新宿2丁目・レインボー祭り02●2007年名場面02●ジュヌヴィエーヴさんのパフォーマンス

8月10日(日)に迫った今年のレインボー祭りを前に、2007年を映像で振り返っているこのコーナー。平山みきさんのショーが終わってネオンの花が色とりどりに咲き出した頃、登場したのはジュヌヴィエーヴさんでした。
●Junchanのサイトジオサイトよりジュヌヴィエーヴとは?
普段はG.O.Revolutionとしてクイーンのフレディ・マーキュリーへのオマージュをパフォーマンスしたりしているJunchanですが、この日は久しぶりに「女装」でのショーになりました。アップテンポとバラードの対照的な2曲でしたが、特に2曲目のショーには、特別な意味がありました。
02●「異邦人」
03●「難破船」
昨年は、この前日に行われた第6回東京プライドパレードの場でも、直前に亡くなってしまった元実行委員を偲んでBrass MIX!による「エルザの大聖堂の行列」の演奏が行われたりしました。パレードを歩き終えた直後に行われた追悼演奏の真剣さと、皆で静かに聴き入った一体感は、いまだに忘れられません。
あれから一年。昨年まで「当たり前」だと思っていたことは、実は一つも「当たり前」では無かったんだということを、思い知らされている今年の夏です。→FC2 同性愛Blog Ranking
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工藤静香リスペクト030●阿久悠トリビュートアルバム『歌鬼(Ga-Ki)』収録の「時の過ぎゆくままに」カバーは・・・色っぽい

音楽界の方ではトリビュートアルバム『歌鬼(Ga-Ki)』

特筆すべきは、この歌の歌詞が持っている「ユニセックスな魅力」が再確認出来たところ。歌っている人物が男でも女でも、成り立つように作られている歌詞なんですよ、この歌って実は。しかしジュリーが歌うとやはり「男性目線」の印象が強くなっていたのですが、静香姉さんが艶っぽく歌うことによって、「女言葉」として捉え返すことも出来ることが、より鮮明に浮かび上がっています。これは一聴の価値アリですよ!

阿久悠さんが原作を手がけ、ドラマの演出は久世光彦さん。1975年に時効を迎えようとしていた三億円事件を取り上げた連続ドラマで、当時人気絶頂だったジュリーのユニセックスで退廃的な魅力を存分に生かした魅惑的な作品だったようです。
どうやら藤竜也さん演じる高級クラブのマスターや、若山富三郎さんが演じる刑事は、三億円事件の犯人であるジュリーに惚れているということらしい(笑)。バイオレンスシーンやセックス描写など刺激的な場面も数多く、その過激な内容のせいか本放送後、一度も再放送されたことのない「伝説のドラマ」として語り草になっているそうです。
2001年にようやくDVD化され、マニアの間で熱狂的に迎え入れられたようで、ネット上には熱狂的なファンサイトも出来ています。YouTubeにドラマの一部分である「時の過ぎゆくままに」の歌唱シーンが載っているのを発見したので紹介します。70年代の香りが充満してますねぇ~。
●YouTubeより~時の過ぎゆくままに
第一話の最後の場面のようですが、たしかに、ジュリーと藤竜也と若山富三郎が思わせぶりな視線を交わしているように見えますね。「追う者」と「追われる者」っていう構造自体、とってもエロティックだし。あ~興味そそられる~見たい~!(笑)。久世光彦の描く退廃的な世界ってだけでも、も~たまらんっ!絶対にいつか買って見るっ!
●「悪魔のようなあいつ DVDセット1」
●「悪魔のようなあいつ DVDセット2」
●「歌鬼(Ga-Ki)~阿久悠トリビュート~ 」
そういえば静香姉さんの歌声って、「退廃美」とか「寂しい感じ」のセクマイ系作品の醸しだす雰囲気とマッチするようで。「Ice Rain」が映画『新宿ボーイズ』で使われていたり、昨年のシングル『雨夜の月に』が昼ドラで放送されたドロドロ・レズビアンドラマ「麗わしき鬼」に使用されたり・・・なにかと縁がありますねぇ。
あと、YOSHIKI作曲のシングル『深紅の花』のPVは、なにげにレズビアン的な描写が濃厚に描かれていたりなんかするんですよ。(ただし「禁断の果実」とセットだけど。爆)
●YouTubeより~深紅の花
ラスト近くが結構過激で、気付いたときにはかなりドキッとしました。…退廃美、ここに極まれり。→FC2 同性愛Blog Ranking