フランスのパックス法(PACS)制定秘話06●カリフォルニアProp8について~「戦い」になってしまったのは間違いだけど。

諸事情でブログを休み気味だったため間が空きましたが、最後まで映像公開を続けます。
フランスの社会学者フレデリック・マルテルさんは2月7日、尾辻かな子事務所に集まった75名の前で1時間近く語った最後に、世界各国の「同性パートナー法」に関する事情を解説してくれました。
特に、アメリカ国内における各地域や州レベル、連邦レベルでの法律の「違い」が浮かび上がって面白いです。また、カリフォルニアで行われた昨年11月の「Prop8」(同性婚禁止を求める住民投票)をめぐる動向に関しての見解も述べています。
11●「戦い」になってしまったのは間違いだけど。
★マルテルさんの著書・・・『超大国アメリカの文化力―仏文化外交官による全米踏査レポート』
★関連映像シリーズ「既婚者ゲイに聞く!『同性婚する』ってどんな感じ?」
たしかに「戦い」や「革命」には反動が付きものですからね。ただ、マルテルさんもおっしゃっている通り、歴史を俯瞰して長期的な視座に立ってみると、どのような「ベクトル」に向かっているのかは明白です。このシリーズの連載を休んでいたこの2か月の間だけでも「同性パートナー法」に関しては、次のような動きが各所で起こっています。
2月7日●コロンビア憲法裁 同性カップルの権利支持
3月6日●同性婚禁止の州法は是か非か、米加州最高裁で審理はじまる
4月4日●スウェーデン 同性婚法成立
4月7日●米バーモント州議会、同性結婚を合法化 知事の拒否権覆す
そして日本でも3月27日。法務省がはじめて「同性愛者」の存在を意識した動向を示しました。
●海外での同性婚可能に 法務省が新証明書発行へ
●法務省、福島党首らの要請で海外での同性婚認める
ちょっとず~つ。動いてきてますよぉ~。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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