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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2010-06
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セクマイ系★紙媒体掲載チェック049●同性の友人同士がペアルックで街を歩いたっていいじゃない。ましてや同性の恋人同士だって。

 今、街中を同性同士でペアルックで歩く二人組が流行っており、「2コ1」と呼ばれているらしいのですが、ご存知でしたか?若年層をターゲットとしたファッション誌などのメディアで盛んに取り上げられ始めているようですよ。

 ゲイ雑誌やレズビアン雑誌でも無い限り、こうした場合の「同性同士」はつまり「ノンケさん」という想定でしか書かれていないわけですが(苦笑)、それでもこれはなかなかいい傾向。だって、結果的にはゲイカップルやレズビアンカップルでも街中をペアルックで歩きたい人が、歩きやすくなる風潮に繋がるわけですからね。

 週刊文春7月1日号巻末グラビア「CATCH UP」にも「2コ1」が紹介されていて、街で撮った同性同士のペアルック写真がたくさん載っており、一瞬、嬉しくなったのですが・・・記事の文章を読んだ途端、僕のその喜びは雲散霧消。だって・・・こんな風に書かれてたんですよっ!

<見出し> 同性の赤の他人がなぜペアルックを?
21世紀の友情の証!? 「2コ1」増殖中


 「最近若者たちの間で、同性でのペアルックが流行っているらしい」という情報を得た小誌記者。正直その話を聞いたときは半信半疑だった。なにしろペアルックは、周囲の視線など気にしないアツアツカップルにのみ許された格好。同性でお揃いの服なんて、あらぬ誤解を招いてしまうんじゃ……。

 ・・・「あらぬ誤解」って表現・・・酷すぎるんですけどぉ~!

 記事はこの後、「真相を確かめるべく」街へ出た記者が、「2コ1」とは「二人で一つと言えるほど仲がいい」という意味から来ている言葉であり、あくまでも仲のよい友達同士が服装を揃えている現象なのだということを、週刊新潮の中心読者層である中高年男性向けに説明しているわけですが・・・。

 嫌な予感がしたので読むのを中断しようかと思いつつ、つい最後まで読んでしまったらもっと酷い表現に突き当たってしまいました。

 う~ん、一時期流行ったヤマンバメイクに比べると微笑ましい気もするけど、やっぱりオジサンにはよくわからないこのブーム。息子が同じ服を着た友達を家に連れてきた時に、平静を保てるか。自信はありません……。

 まるで世の中にセクシュアルマイノリティが居ないかのごとく、そして『週刊文春』読者にもセクシュアルマイノリティが居ないかのごとく、無神経にこういうことを書くから・・・(ため息)。

 僕、最近こういうのには慣れていたつもりだったんですけど、コンビニで、のほほ~んとした気持ちで昼下がりに週刊誌を立ち読みしていて、まさかいきなりこんな風な不意打ちを食らわされるとは思っていなかったもんだから、グサッと刺さってしまいましたよ。

 だからといって僕自身は、「同性同士でペアルックで街を歩きたい」とは決して思わないわけですがね(同性・異性関係なくそういうのってこっぱずかしい。笑)。

 でも、それをしたいと思うだろう友人たちは居るわけですし、それ以前にやっぱり「あらぬ誤解」とか「平静を保てるか」とか書かれると、まるで存在が否定されたかのような気持ちになって深く傷付きますよ。こういう表現が人を殺してるかもしれないってこと、わかってるんだろうか?FC2 同性愛 Blog Ranking
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