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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2010-07
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭28●感じる気持ちを「抑えなくてもいい」映画祭。2010年もいよいよ開幕!

 いよいよ今年も開幕しました東京国際レズビアン&ゲイ映画祭。初日である7月9日(金)の新宿バルト9にはいつものごとく老若男女さまざまなセクシュアリティや性自認の映画ファンが集い、オープニング上映とトークを堪能しました。

 今年のパンフレットは表紙がキラキラしててお洒落!。新宿バルト9での開催は11日(日)まで。青山スパイラルホールでは15日(木)~19日(祝)の5日間、世界中から様々なジャンルのセクシュアル・マイノリティ関連映画が集められて上映されます。なにより、「いろんなセクシュアリティや性自認の人が混在していて当たり前」という、本来ならば至極当然な場の空気感を実感しながら、おもいっきり映画を楽しむことが出来るのがこの映画祭の最大の魅力。

 僕は先日、国立近代美術館フィルムセンターで上映されたゲイ映画『パトリックは1.5歳』を観ながらこういう体験をしたわけですが、そのときに感じましたよ。セクシュアル・マイノリティがストレスを感じずに、伸び伸びとした精神状態で内面を表現しながら過ごせる公共の空間というのは、まだまだ少ないもんだなぁと。

 その点、この映画祭では透明人間になどならずに笑いたいときには笑えるし、ジーンと来たときにはおもいっきりジーンとする自分の気持ちを、「抑えようとしてしまう気持ち」からは自由になることが出来ます。それだけでも、ものすごく大きなことだよなぁと今日、改めて思いました。

 オープニング上映作品の『大変!息子がゲイなんて!』はコメディタッチで家族愛を描き出しており、場内は笑いの連続。『シングルマン』は、16年間連れ添ったかけがえのない同性パートナーを、ある日突然事故で失った中年男性の精神の軌跡をかなり深いところまで掘り下げており、孤独とは?人生とは?を炙り出します。映像描写も映画ならではの魅力に溢れ、なおかつエロティック。観終わってからじわりじわりと胸に込み上げてくるものがたくさんある名作でした。秋にロードショー公開が決まっているとのことで、一足先に観る事ができたわけですが僕はきっとまた観にいくことになると思います。またすぐにでも再会したい、そんな余韻の残る映画でした。

 『シングルマン』上映後にはパフ★シネマのトークでもお馴染みドラァグ・クイーンのマーガレットさんと、作家の中村うさぎさんとのトークが行われたのですが、僕はまた例のごとく今日はカメラ持参で行きましたので、両上映の前後に行われたトークを撮影させていただきました。後日公開させていただきますので、どうぞお楽しみに!FC2 同性愛 Blog Ranking
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