akaboshiコラム036●責任者2名と同志と点火

先日、遠方から上京してきていたmamuさんという友人の希望で、悠君が個展をやっている二子玉川の「ラサ」に昼頃から出かけた。「ラサ」に行くのは僕にとって2度目。

悠君と「ヒゲとホルン」氏といえば、2006年までは純真無垢だったはずのこの僕を、いわば「セクマイコミュニティ活動界隈」にオルグしてしまった責任者(爆)。こうしてたまに彼らと会うと、大事なものを思い出したり本音も遠慮なく零せてしまう。僕にとっては本当に本当に大事な存在なんだと今日、改めて感じたのだった。

感性が似ているというか、他者との接し方とか行動原理が似ているというか。僕が曖昧模糊に零した言葉を、見事なまでに詩的な表現として昇華して返してくる友人の鋭い感性には、本当に恐れ入った。

逆に、少し時間を共有しただけでも打ち解け、まるで長い年月を共に生きて来たかのように「種類が似ている」と感じられる人というのも居るもので。この友人は、そんな存在なんだと気が付いた。会話しながら「同志」という2文字が浮かんで来て嬉しかった。
そんな同志に促され、僕は本気で今の真実を刻印するべく賭けてみたい。決意で自らを律するべく、帰り際にビックカメラで1.5テラバイトの外付HDを購入した。1万2000円でこの大容量。誰もが高画質な映像をたやすく手中に収めたり、自作映像を作りまくれるこの時代。魂から血を流し、清濁併せ呑んだ「生きた映像」をこそ、僕は量産するべきなのではないのか?そう自分に問いかけ、ボッと音を立てて点火する「何か」を感じた。

