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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-08
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パフナイト★87●熱々☆Rainbow Arts 現地突撃取材02●悠さんの「東京くまくまパレード2008」には、1600匹のくまさんが参加



 東京でのプライドパレードが行われなかった今年の夏ですが、Rainbow Arts2008の会期中、西新宿の会場では1600匹のくまたちによるパレードが開催されていました。

●「東京くまくまパレード2008」by悠さん
  

 実際、遠くから見るとレインボーの天の川がたくさん流れているかのように見える作品なのですが、近付くほどに一匹一匹、細かく描き分けられたくまたちの様々な表情が見えてきて驚かされます。

 僕は初日の夕方にも観に行ったのですが、すでに開場しているにも関わらず、悠さんはくまたちを貼り付けている最中でした(笑)。実行委員長の激務をこなしながら、自身の作品ではこれだけの手間のかかることを構想し、実際に制作していたとは・・・。一匹一匹切り取るのも大変な手間ですよね。Rainbow Artsの他の参加アーティストにも手伝ってもらいながらの作業だったそうで、まさに悠さんの好む「コミュニケーションを生む共同作業」が実践されていたようです。

 ところで。くまたちはなぜ「1600匹」なのかというと、2000年に復活開催された時の「東京レズビアン&ゲイパレード」の名簿登録参加者が、その数だからなんだとか。この作品に関する感想は、公開のWeb上ではろんちゃんのテキトー日記、そして砂川秀樹さんのホームページの8月21日の日記に掲載されていますよ。

 また、悠さんのブログでは現在「【プレゼント企画】あなたのおうちに、くまちゃんが帰ります」を実施中。なんと「東京くまくまパレード2008」に参加したくまたちが、希望者の「おうちに帰る」ことになるそうです。悠さんのアートは、まだ終わってはいないんですね。FC2 同性愛Blog Ranking
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かながわレインボーセンターSHIP・Presenceキャンペーン02●あなたはどう教えますか?「同性愛・多様なセクシュアリティと教育」01●導入は「知識チェック」から



 前回紹介したかながわレインボーセンターSHIPの活動説明に続いては、砂川秀樹さんによる講演が行われました。ふだん、砂川さんが教壇から「セクシュアル・マイノリティについて」語るとき、どのような方法で行っているのか。そしてどのような問題意識を持っているのかが語られました。

砂川秀樹さん講演01●導入は「知識チェック」から
  

 まず導入で○×式の知識チェックを行い、参加者それぞれの「既存の考え方」を意識化させるわけですね。

 砂川さんといえば当ブログでは、今年の2月に行われたパフナイトで「カミングアウト・レターズ~編者がパフにやってくる」に出演していることでもお馴染みですね。

RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」

 この本は「カミングアウトの多様性」を、奇を衒わず正攻法で、なおかつ「わかりやすく顕在化」させた本として、非常に画期的な出版だったのではないかと僕は思います。「親と子」「教師と生徒」の手紙に記された「言霊」のぶつかり合いによって、人としての普遍的な深い感情を揺さぶられます。セクシュアル・マイノリティー当事者だけではなく、広く共感を持たれる可能性を秘めた好著です。

 また、この本の出版がその後、NHK『ハートをつなごう』で「ゲイ/レズビアンシリーズ」の開始が実現する際に「最後の一押し」にもなったという意味で、今年の動きを(結果的に)牽引している本でもあります。まだお読みでない方はぜひ。

記事INDEX
01●SHIP活動説明~情報がいちばん伝えにくい層に届けるために
02●砂川秀樹さん講演01●導入は「知識チェック」から
03●砂川秀樹さん講演02●多様な性の組み合わせ
04●砂川秀樹さん講演03●誤解が根強いのはなぜ?
05●砂川秀樹さん講演04●問題点/課題
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭16●「カミングアウト・ウエディング/ Out at the Wedding」出演者TALK01●嘘から生まれた不思議な関係



 第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のクロージングを飾ったのは、ノンケ女性が、彼氏のことを隠すために家族に「レズビアンである」と嘘のカミングアウトをし、すんなりと受け入れられてしまったことから巻き起こるドタバタを描いた痛快コメディーでした。

 より「レズビアンらしく」見えるにはどうすればいいのか。レズビアン・バーに出掛けたりして一生懸命に研究する主人公の姿が面白く、なによりもこんな発想の映画を見たことが無かったのでビックリしました。上映後のトークでは、上映前にもチラッと姿を見せたキャシー・ドボーノさんとジル・ベネットさんが登場。司会のマーガレットさんはこの映画で、ゲイとしての「アイデンティティを疑ってしまった」と告白したところ、上の画像のような光景が繰り広げられることになりました。

01●マーガレットさんのアイデンティティー・クライシス!!
  

