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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-08
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薔薇族は生きている058●伊藤文学のコレクション展、下北沢で22日から開催

 当ブログ、ひさびさの伊藤文学さん情報です。8月22日から、下北沢の文学さん宅のすぐそばのONE LOVE BOOKS(→地図はこちら)で「伊藤文学のコレクション展」が行われることになり、ご家族の方が作られた手作りチラシがネットに公開されました。

 文学さんのブログにアップされた告知記事を見ると、相変わらずの直言・直球な文学節が冴えて(?)おりますねぇ・・・。だって、会場になる本屋の人のことを、「どんな食事をとっているのか分からないが、40代の親父さんは、やせ衰えている。」とか書いてるんですよっ!(爆)。

 文学さんは今年の前半は体調が思わしくなく、思うようにトークイベント等を開けない状態が続いていたのですが、今回はお宅のすぐそばでの開催ということで、久々にこうした機会を設けることが出来ました。23日(土)17時~21時にはオープニングパーティも開催するそうです。この時間に行くと、確実に文学さんに会えるということみたいです。

 明日、搬入を手伝いに久々に文学さんに会うのですが楽しみです。文学さんとタブーの無い会話を楽しんでいると、心がどんどんほぐされて行くんですよ~。生き返る♪。

 あ、あと。僕は関わるのを休ませてもらっていたのですが、4月と7月に自力復刊薔薇族、なにげに発行されております。(→詳しくは文学さんのブログで。)そちらの販売もしていただいている本屋さんですので、お近くの方はぜひ、お立ち寄りください。

 それにしても。文学さんとか『薔薇族』との関わりを持たないと、自分に、深い部分での「心の余裕」が無くなって行くのを感じます。実際、いろんな事情で余裕が無かったので関われなかったのですが、離れると更に余裕が無くなって悪循環になってしまうみたい(爆)。自分にとっての「核」の一つだったんだなぁ・・・。また復帰したいと、そろそろ思い始めました。FC2 同性愛Blog Ranking
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パフナイト★83●熱々☆Rainbow Arts 07●10年後なんて見当がつかないってのが「リアル」



 社会で働きながら、仕事とは別の形での「表現」や「活動」をしていると、やはり最大の関心事は「生活基盤が確保し続けられるのか」ということでしょう。

 Rainbow Arts2008の出展者の皆さんに「10年後は何をしてると思いますか」という質問を用意したのは僕なのですが・・・こういう漠然とした質問をして困らせるの、けっこう好きです(笑)。でも、思惑通り「生活」についての話が出てきましたね、とってもリアルな。

09●10年後なんて見当がつかないってのが「リアル」
  

10●女房持ちの男と不倫すると変わって来るわよ
  

 なにがあっても表現することをやめることが出来ない種類の人というのは、どんなに生活が困窮しても「表現する」という核が失われなければ、逞しく暮らしていけるものではないでしょうか。そんな強さが滲み出してくるトークではありました。

 でも実際問題。

 いろんな活動に積極的に動き回っている人が、自分は生活上は切羽詰っているにも関わらず、身を粉にして自分の自由時間を犠牲にし、次第に笑顔が消えて行く姿を見かけるにつけ、「無理して無いのかなぁ、大丈夫かなぁ」と思います。そこで「○○さん、立派なことをしていて偉いですね!」と無責任に煽り立てることは簡単ですが、周囲が本当にその人の健康状態までを考えて、生身の人間としての生活についてまで考えて言っているのかと考えると・・・かなり「微妙」なのではないでしょうか。

 くれぐれも、他者を無責任に煽って利用することの無いように。

 そして、煽られている自覚のある人も「そのこと」を見抜けるクールさを身に付け、時には「休む勇気」を持つことが、さまざまな活動を長く続けるための必要条件なのではないかと、最近いろんな人のことを見ていて思います。自分の「リアル」を見失ってしまうと、ボランティア・ベースでの活動というのは、ただただ疲れるだけですからね。FC2 同性愛Blog Ranking



『Rainbow Arts Exhibition 2008』

日時:2008年8月17日(日)~8月23日(土)
10:00~20:00(23日は17:00クローズ)
会場:全労済ホール スペース・ゼロ

※ 23日…13:00~17:00 クロージングパーティー
(軽食あり。13時よりイトー・ターリさんによるパフォーミング・アートを上演予定)