★悠君のマグカップ通販開始だって。→こちら。
・・・も~う実物見ると超かわい~全部欲しい~。「もっと量産していろんなところで売るべきだ!」と煽っておきました(笑)→FC2 同性愛 Blog Ranking
ウィークリーYouTube回転ベストテン★2月13日(土)~2月19日(金)●GOGOBOYショーの映像40万View突破
■2月13日(土)~2月19日(金)の再生回数ベストテン(akaboshi07アカウント内)
Total views of all videos : 3,343,175 Weekly views of all videos : 17,339
→1.同性愛とテレビジョン●NHK放送中止事件の真相(974)
↑2.GOGOBOYショー~K-Ci&GUY●神戸LGBTIQプライドマーチL.T.mini04(465)
↓3.トヴィさんに聞く!BrassMIX!とゲイライフ04●ダウンタウン「リンカーン」秘話(451)
↑4.韓国のゲイ映画「後悔なんてしない/No Regret」イ・ヨンフンさんTALK03●第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(440)
↓5.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」03●ゲイのSEXはいつも挿入するの?(398)
↓6.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」01●レズビアンのSEXはエンドレス?(293)
↓7.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」02●マルチ・オーガニズム???(284)
↓8.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」05●いろんな「萌え」、いろんなオナニー(253)
○9.マツコ・デラックスさんのコメント~尾辻かな子「Try&Win!」上映(243)
↓10.「障害者でなにが悪いねん!」という言葉と出会って~上野久美さんインタビュー01(210)
■今週の大台突破 400000 view
GOGOBOYショー~K-Ci&GUY●神戸LGBTIQプライドマーチL.T.mini04
■初出ブログ記事(2007-05-27)
■神戸LGBTIQプライドマーチ PLAYLIST
いつの間にやら1218個の映像をアップしてしまっているakaboshi07アカウントですが、その中でもぶっちぎりの再生回数ナンバーワンはこの映像。40万を突破しました。人気の理由は・・・見ていただければわかりますね(爆)。
公開当初はそれほどでもなかったのですが、次第に海外のゲイサイトなどからリンクされるようになり、最盛期には1日当たりの再生回数が2600viewを超えたりもしました。しかしYouTubeの普及とともに「お子様に見せられない映像」の仲間入りをしてしまい(笑)、2008年春ごろからはYouTube内で視聴する際には、アカウントを作ってログインすることが求められるようになりまして、現在は1日当たり50~70viewで落ち着いております。
2007年5月に神戸で行われた「市民まつり」の中に参加する形で行われた、神戸LGBTIQプライドマーチ。そのアフターパーティで収録した映像です。エンターテインメント性とメッセージ性が見事に融和し合い、神戸のセクシュアル・マイノリティ関連活動の幅の広さを感じたイベントでした。
■今週の大台突破 10000 view
伊藤文学さん、薔薇族394号発売記念トーク04●ゲイ向けアダルトビデオ事始め
■初出ブログ記事(2008-01-10)
■伊藤文学さん、薔薇族394号発売記念トークPLAYLIST
1日平均20~30viewという地味な動きながら、歳月の積み重ねで10000viewを突破しました。
日本の商業ゲイ雑誌の草分けである『薔薇族』の編集長をしていた伊藤文学さんが語る、ゲイ向けアダルトビデオの草創期の話。今みたいにインターネットもケータイも無い時代。全国に散らばっていたセクシュアル・マイノリティは自分たちに関連する情報や性的欲望の発散の場を切実に求めていました。
したがって、一般にビデオが普及し始めた当初、新宿二丁目界隈のバラエティ・ショップでは「ホモエロビデオ」が高価だとしても飛ぶように売れていたのだとか。ゲイ雑誌界やゲイビデオ界が潤っていた、いわゆる「良き時代」の話ですね。(ただし、レズビアンやトランスの話は全く出てきませんけどもね。)
■今週の大台突破 10000 view
パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」11●おネエ言葉は普通乗車券!?
■初出ブログ記事(2007-10-27)
■パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」PLAYLIST
なんでもそうですが、同質な人たちの集まりの中に「入り切れない感性」を持っている人というのは、どこか物事を斜に構えて分析的に見ていたりします。
世の中全体から見れば、セクシュアル・マイノリティは「そういう立場」に置かれやすくもあるわけですが、たとえば新宿二丁目のように「ゲイ」たちが独特の文化を育んで同質であることを楽しみ合うような場所が出来ると、今度はそこに「入り切れない感性」の人が出てきます。
この映像で「ゲイ論」を斜に構えた視点から述べている竜超氏は、ゲイのメインストリームに「どうも馴染めない」と感じる気持ちを、表現活動や「居場所づくり」の核にしているようです。このたび発表された高円寺NOHOHONの閉鎖と、4月から始まるという新スペースでの活動では(彼が言うところの)取りこぼされた人たちと、どのような「場づくり」を模索するのでしょう?→FC2 同性愛 Blog Ranking
Total views of all videos : 3,343,175 Weekly views of all videos : 17,339
→1.同性愛とテレビジョン●NHK放送中止事件の真相(974)
↑2.GOGOBOYショー~K-Ci&GUY●神戸LGBTIQプライドマーチL.T.mini04(465)
↓3.トヴィさんに聞く!BrassMIX!とゲイライフ04●ダウンタウン「リンカーン」秘話(451)
↑4.韓国のゲイ映画「後悔なんてしない/No Regret」イ・ヨンフンさんTALK03●第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(440)
↓5.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」03●ゲイのSEXはいつも挿入するの?(398)
↓6.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」01●レズビアンのSEXはエンドレス?(293)
↓7.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」02●マルチ・オーガニズム???(284)
↓8.パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」05●いろんな「萌え」、いろんなオナニー(253)
○9.マツコ・デラックスさんのコメント~尾辻かな子「Try&Win!」上映(243)
↓10.「障害者でなにが悪いねん!」という言葉と出会って~上野久美さんインタビュー01(210)
■今週の大台突破 400000 view
GOGOBOYショー~K-Ci&GUY●神戸LGBTIQプライドマーチL.T.mini04
■初出ブログ記事(2007-05-27)
■神戸LGBTIQプライドマーチ PLAYLIST