02●嘘から生まれた不思議な関係
  

★作品解説(映画祭公式サイトより) 

 嘘から生まれた不思議な関係。レズビアンのふりって難しい!?


 第15回映画祭クロージング作品『ガール・プレイ』のリー・フリードランダー監督。彼 女の最新作が早くも登場、今年のフィナーレを飾る! 彼氏の存在を家族に隠しているアレックス。妹ジェニーの結婚式で、小さな嘘が誤解を生 み「レズビアン」とカミングアウトしたことになっちゃった! ところが保守的だと思っていた家族がアレックスの「性指向」をあたたかく受け入れるか らおかしなことに。真実が言えないアレックスは親友ジョナサンの作戦に乗るが...。 NYスタイルのハイセンス・コメディ!

 トークに出演したキャシーさんとジルさんは、共にレズビアンであることをカムアウトして女優活動を行っています。トークの最中、笑い方が似ているなぁ~と思っていたら、なんと付き合っているんですって。

 次回以降は、そんな2人の活動における良いこと、悪いこと。そして、「レズビアンとしての」今後のビジョンが率直に語られます。FC2 同性愛Blog Ranking

パフナイト★86●熱々☆Rainbow Arts 現地突撃取材01●イトー・ターリさんのパフォーマンスで乳房(乳首!?)が乱舞!



 前回まで掲載したトーク「熱々☆Rainbow Arts」に参加したパネリスト&司会者たちは、17日~23日まで開催されていたRainbow Arts Exhibision2008に、果たしてどんな作品を出品したのでしょうか?

 それを知るべくパフナイトスタッフのakaboshiが、最終日の会場にカメラを持って突撃取材してまいりました。まずは、23日(土)13時からクロージングパーティーとして行われたイトー・ターリさんのパフォーマンスを収録。ところがとんだハプニングが・・・!!

イトー・ターリさんパフォーマンス●Rainbow Arts Exhibition 2008
  

 ち・・・乳房に襲撃されるだなんてっ!ゲイとしてはあるまじき悪夢っ!(爆)

 実際は30分ほど行われたパフォーマンスなのですが、映像ではダイジェストにさせていただきました。最初は緊張気味に眺めていたギャラリーも、終いには乳房と戯れて無邪気な童心に返ることの出来た、観客参加型のパフォーマンスでした。

 ところでターリさん。このパフォーマンスの出来がちょっと残念だったようです。

もっとエロティックにしたかった ~イトー・ターリさんインタビュー
  

 ぜひ来年も参加してリベンジして欲しいですね。あと、ターリさんの使ったこの大きなゴム製の乳房。これを見て会場に居たゲイの方が「乳首」と呼んで激しく弄んでいたことが、ターリさんにとっては意外で新鮮で面白かったそうです。

 なるほど~。ゲイ的な目線としては、女性の乳房の「膨らみ」には、あんまり興味が無いですから、先端の「乳首」に目が行きがちなのかもしれないですね~。逆にノンケ男子は「膨らみ」に目が行くのかもしれませんから、このゴムの巨大な物体を見せて「乳房」と言うか「乳首」と言うかで、ゲイかどうかが判別できるのかも・・・な~んておバカな会話をしてしまいました(笑)。

 さて次回は、パフナイトでは司会を担当していた悠さんの作品「東京くまくまパレード2008」を紹介します。お楽しみに!FC2 同性愛Blog Ranking

かながわレインボーセンターSHIP・Presenceキャンペーン01●SHIP活動説明~情報がいちばん伝えにくい層に届けるために



 8月2日(土)、真夏の真っ最中の非常~に暑かった日。横浜駅西口のかながわ県民センターにて「かながわレインボーセンターSHIP」によるキャンペーン「Presence2008」の公開イベントが行われました。

