パフナイト★88●熱々☆Rainbow Arts 現地突撃取材03●日下田治久さんの作品「次の点で回る世界」

パフナイトでの事前トークショー「熱々☆Rainbow Arts」では、水月モニカさんから「女房持ちの男と不倫すると変わって来るわよ」というツッコミを食らっていた日下田(ひげた)さん。静かな語り口のキャラクターからは想像し難い、ちょっとグロテスクな表現にドキッとさせられるのですが、本展に出品されていた『次の点で回る世界』のコンセプトを聞いて、彼の本質が垣間見れたような気がしました。
●「次の点で回る世界」by日下田治久さん
「首吊りロープ」を象りながら配置されたコラージュは、バラバラのようでありながら実は計算された世界観で統一されています。しかし結果的には、見る人によって多義的なメッセージが読み取れる「アート」として成立させようという格闘が感じられるのです。
インタビューをした時にポンポンと口を衝いて出てきた言葉の一つ一つが、作品と同じようにコラージュの断片のように感じられて様々なイメージを喚起させてくれました。日下田さんの作品とキャラクターって、実は一貫性があるんですね。→FC2 同性愛Blog Ranking
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭17●「カミングアウト・ウエディング/ Out at the Wedding」出演者TALK02●カミングアウトして良かったこと、悪かったこと

レズビアンであることを社会的にカミングアウトした上で女優活動をしているキャシー・ドボーノさんとジル・ベネットさん。前回の映像でもわかる通り、サバサバしてて明るい2人ですね~。さて今回は、カミングアウトによって女優活動にどのような影響が出ているのかを、司会のマーガレットさんが質問した場面です。
03●カミングアウトして良かったこと、悪かったこと
04●出演女優・ミンクストールさんについて(★Mink Stoleさん・・・『ピンク・フラミンゴ』をはじめ、出演作品がすごく多い女優。)
メジャーなTVシリーズでは、カミングアウトをしていることによるスポンサーからの影響が、多少はあるとのこと。でも、逆に「LGBT関連映画」からの出演オファーが増え、重要な役柄に付くチャンスも増えているとのことで、結果的にはプラスに働いていると判断しているから、2人の表情は明るいのでしょう。
日本の状況と比べると、映画界にそういった「受け皿」になる環境が整っていること自体が驚きだとも言えるわけですが、たしかに今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映された多彩なプログラムの数々を見ていると、「超メジャー大作」ではないけれども良質な「LGBT関連映画」が、世界中でたくさん作られるようになって来ていることは疑いようの無い事実。2人の活躍の場もさらに広がるかもしれません。これから歳を重ねても、その年代ならではの演技を見せ続けて欲しいです。
さて次回は質疑応答の場面を御紹介します。もしかしてこの2人って、生粋の「活動家」でもあるのか!?と思わせられる発言もありますよ。→FC2 同性愛Blog Ranking
後期パフスクールに雨宮処凛さん登場~カウンセリングや演劇講座、性の呪縛をとく話など

→パフスクール公式ブログ参照
他にも、トランスジェンダーである中村美亜さんによる「性の呪縛をとく」(4回シリーズ)、前期からの連続シリーズである金城理枝さんによる「セクシュアル・マイノリティのためのカウンセリング入門/実践編」(5回シリーズ)。そして、演劇人である花崎攝さんによる「自分をひらき、他者とつながる演劇ワークショップ」(5回シリーズ)など、今回も知的好奇心をそそられるラインナップが揃ってますね。詳しい講座案内と申し込み方法は9月末に発表されるとのことです。

「え~っ!まだそんな考え方をしてるのぉ?・・・遅れてるぅ~っ!」と驚きの表情を浮かべて相手を焦らせるに限るそうです。これなら自分は傷付きませんし、相手をそれほど傷付けずに「無知」に気付かせることができます。つまり最小限のコストで大きな効果を上げやすい方法なんだそうです。
聴いて以来、さっそく実践したくて虎視眈々と「その時」を狙っているのですが・・・残念ながらまだその機会は訪れておりません。早く言いたい~っ!(←歪んだ欲望。爆)→FC2 同性愛Blog Ranking