公開当初はそれほどでもなかったのですが、次第に海外のゲイサイトなどからリンクされるようになり、最盛期には1日当たりの再生回数が2600viewを超えたりもしました。しかしYouTubeの普及とともに「お子様に見せられない映像」の仲間入りをしてしまい(笑)、2008年春ごろからはYouTube内で視聴する際には、アカウントを作ってログインすることが求められるようになりまして、現在は1日当たり50~70viewで落ち着いております。
2007年5月に神戸で行われた「市民まつり」の中に参加する形で行われた、神戸LGBTIQプライドマーチ。そのアフターパーティで収録した映像です。エンターテインメント性とメッセージ性が見事に融和し合い、神戸のセクシュアル・マイノリティ関連活動の幅の広さを感じたイベントでした。
■今週の大台突破 10000 view
伊藤文学さん、薔薇族394号発売記念トーク04●ゲイ向けアダルトビデオ事始め
■初出ブログ記事(2008-01-10)
■伊藤文学さん、薔薇族394号発売記念トークPLAYLIST

日本の商業ゲイ雑誌の草分けである『薔薇族』の編集長をしていた伊藤文学さんが語る、ゲイ向けアダルトビデオの草創期の話。今みたいにインターネットもケータイも無い時代。全国に散らばっていたセクシュアル・マイノリティは自分たちに関連する情報や性的欲望の発散の場を切実に求めていました。
したがって、一般にビデオが普及し始めた当初、新宿二丁目界隈のバラエティ・ショップでは「ホモエロビデオ」が高価だとしても飛ぶように売れていたのだとか。ゲイ雑誌界やゲイビデオ界が潤っていた、いわゆる「良き時代」の話ですね。(ただし、レズビアンやトランスの話は全く出てきませんけどもね。)
■今週の大台突破 10000 view
パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」11●おネエ言葉は普通乗車券!?
■初出ブログ記事(2007-10-27)
■パフナイト★知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」PLAYLIST

世の中全体から見れば、セクシュアル・マイノリティは「そういう立場」に置かれやすくもあるわけですが、たとえば新宿二丁目のように「ゲイ」たちが独特の文化を育んで同質であることを楽しみ合うような場所が出来ると、今度はそこに「入り切れない感性」の人が出てきます。
この映像で「ゲイ論」を斜に構えた視点から述べている竜超氏は、ゲイのメインストリームに「どうも馴染めない」と感じる気持ちを、表現活動や「居場所づくり」の核にしているようです。このたび発表された高円寺NOHOHONの閉鎖と、4月から始まるという新スペースでの活動では(彼が言うところの)取りこぼされた人たちと、どのような「場づくり」を模索するのでしょう?→FC2 同性愛 Blog Ranking
セクマイ系★今週のテレビチェック0223-0301●よしもと所属「女とオカマ」のお笑いコンビ、あげはが『爆笑レッドカーペット』に出演

●2010/02/27 19:00~19:57 爆笑レッドカーペット(フジテレビ)
【はるな愛】
●2010/02/23 19:56~20:54 踊る!さんま御殿!!(日本テレビ)
●2010/02/23 22:00~22:54 魔女たちの22時(日本テレビ)
●2010/02/25 08:00~10:25 スッキリ!!(日本テレビ)
●2010/02/27 21:00~21:54 左目探偵EYE(日本テレビ)
●2010/02/28 16:00~17:15 Webで簡単予約!厳選!いい宿ナビ(テレビ東京)
【椿姫彩菜】
●2010/02/23 14:15~14:30 椿姫彩菜フィットネスタイチー(BS11)
●2010/02/24 14:15~14:30 椿姫彩菜フィットネスタイチー(BS11)
●2010/02/24 23:30~23:55 青春リアル「ぼくのネタ、“採用”してくれますか?」(NHK教育)
●2010/02/24 27:05~27:30 青春リアル「ぼくのネタ、“採用”してくれますか?」(NHK BS2)
●2010/02/25 14:15~14:30 椿姫彩菜フィットネスタイチー(BS11)
●2010/02/25 24:45~25:00 椿姫彩菜フィットネスタイチー(BS11)
●2010/02/28 08:45~09:00 椿姫彩菜フィットネスタイチー(BS11)
【IKKO】
●2010/02/23 20:00~20:54 たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学(テレビ朝日)
●2010/02/23 22:00~22:54 魔女たちの22時(日本テレビ)
●2010/02/27 12:15~15:20 土曜スペシャル・ペケポン初めての3時間スペシャル(フジテレビ)
【マツコ・デラックス】
●2010/02/25 25:55~26:10 マツコの部屋(フジテレビ)
●2010/03/01 17:00~18:00 5時に夢中!(TOKYO MX)
【平澤隆司】
●2010/02/25 05:00~05:30 平澤隆司の「beroad」 散らないメイク(QVC)
●2010/02/25 05:00~06:00 QVC 平澤隆司の「beroad」 散らないメイク/歯のビューティーアップ(TwellV)
【美輪明宏】
●2010/02/23 23:55~24:10 熱中時間「フジツボ」(NHK BS2)
●2010/03/01 12:00~12:45 熱中時間~忙中“趣味”あり~「科学おもちゃとフジツボ」(NHK h)
【マロン】
●2010/02/27 13:59~16:00 幸せのごほうび(テレビ朝日)
●2010/03/01 11:00~11:30 デイリー・キッチン(TOKYO MX)
【おすぎ】
●2010/02/23 27:00~27:30 おすぎのシネバラ!#142(チャンネルNECO)
●2010/02/26 25:30~26:00 おすぎのシネバラ!#142(チャンネルNECO)
【假屋崎省吾】
●2010/02/24 05:30~05:40 毎日モーツァルト「第152回 長女の誕生」(NHK h)
●2010/02/26 21:00~21:54 中居正広の金曜日のスマたちへ(TBS)
【前田健】
●2010/02/26 17:00~17:20 フリフリSong Book #5(フジテレビTWO)
【小椋ケンイチ】
●2010/02/23 22:00~22:54 魔女たちの22時(日本テレビ)
【植松晃士】
●2010/02/23 22:00~22:54 魔女たちの22時(日本テレビ)
【KABA.ちゃん】
●2010/02/23-27 26:39~27:39 気になる通販ランキング!ポシュレデパート深夜店(日本テレビ)
【ニューハーフ】

