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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2011-01
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セクマイ系★紙媒体掲載チェック055●「メディアと性的マイノリティ」の三橋順子さんが『週刊金曜日』誌上対談に登場!

 当ブログで連載中の「メディアと性的マイノリティ」にご出演いただいた三橋順子さんが、現在発売中の『週刊金曜日』1月14日号に登場。弁護士の日隈一雄さんととの対談が4ページにわたって掲載されているわけですが、その中で「性的マイノリティとメディアの関係」についても、たくさん発言なさっています。

『週刊金曜日 2011年 1/14号』 [雑誌]

 三橋さんが出演しているのは巻頭特集。インターネットの隆盛によりメディア状況はどのように変わり行くのか、どのように付き合っていけばいいのかを様々な視点から分析・考察する『煮詰まるマスコミ 見えない社会 ウエブ時代のメディアリテラシー』の中にある『政権交代でも帰られなかったメディア 世論をミスリードする報道』というタイトルの対談です。

 YouTubeでのトークでも言及されている「2010年の東京プライドパレードをマスメディアが報道しなかったこと」「24時間テレビで、はるな愛さんが走っている最中にTOKIOの国分太一氏と山口達也氏が、昔ゲイ役で出演したドラマのVTRを見ながら、まるで芸暦の汚点のように話していたこと」などなど、具体例と共に言及し、対談の端緒を切っています。特に、僕が印象深かった三橋さんの発言箇所は以下の通り。

三橋 「私は、存在しないことにされるのは、とりあげられて差別されるよりももっと根深い差別だと思います。それとショックだったのが、若い当事者がそのことをあまり疑問に思ってないことです。」

日隈 「あきらめているんですか。」

三橋 「若い人にとって公的なメディアの比重がそれだけ低いというのもあるけど、ある種あきらめているのかな。別に実害はないし、という感じ。実害はあるんですけどね。たとえば一時期、性同一性障がいだけが注目されて報道されましたが、それ以外の性別を超えて生きる人たちの報道はこの10年ほとんどされませんでした。セクシュアルマイノリティも極めて多様ですから、一つのところにだけスポットが強くあたると他は真っ黒になってしまう。性同一性障がいにスポットが集中したことと同性愛者の動向が報道されないことは、裏表の現象だと思います。」

『週刊金曜日 2011年 1/14号』 [雑誌]

 これ以外にも、鋭いメディア考察が満載でいろいろと考える契機を与えてくれる好企画です。週刊金曜日1月14日号は書店で手に取れなくなってもAmazonから購入することが出来ます。このブログでメディア分析に興味をもたれた方は、ぜひ、読んでみてください。そして、さらに細かく「性的マイノリティとメディア」に特化したトークを御覧になりたい方は・・・

★YouTubeのPLAYLIST「メディアと性的マイノリティ」をぜひご覧ください。
★文字に起こしたテキスト付きの記事は、こちらのカテゴリーからさかのぼってご覧ください。
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当ブログ発のドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』

3月に東京で上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20
(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

石原都知事の同性愛者差別発言を受けて13●3週間の暴走にも一区切り

 イベントをやろうと思い立ったのが、「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」という名称を決めた12月20日のミーティングだったからそれから3週間と数日。

 なんか、昨日まで何をするにも誰と話している時にも常に「大きな締め切り」に追われているような切迫感があったのだけど、やっと辿り着いたのかという感じで1月14日(金)19時を迎えることになりそうです。

 最初の構想どおりに出来たところと、ぜんぜん出来なかったこと。達成と限界の両方が入り混じったままで本番を迎えることになるけれど、こういうものを企画して責任を持ってやるということが「どういうことなのか」を、まざまざと感じさせられる貴重で大きな体験になっています。

 本当はこんなベタなことやる人じゃなかったのに、と、自分で自分の突っ走りぶりに驚いているけれど、まだそんな自分を他者化できないほど、心の底から煮えくり返るものがあり、時が経って鎮火するどころかますます燃え盛ってきているように思えて自分で怖くもあるけれど。嘘じゃないんだからしょうがない。これが自分で「嘘」だと感じるのなら、疲れて折れてやめたくなったんでしょう。

 今の自分にとって、切実に希求すること。それは、こうした呼びかけ方法で集まる人たちと顔を付き合わせること。あの発言を受けたことで「会場に足を運びたくなった」その気持ちや熱意と出会うということ。

 出演交渉では、まさかこの人が受けてくれるとは、とか、嬉しくて泣きたくなる(実際に泣いたけど。笑)瞬間がありました。至らぬところは多々あるし、それが今の自分の限界だと思います。なにせ暴走だから見えるはずの景色も見えていなかったりするような気もします。でも走りたかった今と言うものを、明日、思う存分味わいながら再確認してこそ「冷静な歩み」に進めるような気がしています。

 この暴走は僕にとって必然だったんです。FC2 同性愛 Blog Ranking

石原都知事の同性愛者差別発言を受けて12●本日19時よりイベント開催です。

 年末から年明けにかけて、このイベントの準備にかかりっきりになっており、ブログが止まっていてすみません。ぜひ、お越しください。お待ちしています。

「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」

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石原都知事の同性愛者差別発言を受けて11●なかのZERO小ホールで1月14日(金)にイベント開催「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」

↓「人権イメージキャラクター人KENまもる君 人KENあゆみちゃん」
(2010年12月9日、北とぴあで開催された東京都人権週間イベントにて撮影)

 “本当に足りないもの”とは何だろう?

