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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2010-06
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やっぱ愛ダホ!95●上川あやさんとBreak the Barrier!!トーク03●石坂わたるさん「同性愛=障害じゃなくなってよかった?」



 1990年に同性愛がWHOの国際障害疾病分類 (ICD10) から外された日を記念して5月17日前後に開催されている「IDAHO」ですが、石坂わたるさんは数年前から毎年のようにこのアクションに関わりつつも、短絡的に「障害から外されたことを喜ぶ」という発想については疑問を抱いていたとのこと。

 今回、『Break tha Barrier!!体験』として石坂さんが語ったのは、「障害のある人たち」と仕事で接している現在の日常から得た、自身の体験から導き出された考えでした。

05●同性愛=障害じゃなくなってよかった?
 
上川あやさんとBreak the Barrier!!トークPLAYLIST
「やっぱ愛ダホ!2010」新宿アクション PLAYLIST
「やっぱ愛ダホ!Idaho-net」

 ほんと、おっしゃるとおりです。石坂さんってたぶん、このあたりのテーマを追求しながら生涯を送る人なんだろうと、勝手に思い込んで応援してます。FC2 同性愛 Blog Ranking




<再掲載>

01●「障害」と「障碍」
 

石坂わたるさん関連映像(当ブログ発信)

2006年
  ■これからの多様な性&家族&ライフスタイ
2007年
  ■石坂わたるさんの語る母へのカミングアウト
  ■石坂モモさんの語る息子からのカミングアウト
  ■老年期の心身の健康について
  ■セクシュアリティと政
  ■川田龍平さんと石坂わたるさんトーク
  ■石坂わたるさん街頭活動
  ■石坂わたるさんTALK「教育・保育における特別なニーズ」
2008年
  ■Youth Talk 性的マイノリティと教育
2009年
  ■社会の中で、つながるということ ~IDAHO2009
  ■パフシネマ「一緒ネ!」同性カップルと家族
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セクマイ系★紙媒体掲載チェック049●同性の友人同士がペアルックで街を歩いたっていいじゃない。ましてや同性の恋人同士だって。

 今、街中を同性同士でペアルックで歩く二人組が流行っており、「2コ1」と呼ばれているらしいのですが、ご存知でしたか?若年層をターゲットとしたファッション誌などのメディアで盛んに取り上げられ始めているようですよ。

 ゲイ雑誌やレズビアン雑誌でも無い限り、こうした場合の「同性同士」はつまり「ノンケさん」という想定でしか書かれていないわけですが(苦笑)、それでもこれはなかなかいい傾向。だって、結果的にはゲイカップルやレズビアンカップルでも街中をペアルックで歩きたい人が、歩きやすくなる風潮に繋がるわけですからね。

 週刊文春7月1日号巻末グラビア「CATCH UP」にも「2コ1」が紹介されていて、街で撮った同性同士のペアルック写真がたくさん載っており、一瞬、嬉しくなったのですが・・・記事の文章を読んだ途端、僕のその喜びは雲散霧消。だって・・・こんな風に書かれてたんですよっ!

<見出し> 同性の赤の他人がなぜペアルックを?
21世紀の友情の証!? 「2コ1」増殖中


 「最近若者たちの間で、同性でのペアルックが流行っているらしい」という情報を得た小誌記者。正直その話を聞いたときは半信半疑だった。なにしろペアルックは、周囲の視線など気にしないアツアツカップルにのみ許された格好。同性でお揃いの服なんて、あらぬ誤解を招いてしまうんじゃ……。

 ・・・「あらぬ誤解」って表現・・・酷すぎるんですけどぉ~!

 記事はこの後、「真相を確かめるべく」街へ出た記者が、「2コ1」とは「二人で一つと言えるほど仲がいい」という意味から来ている言葉であり、あくまでも仲のよい友達同士が服装を揃えている現象なのだということを、週刊新潮の中心読者層である中高年男性向けに説明しているわけですが・・・。

 嫌な予感がしたので読むのを中断しようかと思いつつ、つい最後まで読んでしまったらもっと酷い表現に突き当たってしまいました。

 う~ん、一時期流行ったヤマンバメイクに比べると微笑ましい気もするけど、やっぱりオジサンにはよくわからないこのブーム。息子が同じ服を着た友達を家に連れてきた時に、平静を保てるか。自信はありません……。

 まるで世の中にセクシュアルマイノリティが居ないかのごとく、そして『週刊文春』読者にもセクシュアルマイノリティが居ないかのごとく、無神経にこういうことを書くから・・・(ため息)。

 僕、最近こういうのには慣れていたつもりだったんですけど、コンビニで、のほほ~んとした気持ちで昼下がりに週刊誌を立ち読みしていて、まさかいきなりこんな風な不意打ちを食らわされるとは思っていなかったもんだから、グサッと刺さってしまいましたよ。

 だからといって僕自身は、「同性同士でペアルックで街を歩きたい」とは決して思わないわけですがね(同性・異性関係なくそういうのってこっぱずかしい。笑)。

 でも、それをしたいと思うだろう友人たちは居るわけですし、それ以前にやっぱり「あらぬ誤解」とか「平静を保てるか」とか書かれると、まるで存在が否定されたかのような気持ちになって深く傷付きますよ。こういう表現が人を殺してるかもしれないってこと、わかってるんだろうか?FC2 同性愛 Blog Ranking

やっぱ愛ダホ!94●上川あやさんとBreak the Barrier!!トーク02●「苦しい」という言葉すらなぜ黙ってる?



