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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-10
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パフナイト★95●セクシュアリティと政治'08-04●当事者である説得力!?



 前回に続いてロビイング団体「共生ネット」代表のミナ汰さんの話が続くわけですが、議員を訪問したり国会の議員会館に出かけたりという活動を通じて感じたのは「当事者であることが活かせる」 ということなのだそうです。それはどういうことかというと・・・?

07●当事者である説得力!?
  

 「カミングアウト」って面白いもので、自分との関係が近くて深ければ深いほど事前も事後も精神的に「しんどい」ものなんですよね。でも、ロビイング活動の場で「あまり親しくはないけど、セクマイ当事者であることを知ってほしい人」の前では、案外簡単に「ゲイです」とか言えちゃうわけで。

 そういう利点を活かしながら、実際に政策を決定する人と「人間同士」としての出会いや交流を深め、生活実感に根ざした思いを伝えるのが「共生ネット」が始めた活動のようです。

 しかしやっぱり、こういう「政治に関係する活動」には、いわゆる「アレルギー」を持たれがちな面というのも実際問題あるわけで・・・。

08●政治アレルギーをどう処す?
  

 アレルギーってのは物事を抽象的に誇大妄想的に捉える所から生まれるもんだと思うんですよね。僕も、何かに対して「アレルギー」を全く持っていないかと言えば嘘になりますし、いわばアレルギーとは「誰もが何かに対して必ず持っている感覚」ではあるわけですが・・・。

 出来れば、具体的リアル生活に根ざしたものとして、「べつに大したことではないし、言いたいこと言わないと損しちゃうだけだし・・・」という感じに、こうした活動のことを捉えて行ければなぁと、僕は思います。

09●伝える能力
  

 なるほど。議員さんというのは「こうしてください」という政策立案まで含めて提案されれば、忙しい中でも「動きやすくなる」わけですね。

 「共生ネット」は「実際に効力のある方法で、労力を最小限にとどめながらの活動」をめざしてスタートしたばかり。メンバー間で共有されている「細く長く無理せずに」という活動コンセプトが心地よかったので、僕も参加しています。

 なによりも「凝り固まった主義主張を他人にも押し付ける頭の固い人」が主要メンバーに見当たらないというのが・・・とっても落ち着きます。皆さん大人なんですよね。人生経験をしっかりと積んだからこそ身につけた柔らかさと粘り強さを武器に、少しずつですが今、じわじわとネットワークが形成され始めています。(→共生ネットのインフォメーションを共有できるメーリングリストへの登録はこちら

 さて次回はいよいよ、お待たせしました北丸雄二さん(NY在住ゲイ・ジャーナリスト)のお話です。ちょうど投票日が迫ったアメリカ大統領選挙に関する分析などが聴けますよ。FC2 同性愛Blog Ranking

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関西レインボーパレード応援記039●30人に1人は居ます。



 全国からメンバーが集まったマーチングバンドである「Brass MIX!」。なんと今年は約100人の大所帯での参加となりました。先頭の方で楽器を吹いていた某友人Rさん某友人Sさんは全く気付かなかったらしいのですが、実は途中で信号に引っかかって隊列が分裂したりしてたんです。それでも滞りなく演奏が続いていたというのがスゴイ。

18●Brass MIX!の隊列合体!
  

 さて先頭を走っている車両には、TOP☆STARのキタグチアサミさんと松本タクミさんが交互に乗り込み、自分たちで考えたというメッセージをず~っと発信し続けていました。その声は拡声器に乗ってかなり遠くまで通っていたようで、試しに御堂筋を先回りして隊列を待ってみても、「ゲイ、レズビアン、トランスジェンダー、バイセクシュアル・・・」などの言葉は聴こえてきましたし、「えっ、ゲイ?」などのインパクトを、道行く人の心中に与えていたことは確かです。

19●30人に1人はいます。
  
  
 そのまま立ち止まって「へぇ~」ってな感じで眺めている人が、人通りが多くなればなるほど増えてきてましたね。コースの後半ではこうして、実際に多くの大阪の街ゆく人々と出会うことになるわけです。

20●道頓堀で御堂筋を大横断
  
  
 道頓堀の交差点で、御堂筋を横断するところがけっこうドキドキしますね~。交通整理にあたる警察の方々も、事故を起こさないようにとここでは緊張感が漂います。ここを過ぎると「あぁ、ゴールが近付いたなぁ」という気持ちが強くなってきます。

 また、ここを過ぎると俄然、ギャラリーに「当事者率」や「関係者率」が高まってきます。パレードの情報をどこかで知ったり、友人が参加するからと応援しにきた人たちが隊列に向かって「あと少しだよ~」と声をかけたり、そこまで前面には出られないけれども電柱の陰から「こっそり」と見ていたり。その光景を見るにつけ「パレードの潜在需要」って確かにあるなぁと感じますし、東京よりも「地元密着率」の高い「大阪」という土地柄の独自性を感じます。

 パレードに加わりたくても加われない事情のある人、気持ち的に躊躇する人、「見るだけなら」と割り切って来る人。そういう人たちが、コースの後半を応援するのが「関西レインボーパレード」の、隠れた名物でもあります。FC2 同性愛Blog Ranking

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