パフナイト★92●セクシュアリティと政治'08-02●送り手の論理と受け手の論理

前回は尾辻かな子さんの「選挙戦をふりかえって」をお届けしたわけですが、それを聴いた上での質問が出ました。「レズビアン」というシングル・イッシューを前面に押し出しての選挙戦は、どういう理由だったのか。情報を発信する側の論理と、受け取る側の論理。・・・当然ながら、違うものなんだなぁ~と感じました。そして、その「違い」はどの程度、重要視されていたのだろうかとも思いました。
04●送り手の論理と受け手の論理
05●言葉を鍛えることが「民主主義」
コミュニケーションって本当に難しいものだと感じます。伝わっていると思っていたことが、実は伝わっていなくて「別の意味で」解釈されているということも、日常では多々ありますし。まあ、それは当然と言えば当然なんですけどね。
人それぞれ、生まれも違えば育った家庭も違うわけですから、同じ言葉や表現に触れても「受け取り方には多様性がある」のは当たり前のことなんだという認識は、常に持っていたいものだと感じます。それこそが本来の意味で「他者を尊重する」ということでもありますし。「自分がこう思う」ということだけではなく、「それを他者は、あんな風にもこういう風にも受け取るのだ」ということへの許容力と受容力と発見力を磨いていきたいです。これってもしかして、いわゆる「アクティビズム」に最も足りないことなのかもしれません。だから疲弊しやすいのではないかと思ったりします。かつての自分も含めて。
さて次回は、映像の最後の方で業を煮やして割り込んだ(笑)ロビイング団体「共生ネット」の代表である、ミナ汰さんのお話です。このイベント当日は終了時刻をきっちりと予告して始めたため、パネリストの方々は「時間内に言いたいことを全部言おう」と、早口気味で展開してくださいました。聴いている側としては、緊張感にあふれたスピーディーなトーク展開が面白く、最後まで本当に楽しみながら聴けました。その反面、「話す側」としては大変だったでしょうけどね。→FC2 同性愛Blog Ranking
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