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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2009-02
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フランスのパックス法(PACS)制定秘話05●マジョリティが受け入れた要因は?



 さて今回は尾辻かな子さんからの質問。「いろんな反対がある中で、(PACS法を)マジョリティの人たちが受け入れた要因は、何だと思いますか?」に対する答えです。興味津々。

09●マジョリティが受け入れた要因は?
  

10●すべての人のための法律
  

 当初は不備がたくさんあったけれども、改正に改正を重ねて、現在では「伝統的な結婚」に近いところまで来ているとのこと。そして、その実績によって反対する人がほとんど居なくなっているそうです。その秘訣はきっと、マルテルさんの次の言葉にあるのでしょう。

 この法律が、ゲイの人たちだけではなく、「結婚」をしたくないすべての人たち・・・結婚はまだ早いと思ってるとか、結婚制度に反対だとか、異性愛の人も含めてすべての人のための法律なんだということを、はっきりと打ち出して、皆のためにこれを入れる(導入する)んだという風にアピールしたというのが成功要因。

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ガス・ヴァン・サント「ミルク」で見る世界002●アカデミー賞W受賞 主演男優賞&脚本賞

 なんだかんだ言って映画関連の賞レースにおいてインパクト&宣伝効果が絶大なアカデミー賞。本日行われた授賞式において、ガス・ヴァン・サント監督の『MILK』がW受賞。ショーン・ペンさんが主演男優賞、ダスティン・ランス・ブラックさんが脚本賞を受賞するという結果になりました。

 ところでショーン・ベンさん。授賞式のスピーチにおいて、次のような発言をしたそうです。

「同性同士の結婚について反対していた人は恥を感じるべきだ。人々にとって平等の権利がある」
★『毎日jp』2009年2月23日付

 すっげ~。これをあんなに注目を集めている表舞台で言ったのかよ!。また、こちらのサイトでは次のように報じています。

 主演男優賞は、「ミルク」のショーン・ペンが受賞。場内はスタンディング・オベーション。それでも名優気取りにならないペンは、「君たち、共産主義のホモ好きなんだね」と反骨精神旺盛な彼らしいジョークでスピーチを開始。

 その後で、友人や彼をサポートしてきた人々、「ミルク」の製作スタッフ、そして監督のガス・ヴァン・サントに謝辞をおくった。政治意識の高いペンらしく、最後は、同性愛者の結婚を禁じるカリフォルニアの条例を支持した人々を非難すると共に、素晴らしい大統領を選んだことを祝福するメッセージでスピーチをしめくくった。(文:荻原順子)
★『ハリウッドチャンネル』~「【アカデミー賞】主演男優賞を獲得したショーン・ペン、政治色の強いスピーチ」

 アメリカの俳優さんって自らの政治的な立場を公の場で表明することへの敷居が低いんですね~。さっそくYouTubeに授賞式の様子がアップされているのを発見しましたのでご紹介。

●Sean Penn - Best Actor (81st Academy Awards)
  

 なんか「最優秀賞」の発表前なのにも関わらず、最後のところであまり「溜め」がなく、さっさと(スッキリと!?)発表されたところにズッコケました(笑)。しかも発表された直後(数秒後!)に、こんな気の利いたスピーチが出来るなんて・・・すごい心臓の持ち主。謙遜してるけど、実は自信があったのかもしれませんね。

 さてさて。おそらく日本のマスメディアでは、こういう時に「日本人がっ!」と大騒ぎするのが定番ですから、外国語映画賞を受賞した『おくりびと』と短編映画賞を受賞した『つみきのいえ』でしばらく話題は持ちきりになることでしょうが、GWの日本公開に向けて、『ミルク』の日本での配給会社は「これ以上ないほどの」宣伝材料&「箔」を手にすることができたわけですね。さてヒットに結びつきますかどうか。FC2 同性愛 Blog Ranking

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