fc2ブログ

フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

パフナイト126★パフでアライさんが洗いざらい~レインボーはセクマイだけのもの?09●空気読めない奴はダメですよ。



 やすよちゃんに続いての「地雷を踏んだ体験談」は、ポット出版代表の沢辺均さんです。「山ほどある」らしいですよ~(笑)

12●空気読めない奴はダメですよ。
  
トークを最初からご覧になるにはこちらから。 

 「よしっ!俺が前に行ってやろう」ということで、断固、言うべきことを言う。ただし、相手との関係性を尊重し、最後の一線を越えないように最新の注意を払いながら。それが「空気を読む」能力。

 そういう能力を身につけたうえで引っ掻き回す勇者(あるいは天の邪鬼)が居ることで、停滞しがちで腐敗しがちな様々な「空気」が活性化されることは、よくあります。芸術家とか表現者って、そのために居るようなものですしね。

 ポット出版が歴代出版してきたセクマイ関連本も、そういう気概に満ちてますね。

 たとえばこのほど増刷が決まったという翻訳絵本 「タンタンタンゴはパパふたり」も、かわいい顔して世の中に棹、突き刺しまくってますしね。なにせ全米図書館協会の「苦情図書ナンバーワン」に2回も輝いたりしているわけですから(笑)。FC2 同性愛 Blog Ranking
スポンサーサイト



フランスのパックス法(PACS)制定秘話08●質問の嵐!パクスが異性愛者にも支持された秘訣は?



 4月29日をもって閉鎖されてしまった尾辻かな子事務所(@新宿2丁目)で2月に開催され、告知がたった2日間だったにも関わらず奇跡のような大動員を記録したこのイベント。いよいよ(というか、やっとというか。笑)動画連載も最終回。

 質疑応答の様子を質問別にまとめてみました。かなりマニアックなものもありましたが、構わず一気に載せてしまいますので御覚悟を~っ!(笑)。

13●フランスのHIV/AIDSの状況に変化は?
  

14●法律の社会での適用について
  

15●ゲイに関する見方は変わったか?
  

16●異性愛者にも支持された秘訣は?
  

17●女性運動などとの連携・連帯は?
  

この映像シリーズはこちらのPLAYLISTにまとめてあります。
★マルテルさんの著書『超大国アメリカの文化力―仏文化外交官による全米踏査レポート』
★関連映像シリーズ「既婚者ゲイに聞く!『同性婚する』ってどんな感じ?」

 なるほどねぇ~。異性愛者にも「簡便さ」という恩恵をもたらしたからこそ、広く支持される結果になったわけですね。 「とりあえずパクスしとく?」というノリで、パートナーシップをある程度まで法律上、締結できてしまう。そして徐々に、パクスを結ぶことでの権利は拡大され、従来の「結婚」に近づいても来ているそうで。

 同性パートナーの権利保障を認めさせるために。実に巧妙かつ非戦闘的で、周囲に対しても友好的な進め方ではありませんか。日本とフランスでは社会背景がさまざまに違い、単純に移し替えるわけにはいきませんが、この話からうかがえる「思想性」とか「方法論」からは、大いに学べるものがあるように感じました。

 そんな法律の制定に関わったマルテルさんの実際の人柄は・・・やはり温厚かつ冷静で、内に秘めたる闘志を抱えながら、それを本当に「秘めている」人なんだと感じました。

 このイベントを開催した2月7日前後のマルテルさんは、短い来日期間中に寸暇を惜しんで日本のアクティビストなどとも貪欲に接触し、情報収集にいそしんでいたようです。そして、そんな隙間の無いスケジュールに無理やり押し込ませてもらい、急きょお願いしたこのイベントでも嫌な顔ひとつせず、疲労が蓄積している中だったはずなのに2時間近くも語り通してくれたのです。

 それもこれも、マルテルさんの人生をかけた「ミッション」がさせているのでしょう。彼のようなアクティビストの「人間性」を直に目撃できたというだけで、とても大きなお土産をもらった気がしたイベントでした。

 この一連の映像は、何年後かに見返したとき。もっと切実さをもって心に迫ってくるものに熟成されるんだろうなぁと思います。ノンフィクション映像は、時間の堆積によってワインのように「発酵」し、じわじわと味わい深くなるものですからね。FC2 同性愛 Blog Ranking

トランスって?14●トランスジェンダーではない人の社会的特権02●「同性愛」と「性同一性障害」の社会での扱われ方



 僕はゲイなのでついつい「同性愛者/非同性愛者」というところに線を引いて世の中を眺めがちなのですが。「トランスジェンダー/非トランスジェンダー」というところに線を引いた場合、僕は圧倒的なマジョリティ側に属することになるわけですね。〈性別違和がありませんから。)

 そうしたことは個人の意志や悪意には関係なく、社会の仕組みの問題として「そうなってしまう」という指摘が、前回の映像部分では行われました。(話者はひびのまことさん。 )

 さて今回は、そういった問題をさらに深く考えてみるために。「同性愛がたどった歴史」と「性同一性障害(トランスジェンダー)のたどった歴史」の双方を見比べるところから始まります。

03●同性愛・性同一性障害・トランスジェンダー史
  

04●性同一性障害・GIDを妊娠・出産と同じ位置付けに
  
このシリーズを最初から見る場合はこちらから。

 日本のトランスジェンダーに関する状況は、ある意味でかなり特殊なものとなっており、諸外国と比べても一長一短があって、簡単に「なにが正解なのか」を述べることはできません。しかし確実に、日本社会で生きる当事者たちは、こうした社会状況をしたたかに「活用する」方向に進んでいることは、間違いないようです。



 そう考えてみると。特権を「持つ者/持たざる者」の線引も「何に着目するか」によって変化します。「同性愛」と「トランスジェンダー」に限って比較してみても、どちらが、より「社会的に特権的な立場であるか」というのは、簡単には語れないわけです。あ~ややこしい。そして、この複雑さって、楽しい~♪。

 「LGBT」っていう広くて大雑把な枠組みで、性的少数者の協働を目指し、社会の中での存在の可視化を果たそうという看板を掲げているならば。大事なのは、なにを語る際にも単純に「白」「黒」を付けてしまわないことなんでしょうね。

 自分の立ち位置や見方を変えれば状況は、いかようにも変化して見えてきます。その常識は常に刷新することが求められます。それを「当たり前のこと」と感じて面白がれるかどうか。そして、その中から自分なりのビジョンを発見できるかどうか。それが、「真に多様性のある社会」を楽しめるかどうかの鍵となることでしょう。FC2 同性愛 Blog Ranking

HOME |

無料ホームページ ブログ(blog)