 「(同性愛者は)どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」

 「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」

 昨年12月3日と7日、折りしも人権週間の啓発期間中に発せられた石原都知事による同性愛者への差別発言。首都の行政執行最高権者がメディアに報道されることを承知の上で、このようなことを発言できてしまいました。そして、それが大した騒ぎにならないままにいつの間にか年を越えました。このまま風化してしまうとでも、言うのでしょうか?

 “本当に足りないもの”とは何だろう?。
 この出来事をきっかけに、じっくりと考えてみませんか。




「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」

1月14日(金)19:00~21:20

(開場は20分前より)

■会場:なかのZERO小ホール
(550席/中野駅南口から線路沿いに新宿方面へ徒歩8分)
http://www.nices.jp/access/zero.html

■入場料:500円
(会場レンタル代と、この会の活動実費として使用させていただきます。)
※予約は不要。お気軽にお越しください。

■主催:石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会
→ishiharakougi@gmail.com

第一部

「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」

・・・性的マイノリティ当事者的な立場から、さまざまに活動してきた人々が集結。石原都知事発言の問題性と、看過することによる影響を指摘。“本当に足りないもの”の正体を暴き、今後への提言を行います。

<パネリスト(五十音順・敬称略)>

●石川大我
・・・NPO法人ピアフレンズにて、10代・20代のゲイのための友だち探しイベントを主催。著書『ボクの彼氏はどこにいる?』『「好き」の?(ハテナ)がわかる本』。

●石坂わたる
・・・東京メトロポリタンゲイフォーラム。東京都内の選挙立候補者に、ゲイに関する政策アンケートを実施。同性パートナーと公正証書を作成。

●イトー・ターリ
・・・パフスペース(早稲田にある性的マイノリティの交流スペース)運営委員。パフォーマンス・アーティスト

●大江千束
・・・LOUD(中野区にあるレズビアンやバイセクシュアルの女性のためのコミュニティ・スペース)代表。

●小川葉子
・・・LOUD(中野区にあるレズビアンやバイセクシュアルの女性のためのコミュニティ・スペース)副代表。

●小林ヒロシ
・・・NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会。性的マイノリティ当事者の父親。子どもや友人からカミングアウトされた人々が孤独に苛まれないよう交流会を開催。

●小林りょう子
・・・NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会。性的マイノリティ当事者の母親。子どもや友人からカミングアウトされた人々が孤独に苛まれないよう交流会を開催。

●沢部ひとみ
・・・パフスクール(ジェンダー、セクシュアリティ、マイノリティの視点に立ち、生きる知恵と勇気を共有し学び合う場)主宰。浜野佐知監督映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』原作者。

●ミナ汰(原美奈子)
・・・“共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク代表。国政や教育現場に性的マイノリティの視点を入れるべく各種活動を展開中。

第二部

「男のペア 女のペア」同居生活★喜怒哀楽

・・・ゲイカップル、レズビアンカップルとしての同居生活で感じる喜怒哀楽を、それぞれの人生経験や仕事と絡めながら語り合うクロストーク。しあわせを感じる瞬間とは?不安を感じる瞬間とは?

<ゲイ・トークゲスト>

●歌川泰司
・・・漫画作家。元「ALL ABOUT 同性愛」ガイド。ブログ『ゲイです、ほぼ夫婦です』。単行本『じりラブ』『ツレちゃんに逢いたい』。

●村上裕
・・・ゲイの心理カウンセラードリームズ・カム・トゥルーのニューアルバム『LOVE CENTRAL』テレビCMにパートナーとゲイ・カップルとして出演。ゲイ専門のメンタルケアを提供する会社を作るのが目標。

<レズビアンカップル・トークゲスト>

●池田季美枝
・・・日本キリスト教団「冨貴島教会」の牧師。レズビアン・カップルとして東小雪さんと同居。

●東小雪
・・・元宝塚歌劇団花組に「あうら真輝」として在団。レズビアン・カップルとして池田季美枝さんと同居。

<司会・進行>
●島田暁(akaboshi) 
・・・映像作家。映画『しみじみと歩いてる』。ブログ『フツーに生きてるGAYの日常』

★イベントの詳細や出演者については若干の変更が生じる場合もあります。

★入場料は、当日の会場レンタル料の他に、当会が今後行う予定のロビイングや請願・陳情、街頭デモ活動などの活動実費、ミーティングの会場レンタル料などに使用させていただきます。会の活動にご賛同いただけましたらぜひ、一人でも多くの方に知らせていただき、ご支援と御協力をお願いいたします。FC2 同性愛 Blog Ranking





■「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」とは

 12月3日と7日に都庁で発せられた石原都知事の「同性愛者差別発言」を受け、いろんな方法があると思いますが、あえて「抗議する」という方法を選択し、発言の撤回や謝罪を求める目的に特化した活動をしたい人々による短期的なプロジェクト。性的マイノリティ、マジョリティに関係なく様々なメンバーが参加しています。

石原都知事こそ「考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心」
石原都知事の発言経緯
広がる波紋。メディア報道や当事者的スタンスからの動き
●ぜひ、あなたも一緒になにかやりませんか?メンバーは随時募集中。お問い合わせはこちらまで。→ishiharakougi@gmail.com

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