 同会場で行われた第15回AIDS文化フォーラムin横浜に参加する形で行われたキャンペーンでは、東京メトロポリタンゲイフォーラムの協力により世界のLGBTに関する写真パネルなども展示。2階ホールで行われた公開トークイベントは『あなたはどう教えますか? 「同性愛・多様なセクシュアリティと教育」』というタイトルで、実際に大学などで教鞭に立っている砂川秀樹さん、クレア・マリイさんが講演を行いました。当ブログでは、砂川さんの講演を後日、紹介させていただきます。

 ではまず、イベントの冒頭に行われた「SHIP」代表のシンジさんによる活動説明を、今回は映像で御紹介します。スライドを映すために場内が非常に暗くなっており、映像も不鮮明になってしまいました。「音」だけでも聴いていただければ大体、内容はつかめるかと思います。

SHIPの活動01●大切なのは学校との連携
  

SHIPの活動02●情報がいちばん伝えにくい層に届けるために
  

 HIV/AIDS関連の予防啓発活動を行っているコミュニティーセンターとしては、厚生労働省からの支援を受けたところが既に4か所、全国にあります。「SHIP」は後発組ということで、神奈川県健康増進課の支援のもと、独自の方法論を持って活動を進めていることがわかりますね。

 特に「学校との連携」をとるために、あえてゲイバーや繁華街などの商業施設とは離れた場所に開設 することで、学生やクローゼットの人でも気軽に立ち寄れる場所であることを特色として打ち出しているようです。たしかに、「新宿二丁目」とか「堂山」というのは、そこに行き慣れた人々にとっては居心地の良い場所なのですが、抵抗感を持っている人々も少なからず(というよりも結構たくさん)いますからね。

 ただ、そんな「SHIP」も開設までには紆余曲折あったようで。入居しようとしても管理人が「HIV」「同性愛」という言葉に過剰反応し、13カ所に断られたとのことですから苦労がしのばれます。

 また、SHIPではいかに「情報の届けにくい層に届けるか」をモットーとしているようで、この日もスタッフの多くはイベント開始前に朝から逗子の小坪海岸 に出掛けて、コンドームを配布する活動(アウトリーチ)を行ってから、そのまま会場に来たそうです。いわゆる「真面目な感じの」イベントなのに、スタッフの方々が短パンだったりタンクトップ姿だったり、やたら肌が真っ赤に日焼けしているのは何故だろうと思っていたら、そういうことだったんですね(笑)。

 この日は、終了後には「SHIP」で懇親会も開かれたので、ブログ友達のDASS君らと共に参加しました。初めて行ってみたのですが、白のイメージで統一された室内は清潔感に溢れ、スタッフも若い人が多くて温かい雰囲気があって、久々に大笑いして腹筋が痛くなる思いをしながら過ごしました。・・・シンジさんの「真の顔」もチラッと垣間見たし。ね~DASS君(爆)。

★SHIPでは9月6日(土)に、開設1周年を記念するパーティーを開催するそうです。まだ行ったことの無い人には、いい機会なのではないでしょうか。(以下SHIPスケジュールより転載)

日 時 9月6日(土)18時30分から20時30分
場 所 かながわレインボーセンターSHIPにて
会 費 お一人様1,000円

なお、ご参加にあたりましては9月5日までに下記までご一報頂けると幸いです。SHIP来場者の皆様や行政・教育・医療関係、LGBT団体関係者様など、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
亮介
ryousuke@y-cru.コム (コム→comに変えて送信してください。)

 さて次回は砂川秀樹さんの講演を御紹介します。

記事INDEX
01●SHIP活動説明~情報がいちばん伝えにくい層に届けるために
02●砂川秀樹さん講演01●導入は「知識チェック」から
03●砂川秀樹さん講演02●多様な性の組み合わせ
04●砂川秀樹さん講演03●誤解が根強いのはなぜ?
05●砂川秀樹さん講演04●問題点/課題
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