レインボーマーチ札幌体験記012●第2回オフ会は札幌での沖縄料理と新たな出会い

札幌へ着くなり今回は大急ぎで地下鉄駅を探しました。なぜなら以前からブログを通じて交流の会った人と、はじめて会うことになっていたからです。先日の工藤静香リスペクトオフ会に続いて、またもや3年越しのバーチャルな交流が「現実」のものとなる瞬間に胸を躍らせながら、テレビ塔近くにある沖縄料理屋を目指しました。
今回お会いしたのはブログ「わたくし、こんな絵をかいてます~Look at my ART! 」のsichihukuさんこと絵描きの佐藤久美子さん。(→公式HPもあるみたい。)
ほら。ブログって開設当初は読者を増やしたいものだからいろんなランキングへの登録を渡り歩いたりするじゃないですか(←僕だけ?。笑)。以前、このブログがまだ「エキサイトブログ」だった頃に、人気ブログランキングの「アート」に登録していた時期がありました(←ちょっと勘違い入ってますね。笑)。その時にお互いの存在を知ってから、頻繁にコメント欄での交流が起きたのが佐藤さんでした。
彼女は僕がこのブログで「ゲイです」と書いていることになんの抵抗もなく接してくれてたし(←最初の頃って、それがすごく嬉しいんですよ。)ブログのコメント欄での交流の面白さを感じさせてくれた人の一人でした。特に佐藤さんとは「この人とはフィーリングが合いそう」という直感が働いていました。しかしその後、このブログの大幅な路線変更(YouTube映像でのLGBT情報発信等、いわゆる「リブっぽい」と思われがちな路線への転回)によって、初期の読者とのコメント欄での交流は途切れてしまい、「あぁ、やっぱりこういう路線だと、特にノンケさんは関わってこれないよなぁ・・・」と、すごく気になっていました。
でも今回、札幌行きます!と書いたことで彼女のほうから「お店に作品が展示されているので見に来ませんか」と連絡をしてきてくれて、会うことになったんです。これは本当に嬉しかった。

お店に案内されて入ってみると、わりと広くて余裕のある造りの居心地のいい飲み屋さん。あたたかい感触をもたらす木目の模様を基調とした壁の雰囲気に、佐藤さんの絵がとても似合っていて、「作品展」を開催しているということを忘れてしまうくらいに溶け込んでいるように感じました。かなりの数、展示されているにも関わらずそう感じさせるのって、なかなか凄いことではないでしょうか。
そして、佐藤さんの友人である、ライブでジャズピアノを弾くという男性と、ジャズ・シンガーでもあり太極拳を教えているという女性、養護関連の職場で働いている女性と一緒に沖縄料理を食べ、飲みました。中には、レインボーマーチ札幌に友人に誘われて以前参加したこともあるという方もいて、面白いことに当時「その友人がレズビアンなのかどうか、よくわからないまま誘われて参加した」とのこと。あのパレードは、そんな風に友人同士で気軽に誘い合ってお祭り気分で歩けてしまう、そういう存在として札幌の中に溶け込んでいるのかもしれないと感じさせられるエピソードでした。
皆さん、やはり佐藤さんの友達ということもあるのでしょうが話していて感じるのは、考え方が凄く自由で大らかで、話していても「タブー」を感じさせない本当の意味での明るさを感じました。「北海道はアメリカみたいなものだから」というピアニストの方の発言に象徴されているように、多種多様な存在を丸ごと飲み込んで共存することを、この土地は知っているような気がします。
あと面白いなぁと思ったのは、皆さんが北海道以外の地域のことを「内地」と呼んでいること。そんな風に「日本」というものを突き放して観察するような視点を自然と持っているというのがまた、そういう「自由さ」と「大らかさ」をもたらす原因なのかもしれません。
佐藤さんは東京にまだ行ったことがないということで、しきりに「君は一度行って2週間ぐらい過ごして、いろんな思いをしてみるべきだ。そうすると絵もまた変わってくるよ」と言われていました。そんな風に、画家として、人間としての成長を仲間たちから暖かく見守られながら、明るく開放的に、熱く自分の思いを語る佐藤さんはまだ20代。その可能性の広さと大きさには、ワクワクさせられます。
ブログでの何気ない出会いが、こういう面白い出会いに繋がったことを本当に嬉しく感じながら佐藤さんたちと別れ、カプセルホテルに向かいました。そして今日はこれからレインボーマーチ札幌。天気は快晴、ちょっと涼しげで絶好のパレード日和です。→FC2同性愛 Blog Ranking
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