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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-09
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akaboshiコラム001●声を嗄らして何を売る、目を血走らせて何を買う。

 最近、今まで使ってきたパソコンがどうも「現代のネット事情」に対応していないような気がするため、新しいものを物色しに家電量販店へ何日も通ってリサーチした。

 ちょうど秋冬モデルの発売される時期でもあり、各メーカーがこぞって新機能・ニューデザインのパソコンを売り出している。売り子の声もかまびすしい華やかな店頭から少し離れた片隅で、ひっそりと「旧モデル」が値下げされた状態で叩き売りされているのに気が付いた。

 数日前までは最新機種として華々しく売場を賑わしていた商品が、一夜にして「旧モデル」として在庫一掃処分される。しかもパソコンは「春」「夏」「秋冬」と年に3回も、大々的なモデルチェンジが行われるのだ。なんと熾烈な競争、なんと急激な世代交代の繰り返し。

 時の流れに急かされて、溺れて戦線離脱してしまった「時代遅れ」の商品の性能を調べてみると、なかなかどうして優れモノが多いではないか。そりゃあ最新機種に搭載されたCPUに比べれば見劣りはするし、デザインの洗練度も後継機種にはかなわない。けれど、ほんの1年前までは最高機種に匹敵するくらいの性能を持つ商品として羨望の眼差しを集めていたに違いない実力派なのだ。

 僕が所有しているパソコンは、8年前に買ったデスクトップと4年前に買ったノート型。映像を扱う関係上、「最高機種」に近い性能のものを購入することにこだわってきた。しかし、今回は予算の都合もあって、そのこだわりを捨てた。「時代遅れ」の中級機種を、いつもの3分の1程の予算で購入してみたのだ。

 少しばかり不安を感じながら使い始めてみた。するとどうだろう。僕がこれまで使っていたパソコンの何倍も速い処理性能を所持しており、映像データの変換処理は信じられない速さで進み、インターネット上の動画サイトもストレスを感じることなくスムーズに見ることができるではないか。これは早く買うべきだった。

 思えば先代のパソコンを買った4年前は、まだ「YouTube」のような動画投稿サイトは存在していなかったに等しかった。当時はまさか、ここまでインターネットと映像が親和性を持つようになり、市井の人々が気軽に自作映像をネット公開する時代が来るとは「本気では想定されていない」状態で、パソコンが販売されていた。

 したがって先代までのパソコンではネット動画を長時間見ているとCPUが激しく発熱し、終いには「ウィーン」と音を立ててエラーを起こしたり、ブラウザがいきなり閉じてせっかく進めていた作業が一瞬で消えてしまうこともあって、ストレスを感じることが日常化していた。

 しかし新たに購入したノートパソコンは、CPUが2つの頭脳を持つようになったおかげで、同時に複数の作業を行ってもなんのストレスも感じない。発熱も少なく、冷却ファンの騒音に悩まされることもない快適な作業環境を実現している。もはや、たった4年前に発売されていた最高機種を「過去の遺物」と感じさせてしまうほどに、近年のインターネットのデータ大容量化に伴うパソコン環境の変化はめまぐるしいのだ。

 その進化の速度に驚くとともに、だからこそ「少しでも高いレベルのものを買わせよう」と、あの手この手で攻め来る広告戦略とモデルチェンジ合戦には、巻き込まれないような選択眼と強い意志を持たなければと思う。

 進化を強調する「きらびやかな宣伝文句」にはどうしても魅かれてしまうし、あれも出来るこれも出来ると夢を提示されると目がくらむけれど、それが本当に今の自分にとって必要な機能なのかどうか。それだけのコストを払うに値するものなのかどうか。自制心を効かせて判断することが必要だ。欲望には際限がない。そして、進化は深化とは必ずしもイコールではないのだから。…と思いつつも結局は、前の機種が十分に使えるにも関わらず新品を買わずには居られない自らの欲深さは時代の落とし子とでも言うべきなのだろうか。FC2 同性愛Blog Ranking
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大切な人を傷つけてしまったかもしれない


腹が立った勢いで
剥き出しの思いを爆発させ
真綿にくるまず言ってしまった

その人の
根幹に関わる部分を
侮辱することを

心の奥深くを
斬りつけられたであろうその人は
しかし
そんな僕を柔らかく包み込んだ

かなわない
柔らかさには
どんな刃物もかなわない

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