモ開催に向けて「本当に」動き出します。 #ishihara_kougi

 昨日(22日)、パフスペースで「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」のデモチームのミーティングがあったのですが、12名がデモ開催に向けて本格的に動き出すことで意思統一。

 石原都知事の発言がなければ、出会っていなかった人たちがたくさんいるし、このネットワークって出来てなかったんだよなぁと思うと感慨深いです。そして、参加者の誰もが「抗議する」「デモを開催する」という、いわゆる「ベタベタにストレートな活動」を行なうことに対して、異議を持っていないこと。そこには自分も含まれるわけですが、そのこと自体、ある意味では画期的なことだと思っています。

 日本でこの種の政治的な目的(現役の都知事の発言に対して抗議する目的)に特化した形で行なう性的マイノリティ関連の数百人規模の動員を見込むデモというのは、初めてのことなのではないかという話も出ました。アジアに目を広げて見たとしても、なかなか無いこと。そんなことをやろうとしているという自覚があまりなく、ただ単に「自分が自然に突き動かされているから動いている」だけのことであり、それはデモチームメンバーとしてミーティングに参加していた人たち皆が思っていることなのではないかと感じました。

 これから開催に向けての具体的な詰めに入ります。警察との交渉等も始まります。情報は「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」のブログと、新たにデモチームが作成したTwitterのアカウントで開示されて行きますので、ご興味のある方はぜひ、ご注目ください。

●「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」ブログ
http://ishiharakougi.blog137.fc2.com/

●デモチームの公式Twitterアカウント
http://twitter.com/ishihara_demo

 まだしばらくこのブログ、この関連の話題以外の記事をアップする余裕が無くなるかも知れません(笑)。なんとか時間を見つけて通常内容の記事も書けるように努力しますが、なにせ次から次へと展開する新たなことに向き合う「いっぱいいっぱい」な日々が続いてますので、ご容赦ください。FC2 同性愛 Blog Ranking


ドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』

3月に東京で上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20
(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

石原都知事の同性愛者差別発言を受けて14●イベント映像1●イトー・ターリさんのパフォーマンス(文字起こし付き) #ishihara_kougi



 1月14日(金)開催「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」の映像公開第一弾は、オープニングの「石原都知事発言の経緯説明」そして、イトー・ターリさんのパフォーマンスです。肉声で御自身のパフォーマーとしての歩みを語ってからのサプライズ・パフォーマンス。スタッフや出演者にとっても、直前に知らされたサプライズでした。

石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?01


YOUTUBE「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」PLAYLIST

島田暁

 お待たせしました。只今よりシンポジウム「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」を開始させていただきます。主催は、石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会が行わせていただきます。本日、司会進行を担当させていただきます島田暁と申します。どうぞよろしくお願いします。

 当会は、昨年の12月3日と7日に石原都知事が都庁の中で、記者クラブのメディア取材が行われている前で行った発言を問題視して発足しました。今回のシンポジウムには、ご覧いただいている方々と、第二部にご出演なさる方々をゲストにお迎えして、第一部はリレートークという形で、各テーマごとにパネリストの方々に喋っていただきます。そして第二部はクロストークという形で、同居生活に関しての喜怒哀楽を喋るという形で進行させていただきます。

 まずその、石原都知事の発言なんですけれども、すでに皆さんここにいらっしゃってるということは、御存知だとは思うのですけれども、昨年の12月3日に「テレビに同性愛者が出ているのは野放図だ」という主旨の発言を石原都知事が、都条例の改定に関する陳情を受けている時に行いました。それを毎日新聞の真野記者という方が・・・まぁ、毎日新聞だけが最初に報じたのですけれども、その後12月7日にですね、もう一度その真野記者が、その発言の真意を問い質したところ、「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティで気の毒ですよ。」

 そしてもう一つ。アメリカでサンフランシスコのゲイパレードを視察した際の記憶として、「ゲイのパレードを見ましたけれども見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする。」という発言を、石原都知事は繰り返しました。

 このことはまた毎日新聞が報じたんですけれどもさすがに・・・この2回目の発言も、多数のメディアの取材が行われている前で行われましたので、この発言に関しましては朝日新聞と東京新聞でも報じられています。

 ですがその後、この話題が大きな話題として社会的に喚起されたり、石原都知事に「そのような発言をするとはどういうことだ」というふうな世論が一向に高まる気配を見せないということを私たちは問題視しておりまして、同性愛者、私は当事者なんですけれども、同性愛者の当事者、あるいはその周りで一緒に暮らしている家族や、当事者的な立場から支援活動などを行っている方たちのいろいろな思いを喚起しております。今日はそうした思いを、いろいろな立場の方々からまずは語っていただこうと思います。

 それでは、まずトップバッターは、パフォーマンス・アーティストのイトー・ターリさんから、お願いします。

イトー・ターリ

 パフォーマーなので、どうしても座っているとムズムズして来ますので、最初からマイク無しで、立ってやらせていただこうと思います。

 私は1994年にダムタイプの「S/N」というパフォーマンスを観まして、それでとても感激しました。私はもうその時はパフォーマンスをやり、そして、モヤモヤと自分の中に考えて、悩んでいて、ずうっと何年も過ごしておりましたので、「パフォーマーとして何とかしなければ」という思いも募っていた時に観たんですね。それで元気を得て、1996年に『自画像』というタイトルを付けたパフォーマンスをやり、その中で実はカムアウトをしました。

 それ以来パフォーマンスでは、自分のセクシュアル・マイノリティのことをやるようになりまして、3つ目のシリーズの時に、つまり2000年に『恐れはどこにある』というパフォーマンスをしました。作ったんですね。で、作ろうとしていろいろ考えて。それはどういうことかと言うと。

 私の中にある、自分へのホモフォビア。それと、社会の中にあるホモフォビアの両方が、私にとって何なんだろうということをやりたくて、それで考えてたんです。そしたらなんと折も折、石原慎太郎東京都都知事が、12チャンネルでやっていたテレビですね、記者会見で一人の女性の記者が・・・。

 その時に東京都は人権の骨子を作ろうとしてたんです。審議会では文言を入れたんですね、そこにはアカーの人たちも入ってやってました。審議委員の中では、同性愛を入れましたが、その後、都知事の、幹部の方へ行きましたら、「ボンッ」ですね。「入れない」という。それで私たちは皆で「パブリックコメントを出そうじゃないか」ということになりまして、私も一生けんめい書きました。それで送って。なんと500。それで、「同性愛」という文言がね、「社会の中に問題がある」というようなことで、載ったようです。そんなパフォーマンスをやって。本当ラッキーでしたね、私にとっては。

 それで、石原慎太郎さんの言ったことを全て私のパフォーマンスの中で映像として観ていただき、その前でパフォーマンスをするということをしました。そんなことをして、やって来ましたね。そしたら・・・。こういう具合に、ははぁ。なんかが飛んできた。何か書いてありますが、皆さん読めますか?

「イシハラスメント菌」

 これは一大事、菌がやってきました!ついに菌が!(以下、バルーンを2つ使ったパフォーマンスに突入)

当ブログ内 イトー・ターリさん関連映像
パフ★シネマ『ディア・ターリ』トーク
パフナイト★熱々☆Rainbow Arts
パフナイト「カミングアウト・レターズ~編者がパフにやってくる」

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ドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』

3月に東京で上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20
(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

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