東京国際レズビアン&ゲイ映画祭14●レインボー・リール・コンペティション 監督・出演者TALK



 第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の最終日。「シェルター」の上映と監督トークに続いては、日本公募短編作品6本が一挙に上映される「レインボー・リール・コンペティション」が行われました。6本すべてを観た観客が投票を行い、得票数が多かったものにグランプリが与えられるというシステム。(他の日に上映された日本公募作品の「長編」は審査対象外。)

上映後、ドラァグ・クイーンのレイチェル・ダ・ムールさんの司会のもと、監督と出演者たちによるトークが行われました。ノンケさんもセクマイ当事者も大人も子どもも入り乱れてます♪

01●レインボー・リール・コンペティション01●監督・出演者紹介
  

02●レインボー・リール・コンペティション02●監督・出演者TALK
  

★上映された6本は次の通り。(解説文:映画祭公式サイトより。)

『青い種』
 初めて会う病床の父から、自分の出生の経緯を知らされるユキオ。更に父の真実の姿まで知る事となる。偶然か必然か、それはユキオの秘密と同種のものだった。「勝手なことばかり言いやがって。パーティーはいつ終わるんだよ?」実話を元にした狂想劇。

『オセロ』
 オセロ。それは言わずと知れた、白と黒の色を持つ石で遊ぶボードゲーム。白で挟めば黒は白に、黒で挟めば白は黒になる。そんな、みんなが当たり前と思っているルールを破る者が現れる。

『十年後』
 ゲイである綾瀬は、大学時代の元カレの死をきっかけに、亜希のもとを訪れる。亜希はその元カレの妻だった人…。元カレと別れてから十年が経っていた。亜希と話すうち、綾瀬は十年前の朝に引き戻されていく…。

『わたしが沈黙するとき』
 作家志望の恭子は、新しい小説を書き始めることがなかなか出来ずにいた。そんな時、恋人の利恵から「一緒に住もう」と言われるのだが、素直に喜べない恭子。引越し直前になっても踏み切れない恭子を、利恵は食事に誘う。話題は恭子が書き始めようとしている小説についてになり、そのあらすじを聞いてみるとそれはまさに…。

『HiBi-Chan』
 ひびちゃんとは「日々、ちゃんと生きている妖精たち」のこと。性別は全員♂。子孫繁栄方法は謎。そんな妖精たちが暮らす、とあるアパートでの物語。人間の♂と何ら変わらない行動をする彼らなのだが…。

『△サンカク』
 男と女が好きな男、タク。タクに降りかかった不幸をきっかけに、男が好きな男と、男が好きな女、そしてタクの母親が初めて出会う。そこに必要なのは愛だけ。だからあらすじも多くの言葉は要らない。ただ観ればいい。そうすれば観た後に残るのは、そう!



 え~っと。ここは僕の主観で運営している個人ブログなので、「どれも見応えがあった」などという優等生的な嘘は書きません(爆)。技術的には非常に洗練されていても、メッセージ性しかなくて薄っぺらだったり、べつに映画である必要がないんじゃないかと思うような演出の作品もあったり。

 僕が映画に求める条件である「光と影を映像独自の手法で描き出した奥行きのある作品」は、とても少なかったです。あと、ドキュメンタリーが1本も無く、シナリオをもとに撮影・制作したと見られる「フィクション映画」ばかりだったというのも気になりました。

 僕が投票したのは、も~う(自分の中では)ダントツに好きになった『わたしが沈黙するとき』っ!。映画の後半で、主人公がコンビニの中から同性の恋人に、何気ない視線を送るショットがあるのですが・・・そのなんとも言えない魅力的で多義的な表情が、強烈に心に焼き付きました。あの一瞬は、映画祭で観たすべての作品の中で最も印象的な場面だったと言っても過言では無いでしょう。今でも鮮明に思い出せますから。

 映画のクライマックスを、ありきたりの言葉とか扇情的な音楽で盛り上げるのではなく、ふとした日常の「なんでもない、ささやかな光景」で勝負する。これって表現としては凄く高度だし、まさに「映画を愛している人」にしか出来ない演出ではないかと驚嘆しました。「頼む!こういう作品こそが、グランプリを取る映画祭であってくれ~っ!」と念じながら発表の瞬間を迎えたのですが・・・果たして結果は?(つづく)FC2 同性愛Blog Ranking

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