劇団フライングステージ「プライベート・アイズ」●PLAYレビューのような感想のような

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高校時代の演劇部が主に描かれ、ゲイであることに気付いた主人公の悲喜こもごもが描かれているのですが、大学時代に演劇部を経験した僕としては「こういう人、いたいた」とか「こういう恥ずかしいことやってたなぁ~」と、若かりし頃のいろんな無茶をした記憶が数々呼び起こされました。ただし、当時の僕は自分がゲイだとは微塵も自覚していませんでしたけどね(爆)。
当時、男の先輩とのキスシーンを演じさせられたこともあったのですが、たしかに普段よりも役作りをせずに自然にその役に入っていける自分に気づいてはいました。でも、それがなぜか「ゲイである」という発想には結び付かなかったんですよ。基本的にセクマイに関する情報が届いていなかったんだと思います、当時の僕には(苦笑)。
そんな頃に感じていた微妙な感情って、こういう機会でもないと思いださないもんなんですねぇ~そのこと自体に気がついて更に驚いたりして。
演劇部経験者で、ゲイの人には超どストライクに響く内容だと思います。そうでなかったとしても、学生時代のいろんなことを思い出したり、文句なしに抱腹絶倒で爆笑できる場面があったり、ゲイならではの直面する悩みを主人公と共に疑似体験して甘酸っぱい思いをしたりと、すご~く楽しめる内容だと思います。
特に見どころは、主人公が自分の「性」を身体的にも精神的にも、どのように受け入れていくのかがすごく丁寧に繊細に描き出されているところ。不覚にも、思わず泣きそうになっちゃう場面もありましたよ(←ひさしぶりです、そういうの)。7月20日まで上演しているそうですので、ぜひどうぞ。超オススメです。
約半年に一度、こうしてフライングステージの舞台を見ることで、気持が「原点」に戻れているような気がします。今日もすごくさっぱりと、いろんな「憑き物」が落ちたような気持ちになれました。感謝です。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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