●2010/02/24 13:00~13:30 Lドラ ママはニューハーフ「No.1勝負!」(テレビ東京)
●2010/02/25 13:00~13:30 Lドラ ママはニューハーフ「決戦の日!」(テレビ東京)
●2010/02/26 13:00~13:30 Lドラ ママはニューハーフ「お受験挑戦」(テレビ東京)
●2010/03/01 13:00~13:30 Lドラ ママはニューハーフ「特別授業!」(テレビ東京)
【レズビアン】
●2010/02/26 06:30~07:30 Satisfaction #3「オンナの選択」(FOXプラス)
・・・レズビアンのヘザーとアリーは子供を持つことを夢見て、男友達の協力でアリーの体内へ人工授精を試みる。だが妊娠には至らず、再挑戦したいと男友達に申し出るのだが…。

・・・アメリカで大人気のファブ・ファイブ(「クールな5人組」)がライフに帰ってきた。インテリアデザイナー、ファッションの達人、シェフ、 美のカリスマ、そして音楽やポップカルチャーなどあらゆる知的なものに関わる「知性のコンシェルジェ」。そして・・・5人全員が才能豊かなゲイ!彼らは世界中の悩めるブサイクな男性たちに変身のチャンスを与えようと決意する。
2010/02/23 06:30~07:30(FOXプラス)
2010/02/23 23:00~24:00(FOXプラス)
2010/02/24 06:30~07:30(FOXプラス)
2010/02/25 06:30~07:30(FOXプラス)→FC2 同性愛 Blog Ranking
akaboshiコラム035●2つの東京レズビアン&ゲイパレード映像が語るもの

