新宿2丁目・レインボー祭り05●さらなる事情説明と、エイサー演舞

前回紹介したように、道路上にはなにも置けずに開催することになった今年の「第9回東京レインボー祭り」。例年ならば野外ステージで歌手のライブやドラァグ・クイーンの華麗なショーが繰り広げられるはずなのですが、今年はオープニング以降は時折お神輿が通る以外は、司会のエスムラルダさんが「軒下」に設けられた新宿二丁目振興会の屋台に出掛け、レポートをしたりして「つないで」いました。
17時を過ぎた頃でしょうか。仲通りに面した尾辻かな子事務所には、尾辻さんがやってきました。そして、「高いところからスミマセン」とことわりながら、窓から久々に大観衆の前での挨拶。そして、福島光生さん(新宿二丁目振興会長)とエスムラルダさんが、今年の開催事情をさらに詳しく語りました。(本当は下から撮りたかったのですが、イキナリ始まったので大慌てで撮影したので背後からの不思議な画になってます・・・笑)
03●尾辻かな子さん挨拶と、さらなる事情説明。
お神輿の四方には、ロープを持ったガードマンがガッチリと警護していました。
街角で、年に一度のお祭りすらも開放的に楽しむことが出来ないだなんて・・・。どんどんつまらない国になって行きますねぇ。「祭り」で健康的に発散できなくなったエネルギーは鬱積し、歪んだ方向に出口を求める「悪循環」が起きるだけなのではないかと、管理社会の行き過ぎた進行ぶりの果てに想像できる未来の姿を危惧します。
少し暗くなりはじめた18時頃からは、恒例のエイサー演舞が行われました。
04●エイサー演舞
そして。
なんと、まだ明るいうちに風船飛ばしのフィナーレを迎えてしまうことになったのでした。その模様は次回、紹介します。→FC2同性愛 Blog Ranking
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パフナイト★78●熱々☆Rainbow Arts 02●悠さんが「くま絵師」になった理由。

あ~なんか嬉しい。なにが嬉しいって、数年前からの友人である悠くんのことを、こんな風に自然に映像で紹介できる日が来たことが嬉しい。「ゲイの可視化をっ!」「そのために映像に出てっ!」とか、いわゆる「活動系」の目的意識に目を血走らせてリキんだ形ではなく(笑)、好きなことを語るという形なのが、いい。
かつて、レズビアンばかりが出入りしていた頃のパフスペースで、悠くんと僕はよく顔を合わせていました。「ミックスであること」の面白さを自然に求める感性を持った彼が実行委員長を務めているからこそ、今年のRainbow Artsはゲイばかりではなく、徐々にさまざまなセクシュアリティーの表現者が集い始めているのだと思います。
04●悠さんが「くま絵師」になった理由。
・・・飲み会やイベント等で会った際、ふとした瞬間に渡される「くま絵」に、何度も気持ちをほぐされてきました。初対面の人を「くま」か「犬」として描き、その作品を相手に渡すことで、あっという間に仲良くなる姿を何度も目撃しております。自称「鼻歌系」だという彼にとっての「アート」とは、人と人とを結ぶこと。そして、あたたかい記憶を創出し、保存することなのかもしれませんね。→FC2同性愛 Blog Ranking

『Rainbow Arts Exhibition 2008』
日時:2008年8月17日(日)~8月23日(土)
10:00~20:00(17日は16:00オープン、23日は17:00クローズ)
会場:全労済ホール スペース・ゼロ
※17日…16:00~19:30 オープニングパーティー(軽食あり)
23日…13:00~17:00 クロージングパーティー(軽食あり。13時より出展者によるパフォーミング・アートを上演予定)
トランスって?07●京都トランスジェンダー映画祭07●恋愛の場の「女役割」を引き受けるのが非常に苦手で・・・。

いろいろありすぎて記事が神出鬼没になっているこのブログ(爆)。新たな出来事を撮影したりすると、シリーズ掲載の記事が後回しになってしまったりするんです、ゴメンナサイ。
さて、5月31日に関西クィア映画祭の主催で行われた京都トランスジェンダー映画祭での、ひびのまことさんと遠藤まめたくんのトークは、今回を含めてあと3回分残っております。いちばん最後には、まめた君の口からすごく素敵なエピソードが飛び出したりもしますのでお楽しみに。今回の映像は、会場の方の発言が中心です。(掲載許可、ありがとうございました!)
08●恋愛の場の「女役割」を引き受けるのが非常に苦手で・・・。
「男」と「女」という、まるで「白と黒」しかないような区分けの仕方に、そもそも無理があるんですよね。しかし、そのことに全く疑問すら抱かない人たちも、かなりたくさん存在しているようですし、テレビから流れるCMや、雑誌に溢れる情報は、「白か黒か」に染まることを強制しているかのようにも感じられます。
そういう強迫観念から自由になって、逆に笑い飛ばせるようになったら・・・世の中が面白く感じられるのかもしれません。染まりたい人は染まればいい。染まりたくない人は染まらなければいい。その「どちらも」等価に選択できる世の中であれば、いいんですけどね。「どちらが、より優れている」という、自らの「イデオロギー」という色眼鏡に当てはめてばかりだと、大切な何かを見失ってしまうような気がします。→FC2同性愛 Blog Ranking