 『Break the Barrier!!トーク』の会場となったパフスペースは早稲田にあるのですが、上川あやさんがサラリーマン時代を経た後、OLとして最初に働き始めたのはこの地、早稲田だったそうです。しかもその当時、戸籍が男性であったことは会社に伏せていたとのこと。

 その後、2003年に立候補して選挙戦を戦い世田谷区議会議員になるわけですが、その間、どのような出会いや体験があったのでしょうか。上川あやさんのBreak the Barrier!!体験を伺いました。

03●「苦しい」という言葉すらなぜ黙ってる?
 

04●100人の国会議員に会って法律改正へ
 
川あやさんとBreak the Barrier!!トークPLAYLIST
上川あやさん関連映像YouTube(当ブログ発信分)

「やっぱ愛ダホ!2010」新宿アクション PLAYLIST
「やっぱ愛ダホ!Idaho-net」

 「自分の本当を語らなければ出会えない人たちと、はじめてお互いドアを開けて、手を伸ばして握手することが出来た」という言葉が特に印象的でした。

 選挙という体験を経るまでは「自分の中に他人を信用しきれない気持ちがあった」という上川あやさん。そこが壊れたことが上川さんのBreak the Barrier!!体験だったとのことです。FC2 同性愛 Blog Ranking

リム・デズリ監督『恋人はバンパイア』のDVDが発売されました

 昨年11月のパフ★シネマで、ドラァグ・クイーンのマーガレットさんと「クィア映画トーク」を繰り広げてくださったことでお馴染みのリム・デズリ監督。その際に上映した『恋人はバンパイア』がこのたびDVD化されました。アマゾンから購入することができますよ。

『116 恋人はバンパイア My First Kiss』 [DVD]

 トークでマーガレットさんも指摘しておられましたが、レズビアンであるリム・デズリさんの「カラッとした持ち味」が生かされたポップでキュートな作品であり、上映時も大好評でした。まだご覧になったことの無い方はぜひ、この機会にどうぞ。TSUTAYAでもレンタルで並んでいるそうです。

 リム・デズリ監督はレズビアンとして「クィア映画」やTVドラマを制作する他にも、マレーシアにおけるビルマ難民の問題を扱ったドキュメンタリー映画『HOME』を制作するなど、ジャンルを越境して幅広く活躍中。現在は、カナダのバンクーバーで次回長編作品の準備中とのことで、今度はどういった作品になるのでしょう?こちらも楽しみです!

パフ★シネマですが、akaboshiが現在作品制作中のため休止させていただいております。また秋ごろに再開できればと思ってますので、その際にはよろしくお願いします。FC2 同性愛 Blog Ranking

やっぱ愛ダホ!93●上川あやさんとBreak the Barrier!!トーク01●「障害」と「障碍」/「当事者」をとりまく人の思い



 千葉街頭アクションの報告に続きまして、上川あやさん(世田谷区議会議員/トランスジェンダー)、石坂わたるさん(東京メトロポリタンゲイフォーラム)、遠藤まめたさん(「やっぱ愛ダホ!2010」呼びかけ人)の3者と『Break the Barrier!!」をテーマにトークを行いました。

 まずは、今年インターネットで募集して「やっぱ愛ダホ!」に寄せられたメッセージのうち、印象に残ったメッセージを一つ、それぞれ挙げた上で自己紹介をしていただきました。

01●「障害」と「障碍」
 

02●「当事者」をとりまく人の思い
 
「やっぱ愛ダホ!2010」新宿アクション PLAYLIST
「やっぱ愛ダホ!Idaho-net」

上川あやさんの印象に残ったメッセージ(抜粋)街頭での朗読場面はこちら。

★ゆりこ(神奈川県/対人援助職)
 愛する女性のパートナーができて、もう6年一緒に暮らしている。そして友達も、仕事の仲間も、家族もうちに遊びに来てくれる。

 今のこの状態を、10代、20代のころには想像できなかった。できたらいいな、とは思っても、無理だと思っていた。あるいはすごくがんばらないと、できないことだと思っていた。私も、そういう思いは「気持ち悪い」って言われちゃうんじゃない?と、恐れていた。

 でも、この社会のなかで自分がつくりあげてしまったバリアを少しづつ、友達の助けを借りて、乗り越えていくうちに、いつのまにか、地平がひらけていた。好きな人と手をつなげていた。その旅路のうちには、ふるえることも、固まってしまうことも、涙もいっぱいあったけど、その涙もみんな、今となってはいとおしい。

石坂わたるさんの印象に残ったメッセージ街頭での朗読場面はこちら。

★愛浬(青森/たまご社会人)
 今はまだ、バリアがないと生きていけません。
 会社や世間の中でバリアを解くことは、自殺行為なんです。
 私は、私が生きやすくするために、きっとこれから先もバリアをはり続けるでしょう。

遠藤まめたさんの印象に残ったメッセージ街頭での朗読場面はこちら。

★ユキヒロの姉(京都府/専門職)
 ユキヒロは私のきょうだい。
 ずっと「妹」だと思っていたけれど、本当は「弟」だった。
 身近にありながら、ずっとその存在を知らなかったバリア。
 ユキヒロがそのバリアを破ってくれたおかげで、私は色んなことを知ることができた。
 ユキヒロと同じような人がたくさんいることも、ユキヒロとも違うgenderやsexualityの人がたくさんいることも。
 みんな、そうやって知ることから始めて欲しい。

 私も昔は無知ゆえの罪をたくさん犯してきた。
 ユキヒロのことを、何度もからかっていた。
 でも、ユキヒロはそれを一切とがめることなく、私を「理解者」と呼んでくれた。
 だから私は思う。
 みんな、知ることから始めて欲しい。
 偏見という歪んだレンズを取り外して、ありのままの私たちの姿を見て欲しい。

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