1995年と2006年の東京レズビアン&ゲイパレードを、それぞれ描いたドキュメンタリー映画を連連影展@パフスペースで観た。まず2006年の作品は富岡千尋監督の『TLGP that matter』。続いて1995年の作品は、なるさ監督『影のない1時間』。
両映像の間には11年という時の隔たりがあるのだが、時代の変化が如実に感じ取れて面白かった。1995年の映像では、パレードを行進している人たちの中に、やたらとサングラスをかけている人たちが多かった。顔がわからない程度にまで厚塗りの化粧や仮装・扮装をしている人たちの比率も高く、それが結果的には「派手」な雰囲気を演出してもいるのだが、「仮装すれば顔を隠して歩けるから」という気持ちで、それをやっていた人たちも多かったんだろうなぁと感じられた。
それに対して2006年の映像では、大多数の人たちが普段着で顔もそのままであり、メイクをしている人たちはドラァグ・クイーンなどにほぼ限られ、隊列を歩くことにあまりストレスも感じずに、むしろリラックスして楽しんでいる人たちの多さが目に付いた。つまり11年という歳月の経過によって、パレードというアピール活動の中にも「日常感覚」が沁み込んで行っているのだ。
参加者たちの醸し出す雰囲気として「ハレ(非日常)」の要素が強く感じられた1995年のパレードと、より「ケ(日常)」の姿が連想しやすくなっていた2006年のパレード。続けて観てみることにより、こんなにも鮮烈にその違いが浮かび上がるとは・・・。これは喜ぶべきことなのだと思う。それだけ、パレードを歩くという表現行為への「敷居が下がった」ということを示しているのだろうから。
ちなみに僕は、2006年のパレードは沿道から見ている側だった。この時が、初めて見たパレードだった。「もし誰か知り合いが渋谷や原宿に居て目撃されたらどうしよう」と、ビクビクした気持ちを抱えながらの「見学」だった。そしてカルチャーショックを受けた。やはり自分の目で実際に見てみると、想像を絶する位のインパクトがあって衝撃を受けたのだ。

つまり僕は、2006年以前のコミュニティ活動を知らない。先行世代が「決死の覚悟」で切り拓いて行った時代の空気というものを知らない。そのことには、ちょっとだけ嫉妬心のようなものも抱いたりするけれど、むしろ、あまりリキまずに楽しみながら、のんびりとした気持ちで「セクマイであること」とか「その視点から見えてくるもの」を考えられるようになった現代という時代の恩恵は、たっぷり受けないとな、と思った。それこそが、先行世代の望んでいた「未来」だったはずなのだから。
上映後、皆で感想を語り合った後、レズビアン・ミュージシャンのCHUさんがギターで、1995年の映像の中で、パレードを歩き終えた宮下公園での集会で、かつて本人が実際に歌っていた歌を歌ってくれた。「カミングアウトしよう♪」というメッセージをシンプルに伝える歌だったのだが、当時の空気感をそのまま伝えてくれるような迫力があり、理屈を超えたところで胸に迫ってくるものがあった。この歌を当時聴いていた春日亮二さんは、その後ゲイの音楽イベントを主催することになったという。「あの時の歌がきっかけなんですよ」と、数年後にCHUさんに言って来てくれたそうだ。そのことを嬉しそうに語りながら、「やっていればきっと、知らないところで誰かが影響を受けていてくれて、なにかが続いていくもんだと思いますよ」と語っていたのが印象的だった。
「バトン」というのは、確実にあるんだと思う。そして、それを受けた側が自ら考えて切り拓いて行くべき「現代ならではの走り方」というのもあるんだと思う。
すごくテンションが高くて尖っていて、だからこそどこか無理もしていて傷つけあったりもして、その中で必死に切り拓いていた世代の人たちのエネルギー。パレードを記録した映画に『影のない1時間』というタイトルを付けた裏にある、「影」と感じられた当時の日常感覚。
当時に比べて現代のセクシュアル・マイノリティにとっての社会の肌感覚はきっと、「光と影」が対義語としてあるのではなく、複雑に溶け合って感じられる時代になっているんだと思う。より、複雑性が増しているのだ。良きにつけ、悪しきにつけ。
そのことを明確に感じられたということが、最大の収穫だった。→FC2 同性愛 Blog Ranking
パフナイト164●心と体のオモロイ関係~MtFレズビアン綾さんの人生“トラ”の巻09●地図を作る

今回から質疑応答の紹介です。ダイレクトに言葉を交わし合う中で、ふと気付けば、印象的なフレーズがたくさん心に刻まれていました。まずは、客席に来ていたパフスペース&パフナイトの創立スタッフである、パフォーマンス・アーティストのイトー・ターリさんの感想から。
11●地図を作る。
12●毎日パレードしてるような
■パフナイト★MtFレズビアン綾さんの人生“トラ”の巻 PLAYLIST
なんか、(僕以外の)3人ともすごい境地に達してますよね・・・。年齢に関係なく、発言の一つ一つから人生の「年輪」のようなものを感じます。→FC2 同性愛 Blog Ranking